▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第32節、レモンガススタジアム平塚で湘南ベルマーレと対戦した。
2日前の水曜日、天皇杯準々決勝で敗退したアントラーズ。すぐさまリーグ戦に戻り、湘南との一戦を迎えた。
序盤、先制点を奪うべくアントラーズは前への圧力をかけ続ける。柴崎、優磨らが果敢にシュートを放つが、湘南にも攻勢を受ける場面も出始める。8分には福田から危険なシュートを放たれるが、これは早川が右手を伸ばしてのセーブで失点を免れた。
そして最初の歓喜が22分に訪れる。名古の蹴った右CKをニアに入った関川がヘディングでコースを変える。そしてファーサイドに詰めていた濃野がこれに呼応し、右足でゴールへ押し込んだ。
セットプレーからの濃野の見事な先制点でアントラーズは勢いに乗る。その5分後、今度は優磨のラストパスから濃野がゴール前に走り込み、ワンタッチで右足を振り抜く。たった5分間で濃野が2ゴールを決める理想的な展開に、選手たちも多いに勇気づけられた。
このまま前半を終えたいアントラーズだったが、好事魔多し。アディショナルタイムにカウンターから鈴木章斗に決められ、当初の勢いを保てないまま、前半を戦い終えた。
後半に入ると、中2日の影響があるのか、アントラーズの運動量が落ち始める。65分、畑に技ありのシュートを決められ、同点とされる。そして続く67分には福田に決められ、2-3と湘南に逆転を許してしまった。
その後、足をつる選手も出るなか、交代出場でピッチに立った藤井、チャヴリッチ、ターレスらが湘南ゴールに迫る。しかし、湘南の勝利への執念を覆すことができない。死力を尽くして選手たちは戦い抜いたが、2-3という厳しい現実が変わることはなかった。
ここ何試合も続く、失望で覆われた試合終了後の時間。最後の最後までともに戦い抜いてくれた12番目の戦士たちに報いるためにも、次こそは勝利をつかみ取らなければならない。
【この試合のトピックス】
・なし



試合前日も非常にいい雰囲気でトレーニングができていた。この一戦に懸ける思いは非常に強いものがあった。結果につなげることはできなかったが、選手たちが最後まで戦い抜いてくれたこと、「この試合に勝つんだ」という非常に強い決意をもって戦ってくれたことは良かったと思う。結果は非常に悔しく、残念なものになったが、選手たちは非常によく戦ってくれた。
Q.守備の緩さが失点に直結しているが、どのように改善していくのか。
A.試合展開を振り返ると、前半の序盤に相手に中央へのくさびを許してチャンスを作られた場面、主導権を握られた部分があった。ただ、そこを使わせない対応をしてからは、ハヤがビッグセーブをした場面以外は、失点するまではコントロールできていた。失点した後、「この試合に勝たなければいけない」という中、前がかりになった時にオーガナイズが崩れた部分はあった。あとはイージーミスを減らしていくことだと思う。そこを突かれて失点したことが大きな反省点だと思うので、修正していきたい。どんな展開においても、失点しないために重要なのは組織を崩さないこと。直近の試合からの修正を見せたかった。うまくいった部分とそうでなかった部分があるので、修正していきたい。
Q.濃野選手が今季リーグ戦で9得点となったが、得点を取れている要因は?
A.何回か話していることではあるが、彼は才能とポテンシャルがある選手で、前線に出ていくフィーリングやゴール前での嗅覚を持っている。今日も非常にいいゴールを決めてくれた。
ただ、彼にとってはプロとして初めてのシーズンで、これだけ試合に出続けた経験はない。軸になっていく選手たちはどのチームにもいるが、例えば優磨が1人でプレーすることはできないし、キミのようにはじめて連続して試合に出続けている選手たちが、軸になる選手たちをサポートしていくのがチームだと思う。そういった意味で、軸になる選手たちがいいパフォーマンスをしていたからこそ、いいプレーができていたと思う。優磨も、チャッキーの復帰によってプレッシャーが分散されてもっと良くなっていくと思う。キミには課題もあるが、課題だけに目を向けていたら良さは出ないし、成長を妨げてしまうと思う。あれだけポテンシャルがある選手なので、課題があったとしても、クラブの未来を考えると起用していくべき選手だと思っている。ただ、キミがチームを引っ張って、プレッシャーを跳ねのけていく存在かと言えば、まだそうではない。チームが彼を活かしているからこそ、彼がこれだけ結果を出せている面もある。
2-0でリードしながら2-3と逆転負けを喫したが、3点目を取ることが我々に足りなかった。3点目を決めて相手の心を折ること、失点をしないこと。それをしなければならなかった。何が良くなかったのか、しっかりと共通理解をもって、確認しながら次に向かいたい。
一昨年、去年、そして今年と、同じような形でカップ戦を落としてしまい、リーグ戦しか残っていないという状況を作ってしまった。今年は、そこからどんどん調子を落として順位を下げてしまうということをなくさなければいけない。どんな形でもいいので、勝ち点3をとるということが大事になってくる。
ひとつ勝てば、流れは変わってくると思うし、違う景色が見えてくると思う。自分たちがこだわってきたフットボールもあるが、それよりも勝ち点3が必要になってくる。まずはどんな形でもいいので、本当に勝ちたい。
湘南は、アグレッシブに戦ってくるチーム。2年連続でアウェイで勝つことができていない相手。アグレッシブに来るぶん、裏のスペースは空いてくる。1点取ったら自分たちのペースになると思う。先制点は必須になる。
勝てるように全力で戦っていく。
【師岡 柊生】
負けはもう許されない。目の前の試合にしっかり勝って、上位に食らいついていく。
先日の神戸戦もそうだが、チームに貢献することができなかった。まずは、勝つためにチームのやるべきことをやっていく。そのなかで、自分の良さも出していけるようにしていく。一人ひとりの準備も大事になってくる。試合に出るからには全員が120%の力を出せるようにやっていかなければいけない。
湘南は、ホームで力強いというイメージがある。ここまで、先制点をとっても追いつかれてしまうという試合が多いので、気を抜くことなく、90分間、全員が集中して戦っていく。
チームがうまくいっていない状況の中で、なんとか打破していこうという話をして入った。試合の入りも悪くなかった。
勝ち切れず、負けてしまったのはもったいなかった。
相手が3バックで人数をかけてくる中で、横ズレができていなかったし、受け渡しのタイミングの遅れもあった。後手に回ってしまうことが多かった。ピッチ内で改善していくことができれば良かったと思う。
【関川 郁万】
前半の終わりに失点してしまったことがすべてだと思う。あのまま2-0で折り返していれば、このような展開にならなかったと思う。終わり方が良くなかった。
細かいミスが続いて、それが失点につながってしまった。
ピッチに立っている以上は、疲労などは言い訳にならない。出ている僕たちがこの結果を招いてしまった。申し訳ない気持ちが大きい。
【アレクサンダル チャヴリッチ】
長いリハビリ期間を経て戻ってきたので、まだまだ入り切れていない部分もあった。自分の中で思い描いていない負け方をしてしまった。それでも、こうして公式戦のピッチに戻ってくることができたことは良かったと思っている。
チームが苦しい状況の中、手助けをすることができなかった。本当に申し訳なく思っている。ただ、リハビリしていた期間にできることはすべてしてきた。これからもチームのために、全力を尽くして戦っていきたい。