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FREAKS vol. 327(2022/12)より 〜妥協は許されない〜
2022.12.26(月)
2022シーズン、2年半ぶりにアントラーズに復帰した鈴木優磨。
岩政大樹監督とともに新しいフットボールスタイルを築き続けるなか、
来シーズン以降に向けてチームに不可欠な要素を熱く語る。
支えとなった経験豊富な
元選手からのアドバイス
──2022シーズンが幕を閉じました。この1年間をどのように振り返りますか?
「難しいシーズンだったというのが率直な思いです。シーズン序盤の入りは決して悪くなくて、僕と(上田)綺世(現サークル・ブルージュKSV)の力で押し切れる試合も少なくありませんでした。その状況のなかで、シーズン中に綺世が移籍する可能性もあるだろうと推測はしていましたが、実際にベルギーへ行ったあとに彼の穴を埋め切れたかというと、残念ながら対応できたとは言い難いところがあります。綺世の穴を埋められなかったという点は、難しいシーズンになった要因の一つだと思っています」
──リーグ戦は開幕からの7試合で6勝をマークし、いいスタートを切ることができました。今振り返ると、どのあたりからリズムが変わっていったのでしょうか?
「個人的に思うようにいかなくなったなと感じた試合は、福岡とのYBCルヴァンカッププレーオフステージ第1戦でした。チームとしての戦い方を選手全員で体現しようとしたのですが、おそらく事前のスカウティングもあって、福岡にうまく試合を進められてしまった。特に日本人選手は監督からの指示やチームの戦術を忠実にこなそうとする傾向がありますから、それらが結果に結びつかないとなると、やはり全体の雰囲気が徐々に変わっていってしまうことがあります」
──チームの雰囲気を改善させるために、リーダーの一人として当時はどのようなアクションを起こそうと考えていたのでしょう?
「その点にも難しさを感じていました。チームとしての戦い方をしっかりと持ちつつも、ピッチ上では選手一人ひとりが判断すべき部分もあると思っていましたから、そのバランスを取るのがかなり難しかったです。だから、選手として豊富な経験を持つ方々、当時はコーチだった大樹さん(岩政監督)、ソガさん(曽ケ端GKアシスタントコーチ)、満男さん(小笠原TA)、ヤナさん(柳沢ユース監督)などのところに行きました。今のチームの内情を伝え、『こういう状況のときはどう対応していましたか?』『どうしたらいいと思いますか?』と聞いてアドバイスをもらったんです。今名前を挙げた方々は、選手時代にそういうシーンを数多く経験しているし、さらに僕自身が味わったことのないような状況を乗り越えてきた実績もあるので、経験豊富な皆さんに話を聞かせてもらいました」
──チーム状況を改善させるため、自問自答したり、先輩たちの話を聞いたりしたなかで、特に印象に残ったことを教えてください。
「よく満さん(鈴木フットボールアドバイザー)が『チームは生き物だ』と言っていましたが、まさにそのとおりだなと思いました。漂う空気を感じれば、チームの状態がいいのか悪いのかはすぐにわかります。だからこそ、この1年間ほぼ試合に出場させてもらった自分としては、新たにチームを作るということ、そしてチームとして戦い、結果を残すということの難しさを強く実感させられました」
「負けてもいい」という意味は
まったく含まれていない
──8月には岩政監督が就任しました。当初から指揮官が口にしている「新しい鹿島を作る」というフレーズを、鈴木選手はどのようにとらえたのでしょう?
「ゼロからチーム作りをスタートさせるという熱い意気込みを感じていました。ただ、その思いがなかなか結果につながらなかったので、探り探りの状態でチーム作りを進めてきたという感覚があります」
──鈴木選手の言動からは岩政監督への信頼度の高さが感じられます。鈴木選手の目に映る岩政監督の特徴について教えてください。
「〝人のうえに立つような人間〟だと感じています。大樹さんにとってプロのチームを率いるのが初めてということもあり、自分が絶対的な存在としてチームを作ろうとはしていません。大樹さんは自分自身が監督として未熟であることを認めていますし、一方で僕ら選手たちが構成する今のアントラーズもまだまだ未熟な状態ですから、大樹さんをはじめとしたスタッフ、そして選手全員が一体となって、新しい鹿島を作っていこうというイメージが感じられます。この状況において、今のチームにとってどのような戦術、システム、選手起用がベストな形なのかを大樹さんはものすごく考えてくれていて、その様子を身近なところで強く感じていました。思うような結果は残せませんでしたが、試合をこなすごとに大樹さんの考えていることを選手たちがくみ取り、ピッチで表現できる部分も少しずつ増やせたのではないかと思います」
──監督と選手が一緒になって、一つひとつのことを積み上げているイメージですね。
「まさにそういった感覚です。苦楽をともにし、この先何かを成し遂げたときに、みんなで大きな達成感が得られるのだと思っています。ただ、現時点では先のことを考えすぎず、目の前の一つひとつの作業を繊細にこなしていく必要があります。きっとチームメートのみんなも同じように考えているはずです。全員の力で新しいスタイルを作り上げたいという気持ちは強いですし、今シーズンは目標を達成できずに悔しい気持ちを味わいましたが、それでも僕らが進んでいる道に間違いはないという手応えがあります」
──岩政監督が発した言葉で印象的だったのが、「常勝の看板は下ろしていい」というフレーズでした。
「大樹さんとしては、選手の重荷やプレッシャーを取り除くためにあえて口にした言葉なのだと思っています。だから僕としては、『本当に下ろしていいぞ』というふうにはとらえていません。選手たちを伸び伸びとプレーさせ、ベストに近いパフォーマンスを引き出すための言葉であって、『負けてもいい』という意味はまったく含まれていないと思っています」
──岩政監督の初陣、リーグ戦第25節福岡戦で勝利したあと、鈴木選手は「この一戦の熱量を毎試合続けることが大事」とコメントしていました。その後、当時の勢いを維持するのが難しかった要因についてはどのように分析していますか?
「最終的に相手との違いを作り出すには、戦術の問題というよりも個の力の部分も重要だと思っています。目の前のピンチを守り切れるか、一つのチャンスをゴールに結びつけられるか──。チームで戦うのはもちろん大事ですが、選手個々が一つひとつのプレーで目の前の相手に勝ることができれば、それはチームとしてのアドバンテージになっていきます。そのなかで、自分を含めてどの局面でもなかなか違いを作り出せなかったことが、勢いを維持できなかったことにつながってしまったのだと考えています」
ハードワークできない選手は
今や試合では使われない
──チームとしても個人としても成長を目指すなか、来シーズンに向けてどのような姿を思い描いていますか?
「まずは大樹さんが求める技術レベルに対して、選手たちがついていけるかどうかが大事。チーム戦術として求められることに対し、そもそも選手たちのなかにそれを実現する技術がないようでは戦術が成り立ちません。練習中の一つひとつの取り組みにこだわり、基礎的な能力を高めていくというのがポイントになってくると思います」
──岩政監督のフットボールスタイルを鈴木選手なりに表現すると、どのような言葉になりますか?
「選手に伸び伸びとプレーさせ、個性を存分に発揮させることを目指していると感じます。選手を型にはめて、こう動いて、こう点を取ろうと決まりごとを押しつけるスタイルではありません。ある程度の形はありつつも、選手たちの発想を大切にし、プレーしている選手も見ている人も『楽しい』と感じながら勝利を手にするというのが、大樹さんが描いているイメージだと思います」
──選手としてはやりがいも大きいのではないですか?
「やりがいはありますね。同時に、うまくいかない時間帯や劣勢の展開のときに、立ち返る場所を作る作業はもっともっと突き詰めていかなければいけないと思っています。チーム全体で同じ絵を描けていたとしても、うまく結果が残せなければ意味がないですし、どのような状況にあろうとも結果を残さなければならないのがアントラーズですから。チーム作りと結果を残すという二つのミッションを追い求めることの難しさは今シーズンを通して実感しました」
──天皇杯の準決勝で敗れたあと、岩政監督はチームを勝たせる選手になるための必要な3原則として、ハードワーク、問題解決、勝者のメンタリティーを持つことを掲げました。
「今や、華麗にパスを回していればチャンスが作れるという時代ではありません。現代サッカーの強いチームには、高い技術とともにハードワークできる能力を持った選手が集結しています。だから、大樹さんが挙げた三つの要素はすべてそのとおりだと思っています。同時に、先ほども話した局面を打開できる能力が大事。例えば、どの局面でも守れる、点を取れる、相手をはがせる。ハードワークしたうえで、相手との違いを見せつけられるというのは現代サッカーに欠かせない要素ですし、それを体現できるのが一流の選手であり、その選手たちの集まりが一流のチームということになります」
──鈴木選手がよく見ているプレミアリーグでは、世界屈指の選手たちが当たり前のようにハードワークしています。
「今ではそれが当たり前なんですよ。ハードワークできない選手は試合で使われませんから。例えばクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシのような選手を除けば、それ以外のすべての選手にはハードワークすることが求められます。現代のフットボールでは、ハードワークをしながら何を残せるかというのが重大なポイントになります。だから大樹さんとしては、この3原則を通して基礎的なことを選手たちにたたき込もうとしたのかもしれませんね」
──リーグ戦第33節の清水戦では、8試合ぶりに白星を挙げました。結果とともに、内容面でも一つの形を示すことができたように見えました。
「そうですね。健斗(三竿選手)がボランチに入ったり、マツ(松村選手)がサイドに張ったりと、メンバー構成を見ても新しい絵を描きながら、一つの形を追い求められるかもしれないという可能性を感じました。プレーしている選手としても、『これはおもしろいな』と思いましたし、きっと試合を見てくれたファン・サポーターの皆さんも『こういう布陣もいいかも』と思ってくれたのではないかと思います。探り探りやってきたものが、うっすらと形になって見えたような試合でした」
──具体的には、どのあたりに手応えを感じたのでしょう?
「あの試合では、僕からマツへのパスがかなり多かったと思います。僕のプレースタイルとしては足元でボールを受けたいので、サイドにスピードを武器にした選手が張っていて、常に相手DF陣の裏を狙ってくれていると、とてもプレーしやすいんです。ただ、少し形が見えてきたというところで今シーズンが終わってしまったので、この形を突き詰めるためにもう少し試合をこなしたかったなというのが本音です」
今シーズンは“なれ合い”と
感じるシーンが多々あった
──2年半ぶりにアントラーズへ復帰して、いい意味で変わっていないと感じた部分はありましたか?
「特に変わっていないと感じたのは、試合に負けたときにスタッフやアントラーズに携わる人々が、敗戦を心の底から悔しがっているところ。選手である僕らが、『みんなに対して本当に申し訳ない』と言いたくなるような環境があるところは、以前から変わっていませんでした。勝利に対する重み、クラブにかかわるすべての方々の熱い思いというのは常に感じますし、この点はやはりアントラーズらしさなんだなと実感しました」
──カシマスタジアムを埋めるファン・サポーターを見上げたとき、どのようなことを感じましたか?
「ここ数年タイトルを獲ることができず、今年も無冠で終わり、いいシーズンにならなかったということは僕ら選手も痛感しています。だからこそ、皆さんに対して申し訳ない気持ちがものすごく大きいです。その一方で、今シーズンの優勝を争った横浜FMや川崎Fの歩みを見ても、クラブとして変化していく時期、チャレンジしている時期に直面する難しさというものは必ずあります。もちろん言い訳をしたいわけではありませんが、新たなチーム作りに取り組むなかで、いきなりタイトルを獲れるものではないと感じましたし、一つひとつ勝利につながる要素を積み重ねていくことが重要なのだと実感しました。そのような状況でも辛抱強くスタジアムに足を運んでくれるファン・サポーターの皆さんのために、必ず勝ちたいという気持ちを選手たちは強く持っていますから、来シーズンも多くの方々と一緒に勝利を分かち合いたいなと思います」
──一方で、クラブ内に変化を感じた部分はありましたか?
「負けた試合のあとの空気感ですね。以前はロッカールームや翌日からの練習中に、『あいつ、やってしまったな』『あいつのミスは大きかったな』という空気が選手の間に漂っていました。だから、失点に関与した選手、決定機を逃した選手は、そのミスを取り返すために次の試合までの1週間の練習を文字どおり死に物狂いでこなしていました。当時と同じ感覚で今シーズンのチームのなかにいると、直近の試合で敗戦につながるプレーをしてしまった選手に対して、『こいつは本気で悔しさを感じているのか?』と疑問に思うことも少なくありませんでした。『〝こんな思いはもう絶対に味わいたくない!〟という思いを抱きながら練習に取り組んでいるのだろうか?』と感じることがよくありました」
──意識的な違いを如実に感じたのですね。
「例えば植田くん(直通/現ニーム)なんかは、自分のミスで失点した試合の翌週は、そのミスを次の試合で挽回するために、毎日のように必死に練習を繰り返していました。もちろん僕自身も同じで、うまくいかなかった試合のあとは、『こんな経験はもう二度としたくない!』という強い意志を持って日々のトレーニングに臨んでいました。そういった意識が今シーズンのチームからはあまり感じられなかった印象があります」
──当時のアントラーズには、悔しさをかき立てる雰囲気が漂っていたのですね。
「満男さん、(西)大伍さん(現札幌)、やっさん(遠藤選手/現仙台)たちもそうですが、ミスをした選手に対して何か言ったり、意図的にそういう雰囲気を作ろうとしているわけではないんです。でも、例えば僕が決定機を逃して負けた試合があったとしたら、何も言われないながらも『次の試合では絶対に決めなければならない』と思わされるピリッとした空気感がありました。同時に、ミスを取り返すために1週間死に物狂いで練習を積む選手を毎日目にしてきたチームメートは、その選手が次の試合でゴールを決めたり、いいパフォーマンスを見せたときには、全力で温かくいじり倒していましたね(笑)」
──そういった空気の共有が、今のアントラーズには求められると。
「はっきりと言葉にするならば、今シーズンは〝なれ合い〟と感じるシーンが多々ありました。みんな優しいし、誰かがミスをしても『大丈夫、大丈夫』『切り替えよう』と声をかけ合いますから。かつてのことを思い返すと、『切り替え』なんていう言葉は誰も口にしていませんでしたからね。極端に言えば、『お前のそのミス、自分のなかで1週間引きずっていろ!』という感じでしたから(苦笑)。自分のミスを取り返すために必死にもがき、練習に取り組むのがアントラーズの選手として当たり前のことでした。今の選手たちは、よくも悪くも切り替えが早いなと感じます」
──新たにチーム作りを進める過程では、そのような部分も欠かせませんね。
「この選手には厳しいことが言えるけど、あの選手には言いづらいというような関係性は、個人的に好きではありません。もっと妥協は許されない空気感を醸成していかなければならないと感じています。この点について、監督である大樹さんが『もっと激しく、厳しくやれ!』というのは違うと思うので、選手同士が突き詰めてやっていかなければいけないと思っています」
緻密な作業を徹底的に
突き詰めていきたい
──かつてのアントラーズと比べると、チームメートの顔ぶれもずいぶん変わっていたのではないですか?
「そうですね。復帰当初は、選手それぞれがどのような考え方を持ってプレーしているのかを早く理解したいと考えていました。ただ実際は、みんなの特徴を把握するまでに思っていたよりも時間がかかった印象です。ベルギー時代、さまざまな国籍の選手とチームメートになったときには、それぞれのプレーを何度か見ればプレースタイルや動きの特徴が何となくつかめました。でも日本人の場合は、比較的似たようなスタイルの選手が多いんですよね。だから、練習中から各選手の動きを見て、どういう癖があるのか、どういう意図でそのプレーを選んでいるのか、どういうプレーを好むのかなどをチェックしていました」
──今シーズン一緒にプレーしてきて、特に目に留まった選手を挙げるとすると?
「今シーズンのなかではツネ(常本選手)ですね。本人に対しても、『お前がディフェンスリーダーになるべきであって、早くその役を担えるようにならないといけない』って常々伝えています」
──具体的にはどのような部分に期待しているのでしょう?
「攻撃面の能力も高いうえ、守備範囲がものすごく広い。日本人の右SBのなかでも、あそこまで広い範囲をカバーできる選手はそうそういないと思います。そういう高い能力を持っているのだから、ディフェンスラインはもちろん、チーム全体を率先して引っ張っていくべきだと思うんです。そうすることで、ツネ自身ももっともっと成長していけると考えています」
──久々にJリーグのピッチに立ち、印象に残ったチームはありましたか?
「ミヒャエル・スキッベ監督に率いられた広島です。何事にもきちんとしている印象のドイツ人が指揮を執る、細部までとても整備されたチームというイメージを持ちました。監督が目指している方向性が、すごく丁寧にチームに落とし込まれている印象がありました」
──他のチームといえば、福岡のフアンマ・デルガド選手が鈴木選手のことを高く評価していました。
「フアンマ選手から『ユニフォームがほしい!』と何度も言われたので、先日送ったんですよ(笑)。これまで面識はなかったのですが、試合前に突然声をかけられて、『スズキ、お前のユニフォームくれないか?』って。ホームでの福岡戦のときには、試合中にルキアン選手から『あとでユニフォームくれ』って言われましたし、福岡に所属する外国籍選手からはなぜかすごく評価されているのかもしれないですね(笑)」
──鈴木選手が対戦相手のなかで印象に残った選手を挙げるとすると?
「福岡の山岸(祐也)選手。本当にいい選手だと思いました。今シーズンはアントラーズとしても彼にやられましたしね。何でもできるし、何よりボールを持ったときの力みがまったくないんです。シュートを打つときにも、いい意味ですごく力が抜けている。僕も自分の熱量を維持しながら、山岸選手のような力感でプレーしたいなと思ったくらいです。僕の場合、アントラーズのユニフォームを着てプレーしていると、どうしても力が入りすぎて空回りしてしまうことがありますからね(笑)」
──ファン・サポーターの皆さんは、鈴木選手の熱いプレーを来シーズンも期待しています。
「カシマスタジアムでプレーしながら、アントラーズを応援してくれている人は本当に多いなと純粋に思いましたし、皆さんの姿を見て心から幸せな気分になりました。アントラーズの強みの一つというのは、クラブにかかわる誰もが醸し出す〝無冠は許されない空気感〟。選手はその空気を感じながら、『絶対に勝ちます』『タイトルを獲ります』とただ口にするのではなく、勝利するために必要な要素を積み上げていかなくてはなりません。その緻密な作業の継続が、何よりも大切なことだと思っています。もちろん、僕らもすぐにタイトルを獲りたいという強い気持ちを持って日々取り組んでいますが、一つひとつ積み上げたものを試合で発揮し、次につながるような勝利を挙げたり、課題を手にすることが結果的に優勝に結びつくのだと改めて感じました。この先も、来シーズンに向けて緻密な作業を徹底的に突き詰めていきたいと思っています」