スペイン遠征(4/18)

2019.04.19(金)
スペイン遠征も6日目となりました。

連戦で疲れがたまってくる頃なので、毎日の食事での栄養摂取が大切です。

ホテルの食事は毎食、肉や魚、サラダ、フルーツのほか、スペインの代表料理であるパエリアそしてピザや様々な種類のパンなど非常に充実しています。選手達はバランスよくたくさん食べ、試合後のバス移動時にバナナをとるといった工夫もしていました。

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今日も散歩をしてから朝食を食べ、ミーティングを行い試合会場へ移動。昨日と同じ会場で決勝トーナメント1回戦を戦いました。

相手は強豪のアトレチコ・マドリードです。

決勝トーナメントということで、さらに注目度が増していました。日本から参加しているモデレーションチームの選手たちが応援に来てくれました。

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しかし、ここはスペイン。相手の家族含めたサポーターの大声援が響く完全アウェイの雰囲気の中、11:30にキックオフの笛が鳴りました。

立ち上がりからこちらがリズムをつみました。チームとして意図的にボールを奪い、そのボールを確実に動かしながら相手ゴールに迫りました。しかし、相手ゴール前の守備が固く、簡単にはシュートを打たせてもらえません。

攻め込まれることもありましたが、強固な守備で守りました。

24分には、相手の縦パスを矢島がインターセプト。ダイレクトで加藤へつなぎ飛田、木内と素晴らしいパスワークで相手の中盤を切り崩しました。木内が相手DFラインの背後へ配球し、そこに走り込んだ小笠原がGKの頭上を越すループシュート。この見事なゴールが決まり、待望の先制点を奪いました。

勢いを増すアントラーズは前半終了間際、伊丹が左サイドを突破し、マイナスのクロスをいれると、飛田が左足でシュート。ボールはポストを直撃し、惜しくもゴールなりませんでした。

後半に入ると、1点を奪いたいアトレチコは前線からプレス、圧力をかけてきました。相手はサイドを有効に使って攻撃を仕掛けてきますが、こちらはコンパクトに保ち、スペースを与えずに粘り強く対応しました。

18分。相手左サイドからのクロスがタッチラインを割り、ゴールキックと思われましたが、コーナーキックの判定。そのコーナーキックのこぼれ球を押し込まれ、今大会初の失点を喫しました

その後は硬直状態が続き試合は1-1で終了。3人制のPK戦となりました。

先行はアトレチコ。1本目をGK藤井が見事にセーブ。こちらの1人目キッカーは芹澤。冷静に決めました。

続いて相手の2本目も藤井が素晴らしい反応ではじき返しました。そして、アントラーズの2人目加藤が落ち着いてサイドネットに流し込み2-0。
トータル3-1でアトレチコに勝利し、先日のユースU-17広州遠征での雪辱を果たしました。

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〈試合結果〉
3-1(1-0/0-1/PK2-0)
〔先発メンバー〕
GK 藤井 FP 矢島・大嶋・小坂・芹澤・加藤・小笠原・木内・土屋・飛田・伊丹
〔交代メンバー〕
FP 佃
〔得点者〕
小笠原(木内)

橋野監督コメント
「ゲームをコントロールすることを心がけて試合に入りました。前半に先制点を奪えて、ゲームを優位に進めることができましたが、後半にコーナーキックから失点してしまい、振出しになってしまいました。しかし、気持ち的にも崩れることなく残り時間を戦うことが出来ました。PK戦については、GKの藤井選手はもちろん、キッカーの選手達を信頼していました。疲労が心配ですが、全員で良い準備をしたいです」

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試合後はホテルに戻って昼食。疲労回復のためにプールでクーリングダウンを行いました。

19:00からはミーティング。今日の試合映像を観ながら、チームコンセプトを踏まえた上での攻守における判断の修正を行い、チームの意思統一を図りました。

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そして、アントラーズアカデミーの先輩であり、現在はスペインのクラブFC Jumillaでプロ選手としてプレーしている松浦航洋選手から激励の言葉をいただきました。松浦選手はオフの合間にかけつけて、今日の試合も観戦してくれました。

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明日の準々決勝はスペインの“レバンテ”と対戦します。