
18年振りの単独最下位を脱出するため、2007年以来勝利より遠ざかる広島の地へ乗り込んだ鹿島だったが、25分に佐藤寿から先制点を決められると後半開始10分後には新井場が大崎を倒したとしてレッドカードを宣告される苦しい戦いを強いられた。そして71分にはその大崎から追加点を決められ、結局、鹿島は0-2と完敗を喫した。これで開幕以来、リーグ戦では無得点、そして3連敗とクラブ史上初のどん底スタートとなり、最下位から脱出することは叶わなかった。
序盤、ブロックを形成して攻め込ませない広島に対し苦戦を強いられる。今週火曜のナビスコカップ神戸戦では随所に見られた中盤の連動性も広島の厳しいチェックにうまく発揮できず、徐々に攻め込まれる。そして25分、左CKのこぼれ球から最後は佐藤寿に押し込まれ、失点を喫してしまう。
その後も何とか同点にしようと攻めどころを探すがなかなか前線の大迫、ジュニーニョへボールが届かない。結局、前半45分は広島に主導権を握られ、1点ビハインドでハーフタイムとなる。
後半に入ると、遠藤が少し前めのポジションを取り中盤のバランスが改善される。これでセカンドボールも拾えるようになった鹿島にチャンスが増え始める。しかしその良くなりつつあった流れもレフェリーの判定により一瞬にして変わってしまう。55分、フリーになった大崎を新井場が果敢なタックルで止める。これはボールに行っていたように見えたが、レフェリーの判定は得点機会阻止によるレッドカードだった。猛烈な抗議を見せたアントラーズサイドだったが、もちろん判定は覆らない。
1人少ない状況となり59分、ジョルジーニョ監督は小笠原、ジュニーニョを下げ、青木と興梠を入れるなど全体の運動量を上げる交代策を取る。また76分には遠藤に代え、これがリーグ戦初出場となる昌子をピッチへ投入するなど大胆な指揮でチームを活性化させる。
しかし最後の最後まで鹿島は広島ゴールを割ることができず、結局0-2と開幕3戦連続無得点、3連敗という不名誉な記録を打ち立てることとなってしまった。18年振りの単独最下位を脱出するはずが、他チームとの差を広げる結果に終わってしまった鹿島。チームを浮上させるためにも今、鹿島に必要なのはどんな形でもいいから、ゴールという薬だ。この得点力不足を解消しない限り、今後も苦しい戦いは続くだろう。

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・ピッチに立っている時は常に集中力を絶さず、頭を使ってサッカーをしよう。
・ひとつひとつのプレーに積極性と戦う姿勢を見せてほしい。
・攻めている時のカウンターに注意すること。
・ゴール前、ねばり強く続けること。
・攻から守の切り替えの際、よいポジションをとろう。
・走り抜いて、最後まで0-0の気持ちで戦おう。
(退場となったプレーは)きれいなタックルだと思ったんだけど。しょうがない。3連敗したことは退場以前の問題。違うとらえ方をして戦っていかないと、今後も厳しい戦いになる。
【遠藤 康】
またセットプレーからの失点だったので失点の時は気持ち的に落ちた部分があった。相手のプレッシャーが厳しく、慌ててしまった部分もある。もっとチャンスも作れたと思うし、どんな勝ち方でもいいから勝ちたい。負けたとはいえ、チャンスはあったから落ち込む必要はない。
【曽ヶ端 準】
残念です。序盤はどっちに流れが行くか分からない展開だった。上手くいっているならああいうところで失点しない。人数が少なくなってからもカウンターから狙えていた。
【岩政 大樹】
悔しい結果で残念です。毎回、セットプレーで先制されているので、そこはみんなで意識しないと。シーズンの最初は先制点が大きい。自分たちのやりたいことを今一度、話したいと思う。全試合に負けるようなサッカーをやってるわけではない。
昌子選手、山村選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。