暑くなってまいりました。そこで、熱中症の予防法について簡単に説明させていただきます。
是非、参考にしてクリニックに参加していただければと思います。

☆予防法
①練習前後の体重の確認
どの程度の水分が発汗によって失われたのかを知ること。
練習の前と後に体重を測り、表にし、翌日の練習前の体重測定時に、少なくとも減った分の８０％は回復しているようにする。
回復していなければ、水分補給が足らない、食事が確りとれていない、睡眠不足などの理由を考え、確りとるようにする。
(例　練習前60.0kg、練習後57.0kg、翌日の練習前に59.4kg以上)
また、運動前後の体重を比べると、特に水分補給が適切であったかどうかがわかります。運動前後の体重減少が２％以内に収まるように水分補給を行うと良いと思います。(体重の３％以上の水分が失われると体温調節機能に影響がでるといわれています)

② 睡眠状況の把握
睡眠不足は熱中症を引き起こしやすく、疲労の蓄積、集中力の低下などによってケガ　などを誘発させるので、睡眠時間や睡眠状況をチェックしておく必要がある。

③環境条件を把握し、それに応じた運動、水分補給などを行う
練習や試合を行う際に、気温や湿度、練習時間、場所を把握しながら、どのくらい水分補給を頻繁に行う必要があるか、準備しておくことが大切である。気温が高ければ高いほど熱中症が起こる危険性が高くなるので、気温が低いとき以上にこまめに水分を摂取できる回数・休憩を増やしたり、グランド脇にボトルを置いておくなどの常に補給できる配慮が必要になってくる。