
ヤマザキナビスコカップ三連覇を目指す鹿島が難敵名古屋を撃破し、グループB首位に躍り出た。決勝ゴールは、この試合で史上4人目となるナビスコカップ50試合出場を達成したジュニーニョ。またこのゴールでジュニーニョはナビスコカップ通算26得点とし、歴代首位の中山雅史に並んだ。
小笠原、遠藤を累積警告で欠く鹿島は序盤から闘莉王、ケネディを欠く名古屋を高いボールポゼッション率で押し込む。野沢、柴崎が大迫、ダヴィらと絡む攻撃は極上のものだった。さらに今日、左サイドハーフで先発出場したジュニーニョが往年のキレをみせ、名古屋守備陣をドリブルで圧倒した。
そして前半23分、大迫がセンターサークル付近で相手選手からボールを奪取するとそのままカウンターに入り、最後は左サイドに張るジュニーニョへラストパスを送る。ジュニーニョはファーサイドに巻くような軌道のシュートを放ち、名古屋のゴールネットを揺さぶった。GKにとっては最も遠い位置へのシュートであり、名手楢崎にとってもまさにお手上げの一発だった。
前半45分間で10本ものシュートを放った鹿島は後半に入り、追加点を狙いたいところだったが、ハーフタイムにストイコビッチ監督から檄を飛ばされた名古屋に盛り返される。一進一退の攻防となるが、柴崎が積極的にゲームメークし鹿島も盛り返す。最後に87分、岩政がこの日2枚目となるイエローカードで退場となるも、代わりに入った山村が今季初出場ながら安定した守備で試合を締めた。
この勝利で勝ち点を9とした鹿島はグループB首位に浮上、他チームよりも1試合少ない中でのこの結果は決勝トーナメント進出へ大きく近づいた。これで公式戦6試合負け無し。誰が出ても
鹿島らしい戦いが出来ていることはその強さがいよいよ本物になってきたと言えよう。

















【この試合のトピックス】
・ジュニーニョがヤマザキナビスコカップ50試合出場を達成。史上4人目。また今日のゴールで通算26得点となり、中山雅史と並び歴代1位となる。
・山村が昨年8月25日のリーグ第23節・新潟戦以来の公式戦出場。
・大迫が今季2回目のゲームキャプテン。
・大迫の交代後、柴崎が初めてキャプテンマークを巻く。



・両サイドに展開することで相手のDFラインを横に引き伸ばし、中央にスペースを作れ。
・この試合もミドルを狙うのに最適なピッチ条件だ。チャンスがあればためらうな。
・空いているスペースにもっと侵入して使っていこう。
・自信を持って得点を狙っていこう。
・(大迫や柴崎がキャプテンマークを巻いて)やはり責任というものを感じると思う。可能であれば、私はキャプテンマークを11人全員に渡したいが、1人しか渡せないから仕方がない。
・小笠原が出場停止となったが、本田が守備をしっかりするという基本的なことをしっかりやってもらって、CBの前で仕事をするということをきちんとやってくれた。最後は足をつったようだが、それは仕方がない。頭を使っていい仕事をしてくれたと思う。
・チームにとってもいい試合だったと思う。1つはフィジカルで強い相手にうまく対応できたし、もう1つは連係がきちんと取れている相手に対し、全員がしっかり意思を持って対応できた。それから我々の武器であるポゼッションというものをきちんと発揮してプレーできたと思う。相手の能力を考えれば、素晴らしい試合ぶりだった。もし名古屋が仮にメンバーを落としているのであれば、それは贅沢なクラブだけができること。我々には残念ながらそういう余裕がないし、しっかりとした目標を持ってやっている。いい自信になると思う。闘莉王選手とケネディ選手がいなかったことは確かに違うかも知れないが、それでも名古屋は能力の高いチームだと私は捉えている。
ば、アンラッキーだった。
チーム全員でつかんだ勝利だと思う。その試合で貢献できてうれしい。(ゴールは)練習の通り。サコから良いタイミングでボールをもらえたので打つだけで良かった。これからもチームを助ける様なゴールを決めたい。
【本田 拓也】
自分の事よりもチームとして結果が出て良かった。名古屋の長いボールからのセカンドの動きとバイタルをしっかりケアするようにした。球際も強くいけたと思う。試合中、サイドに振れと言われたが、良いタイミングで出せなかった。でもチャンスも作っていたし、全体的に良かったと思う。後半、押し込まれる事もあったが結果が全て。
【青木 剛】
得点シーンもそうだが、前線とハーフが前から守備をしてボールを奪えていたので、それが攻撃に良い形でつながった。名古屋は攻撃に人数をかけてくるので、奪った後にチャンスになると思っていた。後半は、名古屋も修正してきて押し込まれるようになってしまった。
山村選手、大迫選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。