天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会・準々決勝、町田GIONスタジアムでFC町田ゼルビアと対戦した。
序盤はアントラーズが試合の主導権を握る。6分には舩橋のスルーパスに小池が抜け出し、ここから優磨がシュートを放つもこれはクロスバーを越えた。さらにカウンターから田川など、いいリズムで町田ゴールへ迫った。
しかし15分、町田の右CKから増山にヘディングシュートを決められ、先制点を許す。すると試合の流れは町田に傾き、続く21分にはロングスローの流れから藤尾に追加点を決められ、0-2。その後は最終ラインの植田や早川を中心にしのぐものの、点を返すことはできず、前半は0-2で折り返した。
後半開始と同時に、鬼木監督は樋口、松村、レオ セアラの3人をピッチに送り込み、反撃を試みる。しかし、その気持ちとは裏腹に46分、下田に60mの超ロングシュートを決められ、その点差は3点に広がる。
その後、ターレス、柴崎がピッチに立ち、状況の打開を図るが、最後までゴールは奪えない。結局、町田の堅い守備を崩し切れないまま、0-3で試合終了を迎えた。
これで天皇杯は準々決勝で敗退。残されたタイトルは、リーグ戦のみだ。悔しすぎる完敗ではあったが、この悔しさを心に刻み、残りのリーグ戦で再び勝利のために一つになって戦い抜こう。




悔しいゲームだったと思います。自分たちでこのようなゲームにしてしまったし、このような入りにしてしまった。自分自身も非常に悔しく思います。大事にしていた大会だった。今はその悔しさしかないです。
Q.試合前に陣地を入れ替えた。それによって向かい風を受けてしまう形になった。そこは想定外だった?
A.風は、最初の時間にかなり影響したと思います。飲水の時に話もしたがそこが解決できずに終わってしまった。非常にもったいなく思っている。ただ、それだけではなくて、細かい部分でやるべきことをやれなかった。そこに尽きると思っています。
Q.残すはリーグ戦のみとなった。今後へ向けた意気込みは?
A.自分が指導しているなかでも、なかなかない悔しい敗戦。選手もそうだと思う。ピッチに立った選手だけではなく、出れなかった選手たちはもっと悔しいと思う。残されたタイトルに向かっていこうという話を選手たちにした。今日の悔しさを忘れてはいけないと話しました。
Q.町田に連敗という形になった。その原因は?
A.このスタジアムとかそういうことではなくて、徹底の部分で自分たちが劣っていた。そういうゲームだったと思います。色々な部分での徹底、やるべきことがやりきれなかった。そこの差だと思います。
Q.前半の2失点はセットプレーからだった。そこの課題はどのように改善していく?
A.想定もしていたし、トレーニングもしていたなかでの失点だった。結局、球際などのシンプルなところになってくると思う。あれだけフリーで簡単にシュートを打たせていたら、得点の確率は上がる。そこはもう一度、自分たちで修正できるところだと思う。トレーニングをしていくしかないと思っています。
Q.後半の立ち上がりに樋口選手のパスをカットされて失点した。ただ、ボールを動かしながらプレーをする樋口選手は決して悪くなかったと思う。鬼木監督はどのように感じている?
A.とにかくボールを受けて、動いてというところ。前半は背後の狙いがあったが、一発になりすぎた。風の影響もあったが、試合の状況を見て臨機応変に変えていかなければいけない。前半はそこをやり切れなかった。
雄太に関しては、ボールを動かすことができるし、ボールを持っていないところでも動き続けることができる。ビハインドだったので、焦れることなく1点ずつ返していこうと思っていた。すべての失点シーンで、簡単にやらせてしまったというところは反省点。失点が簡単すぎたと思います。
後ろも菊池、岡村がいないなかでもコミュニケーションもあったし、ラインのアップダウンもすごく的確だった。相手をオフサイドにかけるところが本数としても多かった。ラインのアップに関して彼らは誠実さを持ってやってくれた。
そして、メンバーや配置を変えたりしながら、鹿島の動きに対してもスライドしながら、危機的状況を作らずやれた。王者だからこれで終わることはないと、墓穴を掘ることないように後半のスタートもネジを巻き直して入らせた。レオ セアラなどの選手も入ってきたが、下田の素晴らしいシュートが3点目というダメ押しもあり、一気に鹿島の心が折れてしまったと思う。
できるだけボールを動かしながら時間を使いながら、3-0でしっかり交代メンバーを使いながら、我々のスイッチをもう一度入れ直すことで、チャンスを何度も作れた。我々の意図的な形を作れた印象がある。
この後、怪我人が戻ってきて、しっかりと川崎F戦に焦点を絞ってもうひとつギアをあげてリーグ戦も勝てるように準備していきたい。
ひどい試合をしてしまった。今日、観に来てくれたファン・サポーターに申し訳ない。カップ戦は一発勝負なので、やはり隙を与えない方が勝つ。今日は相手にたくさんの隙を与えてしまった。
【知念 慶】
自分たちの力不足。相手はうちにとって嫌なことをしてくるなか、それを上回る力がなかった。アウェイということで全員が消極的になっていた。やはり自分も含めて積極性を出していかないとうまくいかない。
【小池 龍太】
入りから相手の逆を突きながら点を取るところまでいけなかったのは課題。その後も自分たちの狙いに対して、ボールロストしたり、つなげるところで精彩を欠いたところが敗因かなと思う。
【早川 友基】
シンプルにもったいなかった。なるべく0-0で進めたり、うちが優勢の状況で進められれば良かったが、2点、3点と取られると逆転は難しい。簡単にやらせ過ぎているのはチームとして今の課題だと思う。