試合結果
2012Jリーグ ディビジョン1 第7節

鹿島アントラーズ
- 57' ドゥトラ
- 62' 興梠 慎三
- 85' 遠藤 康
試合終了
3-2
0前半2
3後半0

セレッソ大阪
- 21' キム ボギョン
- 45' キム ボギョン
試合経過
15' | ![]() |
高橋 大輔 → 丸橋 祐介 | ||
21' | ![]() |
キム ボギョン | ||
梅鉢 貴秀 → 柴崎 岳 | ![]() |
31' | ||
36' | ![]() |
山口 螢 | ||
41' | ![]() |
扇原 貴宏 | ||
45' | ![]() |
キム ボギョン | ||
青木 剛 → ドゥトラ | ![]() |
46' | ||
ドゥトラ | ![]() |
57' | ||
興梠 慎三 | ![]() |
62' | ||
72' | ![]() |
キム ボギョン | ||
興梠 慎三 → ジュニーニョ | ![]() |
79' | ||
79' | ![]() |
丸橋 祐介 → 黒木 聖仁 | ||
82' | ![]() |
茂庭 照幸 | ||
遠藤 康 | ![]() |
85' | ||
ドゥトラ | ![]() |
88' | ||
89' | ![]() |
黒木 聖仁 | ||
89' | ![]() |
清武 弘嗣 → 柿谷 曜一朗 |
後半3ゴールでリーグ戦ホーム初勝利!これでカシマ通算200勝達成!
前半2失点と全くいいところのなかった鹿島だったが、後半に入り怒濤の3ゴールで公式戦3試合連続となる逆転勝利を収めた。これでリーグ戦では今季初のホームゲーム勝利、そしてJ最速となるカシマ通算200勝を達成した。
序盤、鹿島は清武、扇原、山口といったU-23日本代表候補を中心にリーグ屈指のタレントを揃えるC大阪攻撃陣に翻弄される。特に前節のFC東京戦では勝利の立役者となった梅鉢がボールを持つと、扇原、山口らが早い寄せを見せ、そこから崩されるというシーンが多く見られた。そして21分、梅鉢と競り合ったU-23韓国代表候補のキム ボギョンから、ブランキーニョ、清武とつながれ、最後はまたキム ボギョンに戻されゴール右へ流し込まれ、早くも1点のビハインドを背負う形となった。
この劣勢にジョルジーニョ監督は異例とも言える素早さで対応する。31分、C大阪攻撃陣に狙われ続けた梅鉢に代え、負傷明けの柴崎をピッチに送り出す。柴崎が前のポジション、そして小笠原がボランチというポジションチェンジを行うがこの変更で状況は変えられない。逆にアディショナルタイムに入り、またしてもキム ボギョンに決められ2点のリードを許し前半を終えた。
後半に入るとジョルジーニョ監督はまたしても動く。青木に代え、ドゥトラ。そして中盤の底を柴崎、左に小笠原、右に遠藤、トップ下にドゥトラを配置するダイヤモンド型にフォーメーションを変更した。試合後、「相手のフォーメーション変更に対応しきれなかった」とC大阪のソアレス監督が嘆いたようにこの変更が鹿島に活力をもたらす。そして57分、小笠原が左サイドで粘りそのボールを遠藤がゴール前へクロス。これはGKキム ジンヒョンにパンチングでクリアされたものの、交代で入ったドゥトラがこぼれ球をうまくトラップし右足で技ありゴールを決めた。
ドゥトラの今季初ゴールで勢いづいた鹿島にその5分後、またしても小笠原の粘りから得点シーンが生まれる。今度は右サイドで粘った小笠原がドゥトラにパス。ドゥトラは周りをよく見て、ゴール前にクロスを入れると興梠がリーグ戦3試合連続となるゴールを決め、2-2の同点とする。
その後も攻め続ける鹿島は85分、西の絶妙なラストパスから、ここまで決定機を逸していた遠藤が左足で豪快なダイレクトシュートを決め、試合に終止符を打った。
「ここまでファン・サポーターに本当に申し訳ない思いで一杯だった」。試合後、ジョルジーニョ監督はそう語った。レジェンドを迎えての新生アントラーズの船出は確かに厳しいものだったが、このホームゲームでの初勝利、そしてカシマ通算200勝と記憶と記録に残る戦いを経て、チームの一体感はさらに増した。「アントラーズスピリットを象徴するゲームで、選手としても監督としても200勝に貢献できて、本当に光栄」。下位から抜け出すにはまだまだだが、そのスピリットと一体感は2007年の再来を十分に彷彿とさせる。3試合連続逆転勝利、2012シーズンの鹿島は実にドラマチックだ。
前半2失点と全くいいところのなかった鹿島だったが、後半に入り怒濤の3ゴールで公式戦3試合連続となる逆転勝利を収めた。これでリーグ戦では今季初のホームゲーム勝利、そしてJ最速となるカシマ通算200勝を達成した。
序盤、鹿島は清武、扇原、山口といったU-23日本代表候補を中心にリーグ屈指のタレントを揃えるC大阪攻撃陣に翻弄される。特に前節のFC東京戦では勝利の立役者となった梅鉢がボールを持つと、扇原、山口らが早い寄せを見せ、そこから崩されるというシーンが多く見られた。そして21分、梅鉢と競り合ったU-23韓国代表候補のキム ボギョンから、ブランキーニョ、清武とつながれ、最後はまたキム ボギョンに戻されゴール右へ流し込まれ、早くも1点のビハインドを背負う形となった。
この劣勢にジョルジーニョ監督は異例とも言える素早さで対応する。31分、C大阪攻撃陣に狙われ続けた梅鉢に代え、負傷明けの柴崎をピッチに送り出す。柴崎が前のポジション、そして小笠原がボランチというポジションチェンジを行うがこの変更で状況は変えられない。逆にアディショナルタイムに入り、またしてもキム ボギョンに決められ2点のリードを許し前半を終えた。
後半に入るとジョルジーニョ監督はまたしても動く。青木に代え、ドゥトラ。そして中盤の底を柴崎、左に小笠原、右に遠藤、トップ下にドゥトラを配置するダイヤモンド型にフォーメーションを変更した。試合後、「相手のフォーメーション変更に対応しきれなかった」とC大阪のソアレス監督が嘆いたようにこの変更が鹿島に活力をもたらす。そして57分、小笠原が左サイドで粘りそのボールを遠藤がゴール前へクロス。これはGKキム ジンヒョンにパンチングでクリアされたものの、交代で入ったドゥトラがこぼれ球をうまくトラップし右足で技ありゴールを決めた。
ドゥトラの今季初ゴールで勢いづいた鹿島にその5分後、またしても小笠原の粘りから得点シーンが生まれる。今度は右サイドで粘った小笠原がドゥトラにパス。ドゥトラは周りをよく見て、ゴール前にクロスを入れると興梠がリーグ戦3試合連続となるゴールを決め、2-2の同点とする。
その後も攻め続ける鹿島は85分、西の絶妙なラストパスから、ここまで決定機を逸していた遠藤が左足で豪快なダイレクトシュートを決め、試合に終止符を打った。
「ここまでファン・サポーターに本当に申し訳ない思いで一杯だった」。試合後、ジョルジーニョ監督はそう語った。レジェンドを迎えての新生アントラーズの船出は確かに厳しいものだったが、このホームゲームでの初勝利、そしてカシマ通算200勝と記憶と記録に残る戦いを経て、チームの一体感はさらに増した。「アントラーズスピリットを象徴するゲームで、選手としても監督としても200勝に貢献できて、本当に光栄」。下位から抜け出すにはまだまだだが、そのスピリットと一体感は2007年の再来を十分に彷彿とさせる。3試合連続逆転勝利、2012シーズンの鹿島は実にドラマチックだ。
![]() |
![]() |
スタッツ
![]() |
![]() |
|
---|---|---|
14 | シュート | 14 |
7 | GK | 10 |
1 | CK | 4 |
23 | 直接FK | 13 |
3 | 間接FK | 3 |
2 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 12,110人
- 天候
- 曇時々晴、弱風
気温 13.5℃ / 湿度 50.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 松尾 一
- 副審
-
宮島 一代
聳城 巧 - 第4の審判員
- 蒲澤 淳一