レオが決めた!川崎Fとの激闘は、ウノゼロ勝利!
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド EAST 第6節、アントラーズはメルカリスタジアムで川崎フロンターレと対戦した。
前節に続き、メルカリスタジアムで迎えたこの一戦。鬼木監督が2024シーズンまで率いていた川崎Fとの対戦ということもあり、開場前から多くのアントラーズファミリーがメルスタに駆けつけた。また、この試合は「明治安田SPECIAL MATCH 〜超えよう2026〜」として開催された。
試合は立ち上がりから拮抗した展開となる。川崎Fにボールを保持される時間がありながらも、アントラーズは落ち着いて対応。守っては植田、テヒョンを中心とした最終ラインが冷静に対応し、相手に決定機を作らせない。
一方、攻撃ではこの日、スターティングメンバーに入ったボランチの樋口が小気味いい動きを見せ、前線の荒木、優磨、レオ セアラとともに細かく絡みながらゴールへ迫る。8分には優磨のパスを受けたレオが左足で狙い、10分には三竿の浮き球スルーパスにチャヴリッチが飛び込むなど、惜しい場面を作り出した。
その後もアントラーズはセットプレーを軸にチャンスを作る。だが、相手GKブローダーセンの好守もあり、前半は0-0で折り返した。
後半に入っても、試合は緊張感のある攻防が続く。アントラーズは樋口のCKやFKから波状攻撃を仕掛け、レオがゴールを狙うが、あと一歩のところで川崎F守備陣に阻まれる。
だが79分、ついに試合が動く。途中出場でメルスタのピッチに立った柴崎が前線へ浮き球のピンポイントパスを送り、優磨が頭で落とす。そこに反応したレオが落ち着いて押し込み、待望の先制点を奪った。均衡を破る価値ある一撃に、メルスタのボルテージは一気に最高潮へ達した。
終盤は川崎Fの反撃を受ける時間帯もあったが、アントラーズは最後まで集中を切らさない。知念、田川ら途中出場組も含め、全員で体を張って戦い抜き、1-0のクリーンシートで試合終了のホイッスルを聞いた。
緊張感溢れる展開のなかでも、自分たちを失わずに終盤で勝負を決めたアントラーズ。攻守にわたって高い集中力を示したこの勝利は、チームの確かな成長を感じさせるものとなった。5連勝の勢いを保ち、さらに上を目指していく。



【この試合のトピックス】
・決勝ゴールを決めたレオ セアラがLIXIL賞を受賞。
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多くのサポーターが集まってくださったなかで、本当に気持ちのこもったゲームを、最初から最後までしてくれたと思っています。良い時間もあれば、本当に苦しい時間もありましたが、その苦しい時間の時にしっかりチームが一つになって、やるべきことをやり続けてくれました。その結果訪れたチャンスの時には、しっかりと決め切ろうという強い意思も表れていました。守備も攻撃的でありながら、それでも相手を上回り、しっかりと自陣で守るとか、選手のなかでいろんなジャッジができてきていると思っています。ハーフタイムにロッカーに帰ってきても、相手のストロング、ウィークをしっかりと把握していましたし、そういう意味でも成長を感じるゲームになったと思います。ただ、すぐ町田戦があるので、もう一度気を引き締めて戦いたいという思いでいます。
Q.ゴールシーンについて。柴崎選手が起点となり、左に移した鈴木選手を経由しての得点だったが、残り15分のマネジメントについて、どういった狙いでそのカードを切って、ポジションを変えたのか?
A.相手の勢いもありましたし、守るのではなくて、どうやって攻撃に振っていくのかというところと、自分たちのストロングをどうやって出して相手のウィークをどうやって突くか、というところです。試合前から選手もある程度把握したなかで戦ってくれていたので、本当はもっと相手陣でサッカーをやれればよかったのですが、点を取ったシーンは、普段からやっているような形に質が合わさった部分だと思いますので、非常に良かったと思います。
Q.6試合中3失点という守備の面について
A.今日のようなクオリティの高い攻撃力のあるチームに対して、まず後ろの選手たちがしっかりと最後の部分、深いところまでえぐられるようなシーンもありましたが、しっかり体を張ってくれました。ただ、常日頃から、「守備の始まりはツートップの2人からだよ」という話をしているので、そういう意味では全員がハードワークをし続けたことだと思います。今日は特にそのハードワークで勝ちたかったので、そこが最終的に相手のミスを誘うことにつながったと思いますし、自分たちが集中力を高めて、最後まで誰が出ても、後から入った選手も含めて、攻撃的な選手かどうかということも関係なく、守備のところはサボらずやってくれました。これはやっぱり大きいかなというふうには思います。
Q.昨シーズンのアウェイ川崎F戦が優勝の分岐点だったと振り返っていたが、そういう相手に対して今日のような勝利で終えられたことはどう感じる?
A.ホームゲームで戦えたというところがあるので、昨年のゲームと今日のゲームを比較するのは難しいと思っています。ただ、選手の成長は非常に感じています。自分たちから崩れることなく常に前向きな姿勢で、まだまだですが勝ち方にこだわりながら、相手に何もやらせないという強い意志が見えた勝利でした。そこは非常に成長してくれていると思っていますし、こういう相手に勝てたのは非常に大きいと思います。
Q.素晴らしいパフォーマンスだった一方、パスのズレなども見られた。監督の目からはどう見えていた?
A.ボールを取った後のフリーな時間に少し時間を使いすぎてしまっていたり、それで難しい展開になっていた部分もあるので、パスのズレ自体は判断の遅れから来るものが多かったと思います。本当に細かいところでいけば、ボール1個分の差で相手の足元に出すことができれば、もっとスムーズに攻撃できるシーンは本当に多くあったと思うので、そこは自分たちがこだわらなければいけない部分です。ただ、多少なりとも相手の圧力があったり、早い攻めを受けていたシーンもあったので、気持ちと技術が追いついてくるといいかなと思います。
残念な結果だった。選手たちは攻守にわたって、切り替えのところも持っている力を出している場面がたくさんあった。ただ、チャンスの時、「ここ(ゴールが)取れそうだ」というときに取れなかった。「まずいぞ」というときに耐えてはいたが、あの1失点については、彼ら(アントラーズ)の形、奥に出て折り返してという日本中が知っている形でやられてしまった。非常に残念な結果だった。
【キム テヒョン】
流れが悪い時や耐えなければいけない時によく耐えたことが、勝利につながる要因だったと思う。ホームゲームにはアドバンテージがあるし、モチベーションも高くなる。無失点の試合を続けていこうという意識を高く持っているし、やはり後ろが安定して、無失点に守ることができれば、ゴールは必ず取れるという信頼があるので、それが勝利につながっていると思う。
【レオ セアラ】
(得点を取るには)1本のチャンスに向けてしっかりと準備することが大事だと思っている。今日のゴールに関してはいい形でボールが前に運ばれてきて(鈴木選手が)折り返してくれると信じていたし、そのボールも良かった。試合を通して自分たちの時間帯もあれば、相手の時間帯もあり、見ている人たちにとっては見応えのある試合になったと思う。その中で自分たちは全員が守備でも攻撃でも貢献し、失点せずに勝ち切れて良かった。
【濃野 公人】
川崎Fに対してしっかりとボールを持つところや、迫力を持って守備にいくところを意識して試合に入った。それはおそらく相手もそうだったと思うし、見応えのある90分になったのではないかと思う。(後半のヘディングシュートのシーンは)あそこにまで顔を出して、しかもシュートを打って枠内に飛ばせたことは一つ、自分の中でも良かったこと。あとはそれをゴールという結果につなげられるようにしたい。
【林 晴己】
試合を振り返り、自分のプレーがパーフェクトだったかと言われるとそうではないし、一つのパスミスでシュートまで行かれてしまったところもあったので、まったく満足はしていない。でも一つ、ゴールに絡むプレーを見せられたのは、ポジティブなところ。その場面で最後まで自分がもっと走っていれば、鈴木選手の折り返しも自分のところに来たかもしれないし、ゴールやアシストにも、もっともっと貪欲になっていきたい。
【鈴木 優磨】
相手が想像以上に守備を頑張ってきたことで苦しんだ。「勝ち切る」という第一の目標は達成したが、課題が残るゲームだったと思う。どちらかといえば主導権を握られていたし、自分たちが目指す理想は高いので、もっと押し返したい。ただ、こういう試合でも崩れず、しっかり全員が戻って守り切ること。投げやりにならないで、危ないシーンは全員で戻ること。チャンスだと思ったら全員で出ていくことは、このチームの良さだし、強さだと思う。