
前節で川崎Fとドローに終わった鹿島が、今節では横浜FM相手にホームで1-2とまさかの失態を犯した。中澤、栗原と主力センターバック2人を欠き守備重視で引き気味の横浜FMに対し、前半から圧力をかけた鹿島だったが、11分にセットプレーから、そして55分には一瞬の隙を突かれ2点目を失い悔しい敗北に終わった。
序盤、悪化したピッチコンディションにもかかわらずボールを回し、守備重視の相手を揺さぶった鹿島だったがなかなかシュートチャンスを見出すことはできない。すると11分、セットプレーからのこぼれ球を熊谷に押し込まれ横浜FMに先制点を許してしまった。
必勝を期して臨んだホームゲームだけに先制されたという屈辱に耐えられないかのようにこの後、鹿島は攻め急ぐ場面が多くなる。しかし集中力の欠如からか、パスミスの多さと運動量の少なさが目立ち、前半は全くいいところを見せることなく戦い終えた。
前半のアディショナルタイム、レナトに対するマルキーニョスの危険なプレーで横浜FMが1人少ない状況になったところを見て、ジョルジーニョ監督は後半の頭から本山、本田を投入し、中盤の布陣をダイヤモンド型に変更した。するとボールがうまく回るようになり、同点シーンが近づいていることを期待できる展開となったが、少し状況を改善すると次の落とし穴が待っていた。
55分、小野の突破を許し、最後は相手の大黒柱である中村に決められ、スコアを0-2とされた。ここから鹿島は57分、岩政を下げジュニーニョを投入し、更に攻撃重視のスタイルに変更したが、なかなか相手の堅守を崩すことはできない。結局、7分もの長時間を与えられたアディショナルタイムで、大迫が落としたヘディングから興梠がクロスバー直撃のダイレクトボレーを放ち、その跳ね返りをジュニーニョが押し込み1点を返すのが精一杯だった。
余りにも不甲斐ない戦いぶりに試合後、カシマスタジアムはブーイングに包まれた。しかしそれにも激高する選手は1人もおらず、全員が自分たちの失態を重く受け止めた。この屈辱を晴らすには次節から本当に生まれ変わったプレーを見せるしかない。長いシーズンの中、鹿島は本当の試練の時期に入ったのかも知れない。















・お互いに声を掛け合い。マークの受け渡しをより確実にしよう。
・前半のような集中力や気持ちでは勝てない。勝利への執念を1つ1つのプレーで表現しろ!
・前半の集中力を後半45分維持すること。
・守備は粘り強く、攻撃は最後までやりきること。
・(交代策に関して)ドゥトラと相手のドゥトラをぶつけるという狙いがあったが、うまくいかなかった。レナトはイエローももらっていたので危険性があるかと思い、交代させた。後半は相手が引いて守ることは明白だったので、ボールを散らせる本田を入れて、小笠原、柴崎を前にして本山のスルーパスなどを期待した。残念ながら集中力に欠けて2点目を取られてしまい1点は返したものの、結果的に敗戦したので責任は私にある。
後半からダイヤモンドの布陣という指示だったが、相手がブロックを作って守ってきた。相手をはがそうという作業もしたがうまくいかなかった。自分も決められなかったし、チームを乗せようと思ってプレーしたが、もう少し攻め急がないでやれば良かったと思う。(2点目の)失点シーンは相手のファウルだと思って足を止めたところもあった。
【青木 剛】
相手は先制して無理することなく、カウンターを狙って来た。10人になってからは1人を前線に残して全員で守っていたし、人数の少なさをカバーするために運動量を多くしていた。両チームとも条件は同じという前提だが、ピッチ状況が悪くパスを出しても止まるので、いつも以上にコントロールに気を使わないといけなかった。今後も周りと協力してサポートし、カバーしながらやっていくしかない。
【岩政 大樹】
特に前半はひどい試合をしてしまった。それも自分たちで蒔いた種。この2試合、スコアが変わることでチームの姿勢やサッカーが変わってしまっている。最低限、戦わないといけないし、気持ちを見せないといけない。まずは、結果を求めるよりもそれぞれ選手個々が戦えているかどうかを自分自身に問わないといけないと思う。
本田選手、西選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。