▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2022明治安田生命J1リーグ第9節、カシマスタジアムで名古屋グランパスと対戦した。立ち上がりから両チームともに球際の攻防で一歩も譲らず、接触プレーが多くなると、試合が頻繁に止まり、チャンスの少ない展開になる。最後まで互いに決め手を欠き、スコアレスドローで決着した。
水曜日のルヴァンカップC大阪戦は、リーグ第8節 横浜FM戦からスタメン8人を入れ替えて臨んだ。苦しい時間帯はあったものの、チーム全体で戦い抜き、3-1と勝利。リーグ第9節 名古屋戦へ向けて、チーム全体が良い雰囲気で準備を進めることができた。
名古屋戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、関川、三竿、安西。中盤から前線はアラーノ、樋口、和泉、カイキ、上田、優磨が名を連ねた。ベンチには、沖、ブエノ、広瀬、土居、荒木、松村、染野が座る。
立ち上がりから激しい主導権争いが繰り広げられたが、両チームともに球際の攻防で全く譲らず、互角の試合展開となった。
ただ、時間の経過とともに、アントラーズが流れを引き寄せていく。テンポよく能動的にパスを繋げられるようになると、ボールを奪われても素早い攻守の切り替えで、即時奪回に成功。二次攻撃、三次攻撃につなげる場面をつくった。
しかし、高強度の試合展開ゆえ、接触プレーが増えていく。頻繁にプレーが止まり、攻撃のリズムを維持することは難しくなった。
その後、しばらくはアントラーズの時間帯が続いたが、徐々に流れは名古屋へ傾いていく。前線からのプレスを回避されて、中盤を利用されると、サイドから何度もゴール前へのクロスを許してしまった。ただ、守備陣がうまくクロスに対処したことで、失点には至らず、前半はこのまま0-0で終えた。
後半も立ち上がりから高い強度でのプレーが連続し、接触プレーで試合が止まる。互いにチャンスが少なく、極めて堅い試合展開となった。
ただ、徐々にオープンなスペースが増え、試合が動きそうな雰囲気が漂う。そこで、65分にアラーノをベンチに下げ、土居をピッチへ送った。
しかし、名古屋の粘り強い守備に苦しめられ、こう着状態が続いた。
78分には、カイキとの交代で荒木を投入したが、試合展開は変わらなかった。
後半アディショナルタイムに入り、最後の選手交代を行う。樋口との交代で松村をピッチへ送った。
両チームの選手たちに疲労が見え、これまでの展開とは打って変わって、カウンター合戦となる。そんな中で、松村が左サイドからカットインして決定的なシュートを放った。しかし、これは相手GKランゲラックの好セーブに阻まれ、得点には至らず。このまま試合終了を迎え、スコアレスドローに終わった。
名古屋との激闘を終え、次は中5日と少し間が空く。ルヴァンカップのホーム大分戦へ向けて、まずは怒涛の5連戦で溜まっている疲れを2日間のオフで回復させ、チーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・特になし



・攻撃のときは、選択肢を増やすような判断、動きを続けよう。
・後半開始からまた気持ちをひとつにして戦おう!
・アグレッシブに仕掛けよう。
・残り45分、集中しよう。
A.選手たちは最後まで勝ち点3を求めて戦っていた。相手も守備的で4枚、ときにもう1枚下がるような状況で、非常に難しい試合だった。両チームにとって明らかなゴールチャンスはなかったので、0-0は試合内容にともなった妥当な結果だったと思う。
Q.今日の試合で意図が合わない場面が多く見えた。監督としてはどう見ている?
A.サッカーにおいて守備的な戦法を取る相手を崩すのは非常に難しいこと。スペースがなく、どこに出すのかを見つけることが難しかった。たしかにタイミングやパスミスなど、意思疎通ができていないところも何度かあった。試合中に何ができて何ができないのかということを情報整理しながらプレーし続けることが大事になる。今はこういう状況になったときはどうするべきかという考えを浸透させているところ。状況によって自分たちのプランや相手のプランに対してどう対応するのかをうまくできるようになっていかないといけない。
Q.前半よりも後半の方がうまく攻撃できているように見えた。どのような指示を出したのか、変化を加えたのか?
A.当然、私は監督として指示を出すことで解決策を見出さないといけない。前半もトライした部分があったが、うまくいかなかった。後半もあったが、明らかなチャンスは今日の試合においてはなかったのかなと思う。
サイドを起点に攻撃を仕掛けてくることが予想される。1対1で勝つこと、サイドでクロスを上げさせないこと。それはいつも通り、徹底していきたい。中盤にボールを捌ける選手もいるので、起点をつくらせないことが重要になる。DFラインを押し上げ、全体をコンパクトにして戦っていきたい。
【和泉竜司】
古巣対決ということで気持ちも入るが、チームが勝てばそれで良い。昨年は公式戦で4回対戦して、3回負けている。難しい相手であることは分かっているが、自分たちが今取り組んでいることをしっかりホームで体現することが大切になる。相手の嫌がるプレーをして、チャンスがあれば、どんどん仕掛けていきたい。
【安西 幸輝】
攻撃の起点となる選手と対峙すると思うので、1対1で絶対に勝利したい。サイドで優位性をしっかりつくっていきたい。レオ シルバ選手と対戦するのは、個人的に楽しみなポイントの一つ。彼がアントラーズに残してくれたものを、しっかりと受け継いでいることをプレーで示したい。
【樋口 雄太】
縦に速いスタイルは相手も嫌がると思うが、中盤の選手がコントロールして、チームを落ち着かせる場面をつくりたい。二次攻撃、三次攻撃につなげるための全体のポジショニングや畳みかける攻撃は、試合のカギになってくる。後ろではセーフティーにつなぎながらも、アタッキングサードでは、どんどん攻めの姿勢を見せていきたい。
【関川 郁万】
名古屋は守備が堅いし、攻撃にも素晴らしい選手が多いが、しっかりと勝利を掴み取りたい。失点をすれば、難しい試合展開になってしまう。個人的には、まず無失点に抑えることを目指しながら、セットプレーで得点も狙っていきたい。リーグの前節は悔しい結果に終わったので、今節はホームで必ず勝利したい。
お互いにチャンスの少ない試合になった。もっと攻撃のアイデアを出したりすることが必要だったと思う。このような拮抗した試合ではセットプレーがカギになるので、個人としてもっとキックの精度を高めて、チャンスになるようなキックの質を求めていきたい。
【安西 幸輝】
5連戦の最後の試合ということで、前半はなかなかギアが上がらなかった。レネ監督からは「チームとしてしっかり我慢して戦えていた」と言われたが、後半は何回かチャンスを作ったなかで、そこでゴールを決めきることができなかったので、残念な結果になった。
【土居 聖真】
試合内容を見れば、スコアレスドローは妥当な結果だったと思う。自分たちはゴールを目指していたが、相手も集中して守備をしていたので、お互いにチャンスを作ることもあまりできずに1点勝負になった。今後は自分たちが試合をしっかりコントロールしながら戦えるようにしていきたい。
【荒木遼太郎】
堅調な試合になったので、それを打開するために自分たちが投入された。ただ、あまりチャンスを作り出すことができなかった。相手は引いて守っていたので、サイドから崩していくことを目指したが、うまくボールを動かせなかった。自分自身、もっと改善すべき点があると感じた。
【松村 優太】
タイトルを争う上ではこういった拮抗した試合に勝っていかなければいけない。今日取れなかった勝ち点2が響くかもしれないので、勝ち切りたい試合だった。まずは次のルヴァンカップの大分戦に勝ち、そのあとも上位争いをするために一つずつ勝利を積み重ねていきたい。
【関川 郁万】
0-0の状況が続いて1点を取られれば負けてしまうような試合展開だったので、無失点に抑えなければいけなかった。三竿選手、スンテ選手を含め、チーム全員で守りきれたことはプラス要素だと思う。勝利をつかむために守って、点も決められる選手になっていきたい。
【アルトゥール カイキ】
お互いにチャンスで得点を決めきれなかったことがこの結果につながった。今日の試合で自分たちができなかったところを次の試合に向けて修正していきたい。自分自身はまだホームでゴールを決めることができていないが、焦らずにいいプレーを続けていきたい。