
マルキーニョス不在の中、興梠が2試合連続弾を決め、J1通算350勝をほぼ手中に収めたと思われたが、結局試合終了間際に今野の同点弾を許し、1-1のドローに終わった。リーグ後半戦の初戦で勝点1に終わった鹿島は、今日浦和に完勝した首位名古屋に勝点2差。2位清水とは勝点1差とリーグ4連覇に向け、激戦が続く。

序盤からホームの鹿島はF東京にプレッシャーをかけ、試合の主導権を握る。5試合ぶり先発復帰の徳永を攻撃的中盤に起用するなどの策に出たF東京には疲れが目立ち、鹿島は中盤を支配するとともに前線の大迫と興梠がそのスピードを生かし、攻撃のリズムを形作っていった。
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すると27分、興梠が自ら得たFKから待望の先制点を得る。左サイドペナルティーエリアから15mほど離れた地点からのFKを小笠原が蹴ると、相手選手のマークを完全に外し、見事なヘディング弾で2試合連続ゴールを決めた。
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この先制点で勢いに乗る鹿島はその後も大迫、小笠原らが決定的な場面を演出するが結局、前半は興梠の1ゴールのみで折り返すこととなった。

後半に入り今野をボランチへ上げ、森重をセンターバックへ下げるなど頻繁にポジションチェンジを行うF東京に対し、鹿島は徐々に運動量が減り、試合のリズムを失い始める。それでも74分、中村の蹴ったクロスが危うくゴールに入りそうになりながらもポストに当たった跳ね返りを曽ヶ端が抑えるなど運も味方し、何とか鹿島は失点せずに試合は残り10分となった。


だが、ここで鹿島の選手たちの足が夏の疲労からか、完全にストップしてしまう。そして試合終了間近の86分、中盤から大竹、大黒、今野とつながれ、最後は完全にフリーとなった今野に左足で決められ、同点。前半に見せた勢いを最後まで持続することができず、鹿島は勝点2を失うこととなった。
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「後半、鹿島の足が止まることは分かっていた」。試合後の会見でF東京の城福監督が語ったようにここ数試合、後半で動きの質の劣化が目立つ鹿島。ワールドカップによる中断期間が明けて7月は無敗と見事なスタートを切っただけに、この8月も夏の厳しさを何とか乗り切りたいというのが本音だろう。リーグ4連覇に向け、これからが本当の勝負だ。









・相手のゴールキックを自由にさせるな
・サイドチェンジから相手を崩せ
・両サイドの裏を起点に攻撃
・最初の15分間をしっかりやる
今日はちょっと酷すぎた。自分が入ってからはボールを落ち着かせたかったけれども、相手が前から来ていたのでうまく繋げなかった。
【興梠 慎三】
久々に90分やって疲れた。前半にチャンスがいっぱいあったので2発目を決められれば良かった。ホームなので主導権を握って試合をしたかったけれども、後半は主導権を握られてしまった。勝点3をとれなかったのは本当に悔しい。
【大迫 勇也】
あのシュートは決めないとダメ。負けたのは自分のせい。後半は、縦に縦に急ぎすぎたと思う。落ち着いてしっかりボールを回したかった。
【新井場 徹】こういうピッチコンディションや暑さの中では90分間走り回ることは難しいので、チームとしての意識の統一が必要だったと思う。結果的に引き分けだったが、ウチとしては勝点2を失った試合。今日の引き分けは反省する材料がたくさんあるし、次の試合がすぐにあるのでしっかり修正したいと思う。
【岩政 大樹】
途中で選手が代わって本来いるべきところに人がいなかったりしたので、全体のバランスがよくなるように後ろから声をかけて修正しないといけなかった。蓄積している疲れや今日のピッチ上の暑さも含めて、今日のゲームは僕のサッカー人生の中でも1,2を争うキツイ試合だった。この暑さの中ではメリハリをつけて戦うことが大事になる。