YBCルヴァンカップ グループステージ 第2節、カシマスタジアムでセレッソ大阪と対戦した。C大阪の北野に先制点を奪われた後、一方的に攻撃を仕掛ける展開となったが、同点に追いつくことはできず、このまま0-1で敗戦を喫した。
2/23(水・祝)に予定されていたYBCルヴァンカップ GS 第1節 大分戦は、新型コロナウイルス感染症の影響で、3/15(火)に延期となった。そのため、第2節のC大阪戦がYBCルヴァンカップの初戦となった。
C大阪戦の先発は、GKが沖、最終ラインが広瀬、三竿、ミンテ、安西、ボランチが中村とピトゥカ、前線はアラーノ、染野、土居、エヴェラウドが入った。ベンチには、早川、関川、荒木、和泉、仲間、舩橋、上田が座る。
立ち上がり、アントラーズはボールを保持することに成功したが、なかなかシュートを打つことができない。逆にミスからカウンターを許す場面が目立ち、2度の決定機をつくられてしまう。どちらも沖の好セーブでピンチを凌いだが、不安定な試合の入り方をしてしまった。

すると、12分に試合が動く。山中からの縦パスを北野にうまく収められると、ペナルティエリア内から強烈なシュートを放たれ、ゴールネットを揺らされてしまった。0-1と先制点を許してしまう。
アントラーズは失点後も下を向くことなく、前線から積極的にプレスをかけにいった。しかし、C大阪にプレスを回避される場面が目立つようになり、31分にはピンチが訪れる。最終ラインの背後を突かれると、上門にクロスバーに当たるシュートを放たれた。失点には至らなかったが、嫌な時間帯が続く。


前半終盤に入ると、一方的にC大阪を攻め立てる展開となったが、決定的なシュートまでは繋げられず、0-1でハーフタイムに突入した。
後半の立ち上がり、アントラーズが前半終盤の勢いそのままに積極果敢な攻撃を仕掛ける。49分にはペナルティエリア内でフリーになったピトゥカがボレーシュート。惜しくも同点弾にはならなかったが、ゴールへの期待が高まった。
53分には染野とアラーノをベンチに下げ、仲間と和泉をピッチへ送る。そして、61分には土居、エヴェラウドとの交代で、荒木と上田を投入した。
すると、交代直後の上田にチャンスが訪れる。63分、右サイドでフリーになった広瀬が狙いすましたクロスを送ると、ペナルティエリア内で上田がヘディングシュートを放つ。しかし、惜しくも枠を捉えることはできなかった。
その後、上田が立て続けにシュートを放ったが、得点をなかなか奪えない。そこで72分に中村との交代で舩橋を投入し、さらに攻撃的な姿勢を強めた。
しかし、一方的に攻撃を仕掛けたアントラーズだったが、79分に決定的なピンチが訪れる。加藤にペナルティエリア内からラストパスを出されると、後方から駆け上がってきた為田にゴール前からフリーでシュートされた。万事休すかと思われたが、このシュートに沖が見事に反応し、足でセーブして失点を許さなかった。
試合終盤に入ると、両チームともに全体が間延びしてオープンな展開となり、カウンター合戦の様相を呈する。しかし、互いにプレーの精度を欠いて、チャンスらしいチャンスは生まれなかった。そして、このまま試合終了を迎え、0-1で悔しい敗戦を喫した。

次はリーグ戦に戻り、中3日で柏と対戦する。勝利のみを目指して、最善の準備を尽くす。
【この試合のトピックス】
なし



・もっと全体的にタイトな守備を意識しよう。
・ピッチのなかで起こったことに対し、自分たちで考え、勝利を引き寄せよう!
・サイドチェンジを有効に使おう。
・苦しい時間をみんなで凌いで絶対勝とう。
内容は思ったようにいかないこともあったが、時間の経過とともに徐々に押し込む形になることは想定どおり。それまでの時間帯については、ミーティングで選手たちに伝えてきた。
C大阪が若くて元気に追いかけ回してくる前半のなかばぐらいまでの時間をどう戦うか。その認識を共有していたが、思うようにいかなかった。それによって失点してしまい、戦いが難しくなってしまった。その後は押し込む形になったが、崩しきれなかった。
Q.前半、うまくいかなかった要因は?
A.ある程度はチームとしての狙いが出せている場面もあった。相手のプレスをひっくり返して、敵陣に入る形も作ることができていた。我々のプレスで、相手を自分たちの狙っているところに誘いこんで奪う形もできていた。チームとしての問題が大きかったとは思っていないが、まだ細かく分析できていないところもあるので、コメントは控えたい。
Q.アタッキングサードまではいくが、その先で崩し切れないことに関してはどう感じている?
A.おそらく心の問題が一番大きいと思う。前回と今回も、「またかよ」という空気がおそらく選手のなかにあって、それが少しずつ前向きな気持ちを失わせ、最後の迫力につながっていないというところもあると思う。これはひとつのゴール、ひとつの勝ちでしかひっくり返せないものもあるので、辛抱強くやっていくしかない。ただ、今日はもっと最後のところでパワーを出していける交代メンバーが必要だったかもしれない。そのあたりは、選手だけでなく、マネジメントにも問題があったと思っている。
チーム全体として非常に良い状況、雰囲気となっている。リーグ戦とは違う大会になるが、ファン・サポーターの皆さんに、自分たちの「勝つんだ」という姿勢、姿を見せることができると思う。しっかりとみんなでトレーニングの成果を出して、結果に結びつけていきたい。
【広瀬 陸斗】
大会の初戦ということで重要なゲームになるが、どの試合でも勝利を目指すことは変わらない。キャンプの時から自分の中で良いプレーをしていると思うし、今も自分が動けていると感じている。その調子の良さをピッチで表現していく。試合の入りからエンジンをかけてしっかりと戦っていきたい。
【中村 亮太朗】
前線に技術の高い選手が揃っているC大阪に対して、球際で負けない、個の部分で負けないという意識を持ってプレーしていく。先日のリーグ戦では悔しい負け方をしてしまったので、今回はファン・サポーターの皆さんに必ず勝利を届けたい。
【染野 唯月】
点を取ることで自分の価値が出るので、常にゴールを狙っていく。チームとして戦う中で、自分の武器も出して、勝利に貢献したい。C大阪は個々の技術が高い。そこは警戒しつつ、相手の隙を突いていく。カシマスタジアムで、ファン・サポーターの皆さんの前でゴールを決めたい。
この2試合、チームとして良い戦い方ができなかった。下を向かないことが大事だが、今日は足を運んでくれたサポーターにお詫びをしたい。我々はアントラーズというビッグクラブでプレーしていることを自覚し、一つひとつ課題を改善していく。
【沖 悠哉】
(失点を防いだ場面は)日ごろの練習の成果が出て、チームメートがカバーしてくれたことが大きい。しかし、今日は失点をしているので、その失点を喫したことを重く受け止めたい。今シーズン初めての試合になったが、勝たないと評価されない。悔しいし、「あと数センチのところで止められていたら」と思っている。その数センチを追い求めていくのがプロの世界なので、今日は負けてしまったが、自分が今よりもっと成長するための糧にしたい。