「ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ジャパンツアー2024」の一環として、国立競技場でイングランド・プレミアリーグのブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦した。
ヨーロッパのクラブとの対戦は、2018年12月19日のクラブワールドカップ準決勝・レアル・マドリード戦(1-3)以来となり、親善試合ながら選手たちはモチベーション高く臨んだ。
しかし試合の流れは、序盤からブライトンに掌握される。15分、ヤンクバ ミンテに切れ味鋭いカットインから先制点を決められる。
その後、アントラーズも前線の師岡を中心にブライトンゴールへ迫る場面を作ったが、最後のところは抑えられ、決定的なシーンを作ることができない。結局、前半を0-1で折り返した。
両チームが選手の入れ替えを施して臨んだ後半、試合は完全にブライトンのものとなる。若手を中心に10人の選手交代を行ったブライトンが、51分から74分までの23分間で瞬く間に4点を奪う。アントラーズは親善試合ながら、屈辱の5失点というビハインドを背負った。
その後、84分に途中交代の徳田が相手DFの裏をうまく取り、トップチーム初ゴールとなる1点を返したものの、そのまま1-5という結果で試合を終えた。
互いが途中、流すようなプレーも見られたなかでも、5失点という事実はその差を感じざるを得ない結果と言える。これで中断期間に入るが、中断明けにまた強い姿を見せて欲しいものだ。



Q.試合内容、プレー面を振り返って
A.少ないタッチ数でベストの選択をする、その精度を上げていくことが質を上げていくうえで重要だと思う。ボールを長く持っていること、イコールそれがいい選手というわけではない。少ないタッチ数で高い精度でプレーすること、その精度を残りのシーズンでももっと上げていかなければならない。そういったプレーができていた時は決定機を作れていたので、そこに目を向けていくべきだと思う。
リーグ戦(FC東京戦)から4選手を替え、(今日の)ハーフタイムにそこから3選手を交代した。そういったメンバーでプレミアリーグの相手と戦って結果を出すことは簡単ではないということはわかっていた。今日の試合で出た課題をリーグ戦で活かしていきたい。FC東京戦からの連戦となり、選手たちの疲労ももちろんある中で、今まで出場機会が少なかった選手にも機会を与えて、力を見たいとも思っていた。残りのリーグ戦に向けてやってみたい形もあったので、そういったものを試した。出場機会が少なかった選手たちは日々のトレーニングに真摯に取り組んでくれているので、チャンスを与えるにふさわしいと思っていた。できるプレーをしっかりとやってくれたと思う。
ブライトンは、面白いフットボールを展開しているなと感じている。個人的には、若い監督に代わり、どのようなフットボールをするのかなという楽しみがある。
プレミアリーグのチームと対戦できるということで、貴重な経験にもなるし、チームとして成長できる場でもある。チームの力を試すことができると思う。ファン・サポーターの皆さんとともに戦っていく。
【早川 友基】
海外のチームとの対戦は初めて。プレミアリーグのレベルを知ることができるいい機会だと思っている。シュートやフィジカル、スピード、戦術的なところを直接感じるとこができるのはなかなかないと思う。
なかなか、このようなチームと対戦できることもないので、自分たちがどのくらい戦えるかを感じられるいい機会だと思う。自分たちは、自分たちの持っているものをすべてだして、どんな試合でも勝ちに行く。それがアントラーズの伝統でもあるので、勝利にこだわって戦っていく。
【須貝 英大】
ブライトンは、なかなか対戦できるようなチームではないと思う。自分たちよりも能力の高い選手が多くいると思う。ただ、親善試合とはいえ、日本のチームを代表して戦うので、意味のあるゲームにしていきたい。
三笘選手とは、大学生の時に対戦したことはあるが、マッチアップしたことはない。どのような選手なのかは把握している。日本を代表するドリブラーだと思うので、受け身にならずにしっかりとチャレンジしていきたい。
個人的には久しぶりの試合でもある。チャンスをもらっている中で、ここまで結果を出すことができていなくて、実力不足を感じている。そこは、しっかりとトレーニングでフォーカスを当てて取り組んできている。ここまでやってきたことをぶつけていく。
個人的にはもっとやれたと感じている。自分の中で、こういうゲームも大事になってくると分かっていた。しっかり事前準備もして試合に臨むことができたと思っている。
三笘選手が自分の形を持っているというのはわかっていたので、受け身になりすぎるとやられてしまうと思っていた。三笘選手の間合いでやらせないというところを意識してやっていた。
このような試合やトレーニングをしっかり積み重ねていって、今後もいい準備をしていくだけだと思っている。
【鈴木 優磨】
久しぶりに、しっかりと相手の圧を感じた試合だった。難しかった。ビルドアップのところは、相当、約束事がある中でプレーしているなと感じた。レアル・マドリードと以前やった時の衝撃を今でも覚えているが、今日、ブライトンと戦ってみて、世界のフットボールはとんでもないスピードで成長しているなと感じた。非常に差を感じている。衝撃の連続だった。ボールを取れないし、相手GKにボールを蹴らせたと思ったらそれがパスとして通ってしまう。一人ひとりのボールの質など、レベルの違いを感じた。
(ゴールを決めた)誉はアントラーズを背負って立つ存在になると思っている。僕と誉が2トップを組むという形も見せていければいいと思う。10代のなかでも非常にすごい能力を持った選手。彼を活かしつつ、僕も活きていけばいいと思う。その中で、今日、アシストができて良かったと思っている。
この試合の感覚は忘れてはいけない。一人ひとりが感じたことを話していきながら、さらにチームとしていい方向へといけるようにやっていく。
【三竿 健斗】
世界のトップリーグでやっているチームで、非常にいろいろなことを考えながらプレーをしているなと感じた。距離感がいいのでミスも起こらない。これが世界のスタンダードなんだなと、プレーをしながら感じていた。ただ、その中で、プレーができているということも楽しかった。
結果は大敗だったが、中では様々な発見もあった。それを自分たちにも活かしていけると思う。その感じたことを、どんどん自分たちのプレーに落とし込んでいきたい。
【徳田 誉】
前回のリーグ戦で決定機を決めることができなかった悔しさがあった。終盤のゴールはチームにとって非常に大事なものになる。苦しい時間帯だったが、1点を取ることができたのは良かったことだと思う。
技術はもちろん、プレーの質や判断、スピードが違うものがあった。その差はすごく感じた。
トレーニングから優磨君のプレーや動き方をよく見ている。今日の(ゴールシーンの)ワンタッチでのパスは、普段から狙っている形。そこに自分が走り込んでいくという信頼関係ができていけば、もっとボールを受けられると思うし、ゴールも取れてくると思う。
公式戦にも出させてもらって、非常に刺激的な日々を過ごすことができている。普通の高校生では味わえないような経験をさせてもらっているので、いろいろな部分を吸収して、成長していかなければいけない。ひとつゴールを取れたことは大きなことだと思うが、もっと大事な場面でゴールを決める選手にならなければいけない。このゴールをきっかけにしていきたい。