
公式戦6試合負けなしと好調を維持する鹿島はJ1第8節で、リーグ戦で4年間白星がない新潟とのアウェーマッチに臨んだ。終始、鹿島が主導権を握ったものの、打ち合いとなったこの試合は柴崎、ダヴィ、そして山村の得点で3-2と競り勝ち、“鬼門”を突破した。
山村が今シーズン初先発を果たした鹿島だが、序盤はホームの声援を背に受ける新潟の圧力に押し込まれ、攻撃を受けるシーンが目立つ。しかし、6分に中盤でボールを奪うと、柴崎がドリブルで持ち上がりミドルシュートを放つ。大きくブレながらゴールを襲ったボールはGKの手を弾き、ゴールイン。攻め込まれた立ち上がりで、貴重な先制点を奪った。
柴崎のゴール後も度々ピンチにさらされてしまうが、守護神の曽ヶ端が好守を連発。10分に田中のミドルシュートを好セーブで弾きだすと、18分に訪れた岡本との一対一のシーンも完璧な反応でシュートストップを見せた。
曽ヶ端の活躍で1点リードでの折り返しに成功したが、後半は一転して打ち合いの展開が繰り広げられた。56分に野沢が蹴った右CKを大迫がニアサイド競り合い、ゴール前に逸らす。ファーサイドに流れたボールに対して、ダヴィが頭で押し込み、鹿島が追加点を奪い、リードを2点に広げた。
ところが66分に左サイドを藤田に突破され、中央へのグラウンダーのクロスを許すと、ゴール前の成岡に押し込まれてゴールネットを揺らされてしまう。1点差に詰め寄られてしまうと、ベンチがすぐさま動き、72分に中田と本山を投入し、流れを引き戻す。
78分には、右サイド得たFKを野沢がゴール前に送ると山村が相手と競り合い、こぼれたところをジュニーニョが狙う。ジュニーニョのシュートは惜しくもGKに防がれてしまったが、再びこぼれたところを山村が頭で押し込み、今シーズン初ゴールとなるチーム3点目を挙げた。
鹿島は後半のアディショナルタイムにCKから大井に得点を奪われてしまうが、1点差で逃げ切りに成功。4月の公式戦は6勝1分けで、優勝した2009年以来の負けなしとなった。苦手だった敵地での新潟戦で競り勝ち、充実した春の最後を勝利で飾った。試合が続くゴールデンウィークで勢いをさらに加速させていきたい。

















【この試合のトピックス】
・山村が今シーズン初先発。
・鹿島は4月の公式戦を6勝1分と無敗。これはリーグ優勝した2009年以来。
・今節(J1、J2含めて)でJリーグ公式戦が1万試合を記録。


・目で相手を追い。目だけで守備をすることはできない。マーキングを徹底して。自分たちの仕事に責任を持て。
・ファイナルホイッスルを待つな。最後の笛に向かって戦え。
・守備は集中を切らさない。
・後半、入りが大事だぞ。
・レオ シルバは活動量や機動性が高いので、そういった選手を自由にさせないということは徹底させないといけない。ハイペースで試合が進んでいるから、60分、70分あたりで本山を入れて再びレオ シルバのケアをしたことで、彼らの後ろでの起点がなくなったし、イングランドスタイルの4番の金根煥をFWに上げてロングボールという形になった。センターバックとしてもFWとしても、素質が高い選手を抱えているからできることでもある。そこで我々はセカンドボールをしっかり拾わないといけない作業があり、少しずつ相手が要所要所で出そうとしているサッカーの変化、面白さを我々が抑えることができた。
・両チームともにチャンスを多く作っていると思う。そこで我々が得点して、相手が得点できなかったことが結果に現れていると思う。ただ、チームとして守備で何をすべきかということを考えなくてはいけない。チームとしてはそこを構築している段階だから被シュートが多いのはやむを得ない部分も多少はある。同じメンバーで戦っているわけで、そのメンバーがチームスピリッツやクラブの伝統である団結や結束があって、去年の序盤よりもいい成績が残せるようになってきている。あとは、犠牲心を持って献身的にフォア・ザ・チームというスピリットでみんながチームのために走り、戦い、頑張るという基本的なことをできているので、チームの成熟が試合の中で見受けられるようになってきている。安定したパフォーマンスを前後半でできるようになってきている。あとは、シュートの数で相手が上回っていて我々が下回っていた場合、多少相手が打った時に運が味方している部分、GKの能力が高い、あとは相手の決定力が低いということも挙げられる。
内容は五分五分でチャンスは両チームにあったと思う。前半の攻撃が単調でハーフタイムに監督から指示があった。守備は軽さが目立ったので、同じミスをしないように修正しなくてはいけない。(ゴールは)何度も打てるようなシュートでなく偶然に入っただけ。ボールを受けて相手GKの位置を見たら下がっていたので、その間に打った。早い段階で先制出来た事が良かった。
【青木 剛】
連戦の最後の試合をアウェイだが勝てる事が出来て良かったと思う。
山村選手、曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。