
8年ぶりにトニーニョ・セレーゾ監督が復帰し、4シーズンぶりの覇権奪回を目指す鹿島の2013シーズンは、アウェイ鳥栖戦での引き分けスタートとなった。
鳥栖には1997年に行われたヤマザキナビスコカップで2勝していたが、リーグ戦では昨シーズンが初対戦。2試合とも完封に抑えられてしまい1分け1敗と勝利がなかったが、アウェイゲームとなった今回の開幕戦では、前半は鹿島が圧倒する。序盤からボールポゼッションで優位に立つと、2トップのダヴィと大迫、中盤に入ったジュニーニョが上手くボールを引き出し、度々鳥栖ゴールに迫った。
中でも大迫が出色の出来を見せ、5分に左サイドからドリブルで中央に侵入して、今シーズンのオープニングシュートを放つ。その後も安定したポストプレーで攻撃を活性化させると、32分に先制点をマーク。野沢の右CKからダヴィが頭で逸らしたボールに対し、ファーサイドでダイレクトシュートを沈め、Jリーグ全体での今シーズン初ゴールを挙げた。
しかし、前半を圧倒的に攻め込みながらも大迫の1点のみにとどまると、後半は状況が一変し、鳥栖の中盤を省略してロングボールを放り込んでくるサッカーに苦戦してしまう。鹿島のゴール前でのシーンが増えると、71分にはついに得点を許してしまう。ロングボールに反応した豊田にドリブルでゴール前まで持ち込まれ、そのままシュートを決められてしまった。
鹿島は追いつかれた後も鳥栖に押し込まれる展開が続いたが、曽ヶ端を中心守備陣が粘りの守備を発揮。勝ち越し点こそ奪えなかったが、逆転は許さずにアウェイで勝ち点1を獲得した。
白星発進こそ逃したが、試合後にトニーニョ・セレーゾ監督が「非常にタフで力強い鳥栖を相手にしたアウェイで勝点1を持ち帰られることは喜ばしいことだと思う」と語ったように、結果を悲観するべきではないだろう。試合内容でも、前半は圧倒したサッカーを見せていた点は忘れてはならない。加えて、攻撃陣の中で大迫の状態が良く、新加入のダヴィとのコンビネーションに伸びしろを残している点も好材料と言える。
次節は、昨季2位の仙台とのホーム開幕戦。強敵相手に今シーズン初勝利を挙げることで、8度目のリーグ制覇へ大きな一歩を踏み出したい。
















【この試合のトピックス】
・大迫が2013シーズン、Jリーグ一番乗りのゴールを決める。


・コンパクトな形を維持しながらリスクマネージメントを徹底すること。
・球際の勝負は絶対に退かずボールを奪いきるまで戦え。
・簡単にボールを失わないこと。
・気持ちで負けないこと。
・皆でやるべきことをもう一度やろう。
勝てれば良かったけど…。点はプラスに考えたい。ダヴィとの関係は悪くなかったと思う。(ゴールシーンも)ダヴィから来る予感はあった。
【曽ヶ端 準】
先制したので勝ちたかった。風が結構舞っていて、難しい部分もあった。相手もよく走ったと思う。もっと上手く時間を使えれば良かった。
岩政選手、青木選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください。