▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第37節、ヨドコウ桜スタジアムでC大阪と対戦した。
長く厳しい戦いとなった2024シーズンも残り2節となり、どちらも勝ち点3だけに集中するなか、アントラーズは出場停止明けの優磨、そしてこれが今季初となるターレスがスターティングメンバーに名を連ねた。
キックオフ開始直後からアントラーズは最終ラインの植田が前線まで上がり、ロングボールを収めようとするなど、ゴールへの意識が高かった。一方のC大阪もこれが今季最後のホームゲームということで、レオ セアラ、ルーカス フェルナンデスらを中心に果敢な攻めを見せる。
しかしそのC大阪の勢いをうまくいなし、アントラーズは10分という早い時間帯で先制点を得る。ボランチの知念が強烈なミドルシュートを放つと、そのこぼれ球に師岡がストライカーの嗅覚を見せ、C大阪ゴールにシュートを叩き込んだ。
さらに4分後には右サイドでコーナーキックのこぼれ球を拾った柴崎のクロスを、ファーで待ち構えていた優磨が持ち前の高い技術を見せ、見事な左足ダイレクトボレーでC大阪ゴールを揺らした。
開始わずか15分という時間で2点を奪ったアントラーズはその後、挽回を狙うC大阪の攻撃をうまく抑える。20分過ぎからスピードを持った波状攻撃を仕掛けるC大阪に対し、アントラーズは前線の優磨、師岡からゴールを守る早川までが連動し、零封する。結局、前半はアントラーズが2点リードのまま、終えた。
後半に入っても、ホームのC大阪が攻める構図は変わらない。しかし52分、ルーカス フェルナンデスに決定的なシュートを放たれた際、抜群の反応で防ぐなど、守護神早川の安定感は盤石だった。加えて、植田、関川、そして今日も右サイドバックに入った三竿らの体を張った守備がC大阪の勢いを徐々に落としていった。
そして試合終了の笛が鳴った時、そのスコアは前半15分と変わらず、2-0のまま。アントラーズが心から欲しかった得点を見事な形で2つ奪い、守っては3試合連続となる零封と完璧な形で勝ち点3を手にした。
次は、今季最終戦。ホームのカシマスタジアムに町田を迎えての戦いとなる。2024シーズン最後の大舞台で、アントラーズの強さを見せつけよう。
【この試合のトピックス】
・ターレスが今季初先発。



直近にスコアの動かない試合があったので、スコアを前半から動かしていきたいという思いがあった。その中で、入りで2つ取れたことは非常に良かった。ただそのあと、守備に回る時間が続いた。ショートカウンターで仕留められる部分もあったと思うが、それはできなかった。それでも、最後までしっかりハードワークをして勝てたことは良かったと思う。
Q.リードしてからの守りの部分が良かった。そこの評価は?
A.シーズンを通して、ハヤは安定したプレーをしてくれている。決定機を作られてしまったところでも、チームに貢献してくれた。チーム全体で失点をしないという自信がここ数試合で生まれ始めている。これを継続して、ピンチを作られても無失点で抑えるという試合を増やしていくことができれば、あとは得点を取って勝てる試合が増えていくと思う。非常に良かった。
Q.ツートップに得点が生まれたところも評価できる部分だと思うが、どう感じている?
A.モロは久しぶりのゴールだった。知念が思い切りよくシュートを打ってくれた。あのようなプレーが出るとゴールに近づくことができる。
あとはセットプレーの流れから優磨が決めてくれた。あれはスーパーゴールだと思う。彼の能力が発揮されたゴールだった。
Q.リーグ戦は残り1試合。そこへ向けての意気込みは?
A.ホームでしっかり勝って終われるように、ひとつでも勝利を積み重ねて、ひとつでも順位を上げられるように、最後までしっかり戦っていく。
Q.後半からターレス選手に代えて名古選手を入れた。この交代の意図は?
A.ターレスはよくやってくれた。相手の間でボールを受けたり、攻撃の起点にもなっていた。その中で相手のストロングがサイドということで、守備の連係を考えて後半は名古を入れた。ただ、後ろへ引くということは考えてなかった。名古は守備能力も高く、攻撃のところで起点になれるし、なんでもできる選手。そういうところで違うアプローチをした。安定させながら、より守備も攻撃もしていくという考えでやっていた。
早い時間に2失点してしまい、ゲームプランが崩れてしまった。そこから自分たちでゲームコントロールをして、たくさんのチャンスを作ることができた。そこは非常に良かった。
それでも、アントラーズの強固な守備の前に、それをこじ開ける我々の最後のクオリティが上回ることができなかった。ただ、選手たちは最後まで勝利を目指して走ってくれたし、戦ってくれた。そこは、十分伝わってきた。今日は残念な結果だったが、今シーズンはあと1試合ある。最後に笑って終われるように、全員でやっていく。
トレーニングやトレーニングマッチでいい感覚をつかむことができている。スタートから出る準備を怠ることなくやってきた。チームが勝利できるようにプレーをしていきたい。
C大阪は技術の高い選手が多く、外からだけではなく中央から崩すというバリエーションも持っているチームだと思っている。自分たちからアクションを起こして相手のミスを誘いながら、ゴールを決めることができるように力を尽くしていく。
チームのために戦うというところを第一に持っている。勝利への貪欲さを見てほしい。
【知念 慶】
FW陣の迫力が足りないという部分が今の課題でもあるので、チャンスがあるなら自分も前に出ていってゴールを目指していく。
前半戦にC大阪と戦った時、非常に完成度の高いチームだなという印象を受けた。そこから夏に主力選手なども抜け、少し苦労しているなと感じている。そこは自分たちと同じだなと感じている。様々な可能性を最終戦に残すために、しっかりと勝ち切ることが必要になってくる。
前半戦は前線の選手が少し落ちてきてなど、非常に厄介だったイメージがある。間で起点を作らせないように意識して戦っていく。前回対戦時より、警戒して試合へ入っていきたい。
【鈴木 優磨】
前回の試合でもチャンスは作ることができている。ネガティブになる必要はまったくない。チャンスでしっかりとゴールを決め切るというところをトレーニングの時からやってきた。このC大阪戦、必ず勝ちたい。
【三竿 健斗】
先日の京都戦では、トランジションの部分では非常にいいものが出ていた。あとは決め切る部分。シュートの質や仕留めるというところは口酸っぱく言われてきている。
C大阪には前線に得点力のある選手がいるので、そこへいかにストレスをかけて自由にプレーさせないかが大事になってくる。経験のある選手もいるので、そこを機能させないようにしていければ、自分たちのゲームへと持っていくことができると思う。
残りすべて勝つ。毎試合勝つために準備してきている。チームとして緩めることなく、いい形で終わることができるようにしていきたい。
自分たちの間に立ち位置を取られてなかなかやりづらい相手だった。それでも無失点に抑えた。得点も決めることができた。入る時は入ると個人的には思っている。今日は入る日だったと思う。知念君が打ったシュートがブレて、こぼれ球をモロがつめてくれた。あの1点目が良かったと思う。前半の早い段階で2点取れたことが良かった。そこから少し重たくなってしまったので、もう少し押し返していきたかったが、今は勝利することが大事なので、勝つことができて良かった。
焦れることなく、みんなで乗り越えることができた。それも良かった。
いい形で最終戦へと向かえる。最後はホームということで、たくさんのファン・サポーターの方が来てくれると思う。相手が町田というのも好敵手だと思う。全員で力を合わせて勝ちたい。
【師岡 柊生】
ゴールの場面は、絶対こぼれてくると信じて走り込んだ。信じてつめて、それが結果につながったのは良かった。トレーニングから、ハネさんにもシュートのこぼれは必ずつめろと言われていたので、その意識がついていたと思う。チームとしてやってきたことが実ったシーンだった。
ピッチ内で修正しながら守備をしたのが、勝利できた要因だったと思う。
今日、ゴールが取れたことは良かった。ただ、これに満足することなく、次もゴールを決めて勝ちたい。
【早川 友基】
最近得点が取れていなかったが、今日は早い段階で2点取ることができた。そういう試合で、1点返されて難しくしてしまった試合を今年は経験してきているので、そういった部分でもみんなが体を張りながら防ぐことができていたと思う。苦しい時間が続いたが、みんなで守って無失点で終えることができたのは良かった。
前半のレオ セアラ選手の決定機はボールに当たったという感じではあったが、それ以外のところは日々のトレーニングで積み重ねてきたことが出たというシーンばかりだった。それが試合でできているので、自分の自信へとつながっている。そこの質やゲーム中の安定感をより意識してやっていく。
ラストの試合もこれまで積み重ねてきたことを出すことが大事になる。ただ、あまり考えすぎずに目の前の一戦を全力で戦うということが重要になるので、何がなんでも町田に勝ちにいく。勝利をつかめるように、1週間いい準備をしていきたい。
【知念 慶】
監督からも、どんどん打っていけと言われていたし、自分自身も狙っていきたいと思っていた。今日はそれが得点につながったということはポジティブな要素だと感じている。
今シーズンいい形で終わるために、最後は勝ちたい。町田には2度負けているので、しっかり勝って、僕たちもファン・サポーターの皆さんもいい形で締めくくることができればいいなと思っている。
【三竿 健斗】
自陣で守る時間が長かったが、みんなが二度追いや三度追いができていたり、デュエルの部分で勝っていて、連続性もあった。集中力高く守り切れた試合だった。
コミュニケーションは常にとっている。お互いの特長やしてほしいこと、何を任せられているのかなどが、話さずともわかるようになっている。いい関係を築くことができていて、いい守り方ができているなと感じている。
ゴールの部分は、崩し切った得点ではなかったが、最後の質の部分で決め切ることができている。質の部分が大事だということを改めて感じた。
ホームで勝つということは最後のやるべきこと。非常に緊張感のあるゲームになると思う。その中でしっかりと勝って、勝ち癖をつけることができるようにやっていく。
【関川 郁万】
無失点に抑えることができたが、運もあったと思う。ハヤ君に助けられた部分も多かった。それでもみんなで無失点で守りきれて良かったと思う。
最後の町田戦へ向けて、いい1週間にしていく。