▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
YBCルヴァンカップ グループステージ第6節、札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌と対戦した。試合は立ち上がりから拮抗した展開となり、スコアレスドローに終わった。この結果、アントラーズのグループステージ首位通過が決定した。
グループステージ1位を決める重要な試合会場である札幌ドームでは試合前夜、いまだかつてないトラブルが発生した。なんと移動式のピッチに故障が発生し、通常のピッチ位置から90度反時計回りに回転した位置での開催となった。
この試合に臨むスタメンはGKがスンテ、最終ラインは右から広瀬、林、関川、杉岡、ボランチは永木とピトゥカのコンビ、前線は遠藤、カイキ、アラーノ、上田。なお、カイキは加入後初の公式戦出場となった。そして、ベンチには、早川、永戸、常本、荒木、須藤、松村、小泉が座った。
立ち上がりから両チームともに相手陣内深くまで攻め込んでいく。アントラーズは上田が最終ラインの背後を積極的に狙い、そこに何度か良いボールが供給されたことでチャンスをつくった。しかし、得点を奪うまでには至らず、試合は拮抗した展開となった。
一進一退の攻防が続いた14分、アクシデントが起こる。アラーノがヘディングで競り合った際、菅の頭がアラーノの顔に入り、出血してしまう。このプレーで途中交代を余儀なくされ、20分にアラーノに代わって小泉が投入された。
時間の経過とともに落ち着いた展開になっていく。交互にボールを支配するも、互いに決定的なチャンスをつくれず、試合はこう着状態に陥った。
前半終盤に入ると、アントラーズがやや攻勢となり、ミドルレンジから積極的にシュートを放つも、なかなか枠を捉えられず、得点を奪えなかった。ただ、前半アディショナルタイムに訪れたピンチはしっかりと凌ぎ、0-0でハーフタイムに突入した。
後半に入っても、試合の流れは変わらない。
アントラーズは52分に広瀬との交代で常本、上田に代えて松村を投入し、打開を図ったが、こう着状態は続いた。
それでも、アントラーズは68分に決定機をつくる。カイキがロングボールの競り合いに勝ち、最終ラインの背後のスペースにボールを送ると、松村がスピードを活かして相手との競り合いに勝利する。松村はドリブルで相手GKを交わしてシュートしたが、ゴールカバーに入った菅にブロックされ、得点にはならなかった。
その後、70分にアントラーズは最後の交代を行う。カイキと遠藤をベンチに下げ、永戸と荒木をピッチに送った。永戸は左サイドハーフに入り、左サイドの守備を強化した。
試合終盤に入ると、アントラーズはやや札幌に押し込まれる展開となり、セットプレーやロングボールからゴールに迫られる。ただ、札幌のシュートはスンテが安定感のあるセービングでストップし、得点を許さなかった。
そして、このまま最後までスコアは動かず、0-0で試合終了。この結果、アントラーズのグループステージ首位突破が決定した。
次は再びリーグ戦に戻る。中2日で鳥栖とのアウェイゲームだ。チーム一丸で準備を行い、リーグ戦5連勝を目指す。
【この試合のトピックス】
・カイキが加入後初先発、初出場



・奪ったボールを簡単に下げない。
・スペースに上手く飛び出そう。
・逆サイドをもっと見ていこう。
・コンパクトを意識していこう。
試合は少し堅く、お互いの良さを消してしまうような展開だったと思う。選手たちには、自分たちの距離感を保ってプレーしていこうと送り出した。ただ、相手につられて距離感を保てなかった部分があった。そのため、攻撃になったときに迫力を出すことができなかったと感じている。後半は前に行くパワーも出ていたが、決めきらなければいけないシーンもあった。また、守備では間延びをしてチャンスを作られていた場面もあった。
引き分けで良しというわけではないが、お互いが力を出し合ったゲームで引き分けという結果は妥当だったと感じている。この先、プレーオフステージとリーグ戦が続いていく。新しい選手たちの力も取り入れながら戦っていきたい。
Q.監督に就任してから初の無得点試合となったが、その点についてはどのように感じている?
A.初めての選手の組み合わせがあった。慣れないポジションでプレーしてもらった選手もいた。そういった部分を含めて、多少難しい試合になることは想定していた。いい状態の時より距離感が遠かったと感じている。その距離感でプレーをさせないという札幌の狙いもあったと思う。ゴールを奪うチャンスは十分にあった。そのチャンスを取り切るという部分だったり、自分たちの形へ持っていくというところを突き詰めていく。
Q.デビュー戦となったカイキ選手の評価は?
A.最初の試合だったので、たくさんのことは求めなかった。プレーを観ていてすごく賢さがある選手だなと感じた。自分が課されたタスクをこなし、それ以上に自分の良さを出していこうという姿勢があった。これからさらにコンディションを上げていき、ゴールにつながるプレーが出てくればいいなと思っている。
グループステージ突破は決まっているが、1位突破のかかった試合となる。相手の攻撃陣には強力な外国籍選手がいて、はやさのある日本人選手もいる。90分間通して、しっかり対応して勝ちきりたい。今のいい流れを止めないためにも札幌戦も勝利して、チームとしてさらにいい方向へ向かえるようにしていきたい。
【アルトゥール カイキ】
トレーニングからも状態が良く、いい準備ができている。良いデビュー戦にしたいと思っている。まずは、チームの勝利が第一優先。ベストを尽くす中で、僕は攻撃の選手なので攻撃面でチームの力となるパフォーマンスをしていきたい。
【小泉 慶】
今チームにいい流れが来ている。その流れを継続するのが一番大事だと思う。ルヴァンカップグループステージの突破は決まっているが、1位で突破するのと2位で突破するのとでは全然違ってくる。個人的にはどこのポジションで出ようが、勝つためにプレーするというのは変わらない。勝ち点3のみを目指して戦う。
今日の目標は、1位でグループステージを突破することだった。もちろん勝利を目指して戦ったが、引き分けという結果に終わった。ただ、引き分けで1位通過という最低限の結果。その部分に関しては良かったと思っている。チャンスはあったが決めきることができなかった。それが無得点につながってしまったと思う。ただ、ピンチの場面でスンテさん中心にみんなで守り切ることができたことは良かったと感じている。
【アルトゥール カイキ】
日本でのデビュー戦を待ち遠しく思っている中で、今日の試合を迎えた。チームメートのサポートが助けになった。ただ、まだまだ個人的に上げていかなければいけない部分があったし、監督の求めるものをより理解していかなければいけない。スピーディーで激しいプレーにさらに慣れていかなければいけない。