スペイン遠征(4/20)

2019.04.21(日)
スペイン遠征も8日目を迎えました。我々が出場していた「MUNDIALITO 2019」は、昨日の敗戦で終了してしまいましたが、今日は午前中に交流戦を行いました。

いつものように散歩後に朝食を食べてバスで移動。昨日と同じグランドです。

相手はジーコTDが育ったクラブで、ブラジルの強豪“フラメンゴ”です。フラメンゴは大会期間中同じホテルに宿泊していました。

今回の遠征メンバーが中学3年生になった時にブラジル遠征を行いますが、フラメンゴとはその時に対戦する可能性があります。

その前哨戦であり、今回の遠征最後の試合。これまでの集大成として、すべてを発揮して戦うことを約束し、試臨みました。

photo

9:00キックオフで行われた試合は、フラメンゴがテクニックを駆使して攻撃を仕掛けてきました。しかし、アントラーズはこれまで通り、コンパクトを保ちながら相手にスペースを与えず、連携でボールを奪い隙をついて相手ゴールへと迫りました。

前半18分には、左サイドから右サイドへ展開しました。佃が相手のDFを交わして中央へ低いクロスを入れ、木内が左足でジャストミート。先制点を奪いました。

相手はシステムを変えて攻撃を仕掛けてきましたが、粘り強い対応で失点を許さず1-0のまま前半を終えました。

photo

photo

後半、フラメンゴはフレッシュな選手を投入し、さらに勢いをもって攻撃に出てきました。フラメンゴの鋭いサイド攻撃を必死に守り、逆にボール動かしながら追加点を奪いに行きました。

しかし12分、攻撃に出たところでボールを失い、カウンターからサイドを突破され失点。

21分には、中央を崩されて再びゴールを許し逆転されてしまいました。

何とか同点に追いつこうとみんな必死で戦いましたが試合終了。1-2の敗戦となりました。

photo

photo

選手達は、2年後にリベンジが果たせるように成長しなくてはいけません。

〈試合結果〉
1-2(1-0/0-2)
〔先発メンバー〕
GK 藤井 FP 江幡・大嶋・佐藤・芹澤・小笠原・大内・木内・佃・新堀・伊丹
〔交代メンバー〕
FP 加藤・ 飛田・土屋・矢島・小坂
〔得点者〕
木内(佃)

橋野監督コメント
「トレーニングマッチとはいえ、相手はフラメンゴ。世界基準を体感できる相手に対して、これまで同様に良い準備を心がけて試合に入りました。昨日までに6試合行っているのでコンディションは良くありませんでしたが、全員で戦いました。前半に得点し、ゲームを有利に進めることができましたが、さすがにフラメンゴ。素早い攻撃と、一瞬だけ出来てしまった守備の隙を確実に突かれ2失点し、逆転負けをしてしまいました。中学1年生とは言え大人のような勝負所の見極めと、それを確実に得点に結びつける実力は流石でした。この遠征を通して得た、成果と課題を日本に持ち帰り、日々のトレーニングに活かしてほしいです」

交流戦後はそのまま決勝戦を観戦に行きました。決勝戦のカードは、我々が準々決勝で敗れた“レバンテ”とスペインの雄“ベティス”です。

結果は前後半にそれぞれ1点ずつを奪ったベティスが勝利。優勝を果たしました。

選手達は、自分達と何が違うのか、彼らの良さは何なのかを食い入るような眼で観察していました。

photo

決勝観戦後は、一旦ホテルに戻って昼食をとり、再びメイン会場に移動しました。

午後になって降り出した冷たい雨の中、閉会式が行われました。全員が大会記念カップをいただき、GK藤井がベストゴールキーパー賞を受賞しました。

日本人の個人賞受賞は初めてです。

photo

photo

明日はいよいよ帰国となります。