
序盤から猛攻を食らいながらもしっかりと守りきり、後半に小笠原の今季初ゴールで先制した鹿島だったが、最後は不運な判定もあり、終了直前のPKからのこぼれ球を押し込まれ、1-1のドローに終わった。
前半、レアンドロ ドミンゲス、ジョルジ ワグネルを中心に攻め込んで来る柏に対し、鹿島は全員が必死に守り、得点を許さない。特にこの試合がドイツ移籍前、日立台でのラストゲームとなる酒井が陣取る右サイドからリーグ随一の厚みある攻撃を仕掛ける柏に対し、この日、累積警告による出場停止で新井場を欠く鹿島は左サイドバックに守備力の高い青木を入れ、相手の攻撃を集中力高く凌ぎきる。またレアンドロ ドミンゲスの絶妙なFKを曽ヶ端がスーパーセーブで防ぐなど、守備陣の安定感は全盛期の鹿島に近いものがあった。
柏の猛攻に耐えた鹿島は後半に入り、遠藤のキープ力からチャンスを見出す。そして50分、遠藤が右サイドでドリブルから興梠へパス。このボールを興梠が落とし、走り込んだ小笠原がドリブルでカットインしながらの左足ミドルシュートで待望の先制点を鹿島へもたらす。このキャプテン小笠原の今季初ゴールで勢いづいた鹿島はその後も同点へと焦る柏を尻目に冷静な試合運びを見せる。またジョルジ ワグネルの強烈なミドルシュートも曽ヶ端が止めるなど、攻められながらもアウェイでの勝点3へ徐々に近づいていった。
だが、サッカーの神様はまたしても鹿島に試練を与えた。アディショナルタイムも3分が過ぎた試合終了直前、ゴール前の混戦で西のプレーがハンドと判定され、PKとなる。そしてレアンドロ ドミンゲスが蹴ったPKを一度は曽ヶ端が止めるが、そのこぼれ球を近藤に押し込まれ、1-1とされた。
その後、鹿島のFKからの競り合いで柏の選手にハンドがあったようにも見えたが、ノーファウルの判定で試合は終えた。相手の猛攻をしのいだ上での先制、そして逃げ切りというお家芸の戦い方をついに取り戻したと思われたが、最後の最後でおいつかれた鹿島。不可解なPKでの失点前、大迫が菅野をかわしながらもゴールを決めきれず追加点が取れなかったことも、勝点3を得ることが出来なかった原因かも知れない。だが強い柏相手に鹿島らしいスタイルで翻弄したことは今後の戦いにつながることだろう。次こそは勝利を見たい。




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・声がかれるくらい、お互い指示を出し、献身的に動け。
・リスクマネージメントをしっかりと。特に攻撃でボールを失った後のカウンター攻撃には気をつけること。
勝ちきりたかったし色々な思いのある試合だったので勝ちたかった。今日、外国人レフェリーが笛を吹くことは聞いていない。僕たちは人生をかけてプレーしているし、説明があってもいいと思う。ただ勝ちきれなかったことをレフェリーのせいにするのでなく、改善しなくてはいけない。
【山村 和也】
(笛の)基準が今までと違った。外国人レフェリーなので注意しろというのは言われていた。最後まで守り切りたかったが出来なかった。もうひと踏ん張り出来れば良かった。
大迫選手、西選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。