こちらフリークス編集室

特等席

2012年02月04日(土)
移動バスの最後尾。左から小笠原選手、土居選手。一席空いて柴崎選手、遠藤選手。「お〜い、こっちこっち! いい席空けといたよ〜」。

1月5日から8日まで、「東北人魂」のイベントに同行しました。「東北人魂」とは、東日本大震災が起きて、「何かしたい」と考え行動に移した小笠原選手が中心となって始動した団体です。小笠原選手、熊林選手(ザスパ草津)、今野選手(ガンバ大阪)を中心に声を掛け合って集まった東北六県出身のJリーガー有志が、東北地方におけるサッカー復興のために活動を始めました。現地の人たちとともに、「いっしょに頑張っていきましょう」という形を目指し、本当に多くの人たちの協力があって実現したこのイベント。アンケートをとって選手たちがもっとも望んだのが、「現地まで行って交流を持つ」ということでした。シーズンオフとなり、やっと実現したのがこのイベントだったのです。

もうすでにご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、イベントを行うのと同時に「せっかくイベントを手伝ってくれるんだったらFREAKSの取材もやろう」と小笠原選手が言ってくれたのがキッカケで、今号(FREAKS vol.197)の巻頭座談会が実現しました。短期間で東北主要都市をまわる移動と「できるだけ現地の人とコミュニケーションをとりたい」という選手たちの意向をくんだハードスケジュールもあり、取材は変更に変更を重ね、移動中のバスで行うことになりました。

FREAKS vol.197本文にもあるのですが、一番最後にスローガンについて聞いたときのこと。その質問の前に「最後に」と聞いたのに、途中でスローガンについて聞き忘れていたことを思い出し、「あ、もう一問いい?」と申し訳ないながらもお願い。「え〜」と言いつつも、「アディショナルタイムだね!」と言ってみんな疲れているにも関わらず、楽しげに答えてくれました。本当に選手に助けられ、取材する側としても"特等席"の待遇に感謝感謝でいっぱいの取材となりました。(池)

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