▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第21節、ノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸と対戦した。
第15節ではホームのカシマスタジアムで、濃野のゴールにより1-0と勝利した神戸とのアウェイゲーム。昨シーズンのリーグ王者から"ダブル"を獲るため、アントラーズは序盤からフルスロットルで神戸に立ち向かった。
累積警告での出場停止によりエースの優磨を欠いたが、久々の先発出場となったチャヴリッチが前線からチームをけん引し、試合の流れをつかむ。そして8分、名古の右CKからそのチャヴリッチが見事なヘディング弾を決め、神戸から早々にリードを奪った。
しかしその後、アントラーズは勢いを失う。18分、カウンターから武藤に左足シュートを決められ、同点にされる。決して油断やミスがあったとは言えない展開から、完璧なゴールを奪われたことは少なからず選手たちにショックを与えた。
ここから前半は完全に神戸のペースで試合を運ばれる。そして38分、CKからマテウス トゥーレルに決められ、1-2でハーフタイムに入った。
後半開始となっても、試合は神戸のものだった。62分には、大迫に手痛い3点目を決められる。その後、柴崎が交代出場でピッチインしてからアントラーズは徐々に神戸ゴールへ迫るが、決定力に欠く場面が目立った。
結局、試合は1-3という結果で悔しい敗北となった。最後の最後まで神戸ゴールへ襲いかかる選手たちの姿には胸を打たれたが、ただただ、結果が伴わなかった。
それでも、試合後、アウェイゴール裏から激励のコールが飛んだ。この声にいつ応えることができるか。真価が問われる時が来た。
【この試合のトピックス】
・垣田がJ1通算100試合出場。



神戸は決定機をしっかり決めてきた。それに対して、我々は決定機を活かすことができなかった。
今日の前半は我々らしくなかった。今までやってきたことを見せることができなかった。決定機を決められなかったことよりも、そのことの方が痛かったと思っている。
Q.悔しい敗戦となった。ただ、試合後、サポーターからは拍手で迎えられた。その姿について監督はどう感じている?
A.本当に、ファン・サポーターの皆さんには感謝しかない。アウェイでもホームと同じような雰囲気を作ってくれて、ホームと同じぐらいのエネルギーで我々を後押ししてくれている。
ファン・サポーターの支え、声援を受けて、我々も皆さんにリスペクトを示し続けて戦うことができているのも、好成績につながっていると思っている。これだけ素晴らしいものを我々が力に変えて、皆さんに対するリスペクトを示し続けることができれば、いい結果を得ることができると思うし、もっと上に行ける。
選手ともよく話をするが、我々はミスをすることもあるし、チャンスを外すこともある。調子がいい日もあれば、そうでない日もある。ただ、ハードワークすること、100%の力を出すこと、勝利への執着心を見せること、ファン・サポーターの皆さんのために戦うという姿勢を見せること。それは欠かしてはいけないと伝えている。皆さんはそこも見ていると思う。今日は勝ち点3を取ることができなかったが、その選手たちの姿を見てくれたからこその反応だったと思っている。
Q.優磨選手が不在で戦った今日の評価は?
A.前半の戦い方ではなく、後半の戦い方をしたかったというのが本音。選手の特長はそれぞれある。優磨がいないからチャッキーを入れて同じことをしてもらおうとは思っていない。優磨の特長は、タイミング良くライン間に落ちてきてボールを収める。そして、周りの選手が背後を取っていくのを活かすというプレースタイル。
前半は相手のライン間を使っていくことができなかった。今日はチャッキーが背後に抜けるプレースタイルの選手なので、それ以外の選手がいかにライン間でボールを受けて、タメを作っていくことが必要だという試合だったが、それが前半はうまくできなかった。一度だけ、雄太がライン間を使って起点を作り、そこから名古のビッグチャンスがあった。
背後を素早く狙っていくというところは狙いを持って臨んだ一戦だったが、ボールを動かしながら背後を取っていくということが前半はできなかった。そこは準備してきたものとは違った前半だった。後半は狙いや質を見せることができた。チャッキーの決定機、キミの決定機、そこは我々の狙った形で崩すことができた。
なぜ、前半の出来が痛かったと言ったのか。これがまだ始動後間もない時だったら仕方がないが、そうではない。チームとしてやるべきことを全員が理解してそれを体現していける時期である。それを示すことができなかったことが痛かった。
トレーニングで準備する時間が足りなかったのかと言われると、そうではない。我々が時間を費やして、積み上げてきた。今日はトレーニングでやってきたことをピッチで見せることができなかった前半だった。それがすべてだと思う。
コンディションはいい。今日は優磨が出ることはできないが、自分も優磨のような活躍ができるよう、ベストを尽くしていく。
神戸は、前半戦こそ勝利したが、苦しい試合展開だった。今日の試合も難しい試合になることは覚悟している。ただ、やるからにはどの試合でも勝ち点3を目指して戦う。相手の戦い方は全員が理解している。自分たちのやるべきことをピッチで体現できればいい結果がついてくると思っている。神戸には技術が高い選手が多くいる。それに対してアントラーズはチーム力をストロングとして戦っている。そういう意味でこの試合はいい戦いになると思う。
【佐野 海舟】
前回対戦時はチームとしてつながりを持って組織として戦うことができた。誰かが欠けていたらあのような結果にはなっていなかったと思う。それを引き続き、やることが大事だと思う。相手も対策をしてくる。ただ、こちらもしっかりと対策をしている。相手は個人個人の技術が非常に高い。それに対して、チーム力で上回っていけばいい結果を得られると思う。
なかなかいい結果が得られていないが、確実にチームとして進歩している。この試合で結果を残すことができれば、一気に流れに乗っていけると思っている。勝利するという気持ちを常に持ちながら挑んでいく。
みんなの特長を出していけるように、自分はバランスを見ながらプレーしていくことが、今のチームでは求められている。周りをどう活かしていくか、どういい影響を与えていくかを考えてプレーしていくことが、今のチームにはプラスになると思う。その中でも、自分の武器をいつでも出せるように準備はしていく。
決定機には何度か絡むことができたが、自分の特長であるライン間でボールを受けて起点になるという部分を出すことができなかった。久しぶりにスタメンで試合に出て少し感覚も違った。ただ、チャンスに関わることができたことはポジティブなこと。それをプラスに捉えてやっていくしかない。
先制できたことは良かったが、そこからの戦い方が良くなかった。失点の場面も良くなかった。厳しい試合になってしまったと感じている。
【知念 慶】
時間が経つにつれて、段々と相手の質と強度についていけなくなった。なかなか流れを自分たちの方に持ってくることができなかった。
自分たちがボールを持つ時間がなくて、前へのパスはロングボールになってしまった。なかなかライン間でボールを受けることができなかった。それが今のチームの課題。もう少しボランチの自分も含めて、ボールに関わって、少しずつ前進していく形を作っていかないといけない。特に今日のような暑い場合、そこを改めて感じる試合となった。