2018 宮崎キャンプ13日目

2018.01.27(土)
キャンプは13日目、いよいよ残り2日です。宮崎での最終戦となる徳島との練習試合が予定されていた今日は、午前中に指定メンバーのトレーニングを行いました。厳しい冷え込みに見舞われましたが、強風が吹かなかったこともあってか、前日よりも体感気温は高かった印象です。

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まずはピッチを周回して身体を温めた後、パスとドリブルを織り交ぜたウォーミングアップのメニューに取り組みました。GKの沖選手と川俣選手は佐藤GKコーチの指示を受けながら、様々なバリエーションのキャッチング練習を実施しています。

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ウォーミングアップを終えた選手たちは、ハードなサーキットトレーニングに臨みました。チューブを引っ張った後にダッシュでハードルを跳び、ポールの間を走り抜けるなど、多種多様なステップワークを要求されるメニューです。最後はコーチからパスを受け、GKが守るゴールへシュートを放ちます。長い距離を走り続けることとなり、選手たちは苦しそうな表情を浮かべていました。負荷がかかった状態で正確にシュートを放つための練習で、里内コーチは「試合と同じ!最後の苦しいところで精度にこだわれ!」と選手たちを鼓舞していました。

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午前練習は1時間強で終了。選手たちと監督、コーチ陣はバスで宿舎へ戻りました。そしてミーティングをした後、再び競技場へ出発。12時30分頃に到着し、14時キックオフの徳島戦に向けて準備を進めていきました。

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メインスタンドを多くの観客が埋め尽くす中、徳島戦は14時にキックオフを迎えました。テゲバジャーロ宮崎戦、金沢戦を経て、メンバーを入れ替えて臨んだアントラーズは徳島にボールポゼッションを許す時間が長くなりましたが、最終ラインで絶えず指示を出し続けた昌子選手を中心に、集中力を保って応戦していきました。

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前半途中に徳島に先制点を許してしまったものの、34分に同点ゴールが生まれます。右サイドでボールを持った内田選手がピンポイントのクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだ田中選手がダイビングヘッドを突き刺して1-1に。同点に追い付き、前半を終えました。

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ハーフタイム明け、アントラーズは久保田選手以外の10人を入れ替えて後半に臨みました。ルーキーの山口選手が前線で積極的にボールを呼び込み、何度もドリブル突破を仕掛けています。中盤では小笠原選手が大きな声で周囲を動かし続け、圧倒的な存在感を誇示。2年目の小田選手も大岩監督から事細かに指示を受け、攻守両面で激しいプレーを見せていました。

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試合は1-1で終了。追加点を奪うことはできませんでしたが、鮮やかな連係でゴール前まで迫る場面もあり、収穫と課題の両面が見つかった90分となりました。これで、宮崎キャンプでの対外試合はすべて終了です。

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そして試合後には、鹿嶋市の錦織市長をはじめとするホームタウンの方々、そしてスポンサーの皆さまが激励訪問をしてくださいました。選手会長の昌子選手が代表挨拶を行い、たくさんの差し入れをいただいています。また、LIXIL九州支社の方からは毎年恒例となった力強いエールをいただき、アントラーズからは植田選手と安西選手、町田選手がエールを贈りました。

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今年の宮崎キャンプはついに明日が最終日です。チームは午前練習を行った後、鹿嶋へと帰ります。

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昌子選手
「今シーズンはもちろん、四冠!口で言うのは簡単ですが、しっかりピッチでそういう姿勢を見せて、皆さんもファミリーの一員ですし、応援よろしくお願いしますではなくて、一緒に戦ってくださいと伝えたいので、今年も全試合、一緒に戦ってください。よろしくお願いします」

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犬飼選手
「今年は全員が優勝を目指していると思うので、その力に自分がなれるように精一杯、努力するので、これから応援をよろしくお願いします」