
前半に決まったマルキーニョス、岩政の2ゴールで熊本から2-1の勝利を奪い、鹿島は天皇杯4回戦進出を決めた。次の対戦相手はリーグ戦で2敗を喫しているC大阪。リベンジを含め3年振りの天皇杯制覇に向けて絶好の相手と言えるだろう。
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序盤、引き気味の相手に対し素早いパス交換で崩しにいった鹿島は14分、小笠原がくさび役の興梠に当て、そこからフェリペ ガブリエルが絶妙なスルーパスを前線に送る。これを受けたマルキーニョスは相手GKの南をもかわし、無人のゴールへ先制弾を叩き込んだ。

これで勢いに乗るかと思われた鹿島だったが、その12分後にはカウンターから左サイドを崩され、福王に同点弾を決められる。その後も自陣からなかなか出てこない熊本に苦戦を強いられる。


だが前半終了間際のアディショナルタイム、小笠原が放った強烈なミドルシュートから得たセットプレーから鹿島は追加点を得る。野沢が蹴った右CKからニアへ強引に走り込んできた岩政が豪快にヘッドで決め、スコアを2-1とし45分を戦い終えた。


後半に入っても、消極的な姿勢のまま自陣に引きこもる熊本を攻めきれない時間が続く。目立った攻撃は57分の左サイドから小笠原が上げたクロスにマルキーニョスが合わせたヘディングシュートと87分に前半同様、マルキーニョスがGK南と一対一になったシーン程度だった。

結局、後半45分を戦い追加点を得られなかった鹿島だったが、守備面では最後まで安定感を失わず前半に上げた1点のリードで粘る熊本を振り切った。

J2のチームに2-1という最小差勝利と消化不良気味のゲームとなった印象は否めないものの、カップ戦独特の難しさがある天皇杯でしっかりと勝ちきったことは次につながると言えよう。またこれで4回戦は11月17日(水)のC大阪との対戦。リーグ戦では2敗を喫している相手だけに必勝を期したい。





天皇杯というのは早い段階で対戦カードはわかっていたし、チーム・クラブにとっては願ってもない経験となるのがこの大会。天皇杯はトーナメント方式なので負けてはいけないだけに勝つ方法を見出させるために相手もスーパー守備的な戦法を狙ってくるので自分たちがやっているサッカーとは正反対のことなので多少不慣れなことはあるが、最近のホームは似たような戦法をとってくることが多いのでそれに対応できるよう徐々に崩せるのではないかと思う。
(Q:後半、相手はシュート0本だったが?)
結果として0本に抑えることはできたと思うが、後半は我々が主導権を握れていた。個々の質の高さ・違いはあるので(天皇杯は)見ている側にとっては面白味はあると思うがトーナメント方式の大会なので我々にとっては勝たなければならない。強豪相手だったりレベルの差もあるかもしれないけれどリスクマネジメントを徹底するためにも全員が的を絞ってボールを奪っていくという当たり前のことを当たり前のようにやることというのが今日はできていたと思う。
(Q:熊本の印象は?)
面白いチームだと思う。ここ数試合のリーグ戦をビデオで見たけれども、リーグ戦での戦い方とは違ってトーナメントなのでやり方は変えてくるのはわかっていた。個々の選手にしても面白い選手が存在していると思うし、将来的にも面白いチームになると思う。
(Q:これでベスト16進出となったがタイトルに向けてどう戦っていくのか?)
次の大会は11/17であり、試合まで40日ちかくあるので試合近くに再び質問してもらえれば率直な感想をお伝えすることはできると思う。次の勝敗に関わってくる直近の試合というのはリーグ戦なので次の天皇杯(11/17)までの間はリーグ戦に集中して取り組んでいきたい。
自分自身のコンディションはいいし、いい準備が出来ていると思う。熊本は今年から監督が代わって活きのいい若い選手が使われるようになっているみたいだし、チーム全体が運動量があるイメージがあるのでこちらも走り負けないようにしたい。
【中田 浩二】
J2だと思ってなめて試合に入ると痛い目にあう。最初の10分~15分くらいは特に集中して試合に入らないといけない。清水戦でも相手に対して圧力はかけられたし、涼しくなってきたので運動量を上げていきたい。
【曽ヶ端 準】
松橋やカレンなど前線に足の速い選手がいるので、裏への飛び出しなど気をつけないといけない。0-0の時間が長くなるとどんどん難しい試合になってくるので、早い時間に点を取ることが大事だし、最後まで試合をコントロールしたい。
【新井場 徹】
初めて戦う相手なのでやってみないとわからない部分が大きいけれども、試合の中で臨機応変に対応したいと思う。J2の相手だとか天皇杯だとか関係なく、勝たないと次のステージには進めないのでしっかりと勝ちたいと思う。
【興梠 慎三】
リーグ戦でなかなか点が取れていないので、大会は違うがこの熊本戦でゴールを決めることが出来れば自分の中でいいきっかけになると思う。自分のゴールでチームを勝利に導きたい。
自分が入った時の監督からの指示はまず守備をしろということだった。次の対戦相手はセレッソに決まったし、今季リーグ戦で勝てていないので自分が点を取ってリベンジしたい。
【新井場 徹】
負ければ終わりのトーナメントなので勝って次のステージに進むことが大事だった。相手がかなり引いてきたので自分たちもこういうサッカーになったけれども、今日は勝つことが大事だった。
【岩政 大樹】
引かれた相手に対してはセットプレーで点を取らないと難しい。相手は同点に追いついてから元気になってきたし、セットプレーから点を取れて試合運びが楽になった。涼しくなってきていろいろな駆け引きがしやすくなった。コンディションも上がってきているし、今後はさらに結果と内容にこだわってやっていきたい。
【大岩 剛】
中途半端なクリアからの失点になってしまった。どのレベルの相手でもあれくらいスペースを与えてしまうと決められてしまう。1失点が余分だったけれど、今日に関して言えば、次のステージに進めたことが大事。