
東日本大震災から1年を経て新たなシーズンの幕開けとなった今季開幕戦だが、鹿島はジョルジーニョ監督のデビューマッチを白星で飾ることはできなかった。前半こそ0-0で折り返したものの、後半にセットプレーからの失点で0-1と仙台に競い負けしてしまった。被災地同士の対決ということで国内外から注目を集めたこのゲームを落とし、新生アントラーズにとってはほろ苦い開幕スタートとなった。
前半、引き気味でカウンターを狙う仙台に対し、鹿島はアウェイゲームにもかかわらず果敢に前へ出て、主導権を握ろうとする。ダイヤモンド型の中盤に入った青木、増田、小笠原、本山が細かいパス交換をしつつ、前線のジュニーニョ、大迫の飛び出しへ呼応してのラストパスを狙う。さらには両サイドバックの新井場、アレックスも何度も前線へ顔を出し、仙台守備陣を揺さぶった。
しかしホームの大観衆を背に戦う仙台を崩し切ることは難しく、逆に両サイドをつかれるシーンも多くなり、新井場、アレックスの動きを限定されてしまう。そんな中、前半アディショナルタイムには小笠原のFKから中田が見事なヘディングシュート。先制点を奪ったかに見えたが、これは相手GK林のビッグセーブに阻まれ、結局前半を0-0で折り返した。
後半に入ると、今度は仙台から攻められるシーンが多くなる。そして62分、逆にセットプレーから仙台へ先制点を献上する。太田の右CKからファーの赤嶺に折り返されたところ、一瞬の隙を突かれ、この試合が仙台デビュー戦となる上本に決められた。
1点ビハインドとなった鹿島だが、ここであきらめることなく小笠原や途中交代の柴崎、遠藤らが仕掛け、同点を目指す。特に試合終了間際には猛攻を見せるが、ホーム開幕戦での勝利を熱望する仙台の堅守を最後まで崩すことは出来なかった。
「セットプレーに注意と試合前に言っていた」と会見で話したジョルジーニョ監督だったが、「それでも同点、逆転を目指し手を取り合いながら戦う選手たちの姿勢が見られたことは収穫だった」とデビューマッチでの敗戦にも前を向いた。確かに新たな船出を勝利で飾ることができなかったことは痛いが、シーズンはまだまだこれから。次はホーム開幕となる川崎F戦。サポーターの歓喜が聞こえる試合結果をつかみたいものだ。

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・チャンスがあれば、積極的に低い弾道のシュートを打っていこう。
・相手がアクションを起こしたら。素早いリアクションで対応しよう。
・厳しくプレー出来ている時こそ冷静な判断をすること。
前半は自分たちのペースだったけど、後半の立ち上がりから仙台のペースになった。点を取られてからまた自分たちのペースにはなったと思う。片方のエリアでのプレーが多くなってしまったので、サイドチェンジをもっとやれれば良かったが、ボールを散らせなかった。もっと試合に長く出られるように頑張る。
【大迫 勇也】
勝ちたかった。繋ごうとしすぎて中途半端になった。チャンスはあったと思う。仙台が引いてカウンターという狙いは分かっていた。自分がボールを持てたのがサイドでしかなかったのでそこからクロスやシュートを狙ったが、真ん中でもっともらえるようにしないといけない。
【青木 剛】
勝って勢いをつけたいという気持ちだったが、残念な結果になってしまった。でも悲観するのは良くないので修正してアントラーズのサッカーを信じて続けることが大事だと思う。修正点は全体的にあるが、特には連係面など。今日負けたからと言って全て悪いと言う訳ではない。
増田選手、小笠原選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。