▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第36節、アントラーズはメルカリスタジアムで横浜FCと対戦した。
秋晴れとなったメルスタはチケットが完売ということもあり、早くから多くのアントラーズファミリーで埋め尽くされた。またこの試合は「SHOWA EXCITE MATCH 2025 ~#SHOWはここから~」として開催され、スタジアムは試合前から素晴らしい雰囲気に包まれる。スタンドを染めるアントラーズレッドからの力強いチャントが響き渡り、舞台は整った。
だが試合の流れは前半、横浜FCに握られた。それでもアントラーズは3分、小川のFKからテヒョンが落とし、最後はレオ セアラが押し込む。だが、これはオフサイドでその後はなかなかチャンスらしいチャンスも作れず、0-0で前半45分を戦い終えた。
迎えた後半、ギアを上げたアントラーズがついに均衡を破る。62分、松村のパスから田川がラストパスを出し、最後はレオ セアラが右足で決めて1-0。これで勢いに乗ったアントラーズはさらに65分、小川の右CKから知念が力強くヘディングを叩き込み、リードを2点に広げた。
その後も積極的に追加点を狙うアントラーズだったが、67分に細井のロングスローからの混戦をンドカに押し込まれ、2-1とされる。それでも終盤は舩橋、チャヴリッチ、徳田らがピッチに立ち、試合をコントロールする。
後半アディショナルタイムにはまたもや小川の右CKから徳田がゴールを奪うが、これはVARチェックとオンフィールドレビューの末にファウルを取られ、ノーゴール。最後まで緊迫感に満ちた展開となったが、アントラーズは100分を超える戦いにも集中力を切らさず、ホームで勝ち点3をしっかりとつかみ取った。
残り2試合、最後までともに戦い抜こう。
【この試合のトピックス】
・決勝ゴールを決めた知念がLIXIL賞を受賞。




前半はなかなか難しい展開になった。相手の狙い通りにいってしまい、なかなか自分たちの時間を作れなかったが、うまく後半へとつなげてくれた。
たたみかけるところまでは良かったが、そのあとの失点で試合を難しくした。そこを改善して次へ向かいたい。
ただ、最後に横浜FCがパワープレーを仕掛けてきたなかでも、2点目を与えなかった。プレッシャーのあるなかだったが、よくやってくれたと思います。
Q.前節から4選手を入れ替えた。なにか意図があった?
A.試合のなかで調子が良かったり、トレーニングで非常にいいプレーをしていた。競争というところと、直近2試合と少し違いがあった。そういう意味で今日のスタメンになりました。
Q.複数得点を取ることができた。そこについては?
A.もう少しうまくゲームを運ぶことができれば、もっと試合巧者になることができた。ここ2試合と似ているのは、前半に横浜FCがフル回転できていたこと。そこで、やり合わないといけなかった。
後半はメンバーが違うが、自分たちらしく戦えるようになった。3点目まで取りたいということが、正直な思いです。
Q.ハーフタイムでは、どのような指示をした?
A.間にパスを出せるところで出さなかったり、ボランチにパスをつけたり、つけた先の判断のところ。積み上げてきたところや相手のウィークの部分。相手の左サイドから攻撃できると選手たちも感じていたと思う。そこをみんながうまく崩してくれた。
Q.次節までまた少し期間が空く。どのような時間にしていきたい?
A.一度、しっかりとオフでリセットする。選手たちは、自分たちが思っている以上にプレッシャーのなかで戦っている。心身ともにリフレッシュする。
やることは変わらない。今日できなかったことを、長い時間かけてやっていく。守備のところもちょっとしたところで抜けたところがあるので、そこを修正していきながらやっていきます。
Q.後半は右サイドが活性化した。
A.前半を見ていて、前線の背後にいきたいという思いがあった。その意識をみんなで共有しながら、キミはボールを運べて前へ出ていける。その動きが欲しかった。
マツと亨介を含めて、非常にいい関係性を出すことができていた。よくやってくれたと思っています。
Q.次節にも優勝が決まる可能性が出てきたが?
A.そこについては、そういう期待はしていない。しっかり2試合を勝っていくと考えている。
自分たちで決めることができる立場にいる。しっかり2勝して締めたい。期待をしてしまうことで、隙が生まれる。一つひとつ決めていきたいと思います。
Q.前半では相手にやらせない力強さ、後半はボールを動かして相手を崩していくという理想としているところが出たと感じるが?
A.本当は前半からタフななかで主導権を握っていきたい。ただ、相手もあること。90分間のマネージメントは自分の大きな仕事だと思っている。選手はそれをよく理解しながら戦ってくれたと思います。
Q.今までだと三竿選手と知念選手のコンビは強度を高めたいときに起用していたイメージだった。今日は縦パスを入れていて、前へチャレンジしていたように見えた。直近3試合で1点だったというところも踏まえてのことだった?
A.前半はまだまだ刺せるチャンスはあった。
ただ、2人とも攻撃の部分で伸びてきている。チームとしてパスを出せるところにポジションを取ってあげることだったり、本人たちの意識の部分は非常に上がってきている。健斗は元々ボランチだったが、攻撃のところに磨きをかけている。知念はここ最近、かなり迫力のあるボランチになってきた。彼らにしかできないようなことをどんどん突き詰めていってほしい。
Q.優磨選手を試合開始から試合終了まで左サイドで起用した。優磨選手を左サイドで起用した狙いと、評価は?
A.攻撃で、左サイドは高さでも自分たちが優位に立てるところがあった。時間を作ったり、クロスに入っていくところは、彼はサイドハーフで出場しても献身的にやってくれた。対峙する山根選手もスピードがあるのでハードワークをしつつ、後半は間でもボールを受けてくれた。
最後、ゴール前に背中から入っていけるようなところを求めていた。展開によってはFWにしたいと思っていたが、今日の展開では難しかった。左サイドで最後までがんばってくれという思いで起用しました。
Q.知念選手は川崎F時代とも昨季とも求められていることが違うなかで、ここまでよく戦っていると感じるが?
A.昨季、ボランチでベストイレブンを受賞したことは本当に素晴らしいと思います。その翌年ということで、プレッシャーもあると思っていた。
能動的な部分だけでなく、ゲームコントロールや運動量の良さもありつつ、そのパワーをどこで発揮したらいいのか。そこが、ボランチとして必要になると思っていた。細かい話をしながら、ここはターンができるとかここにパスをつけることができるとか、映像を見ながら2人で確認しながらやってきた。
そこにチャレンジする意識があった。成功したとか失敗したとかはいいとして、もう一皮むいてやろうとか、ボランチでやるにはこれが必要だと意識してやってくれているのがうれしい。すべてできるようになったら、なかなかいないボランチになると思う。今日もセットプレーで点を取れた。守備でもセカンドボールや競り合いでの強度は日本人ではなかなか出せない。頼もしくなってきたと思います。
前半、奪ってソロモンが真ん中でフリーになって左足で打ったシュートなど決め切っていれば、また違った展開になった。前半をスコアレスで帰ってきたので、後半にどこかでギアを上げて、勝負にいかないといけないと考えていた矢先、警戒していたレオセアラにゴールされ、その後セットプレーで追加点を入れられた。やはり鹿島は勝負強い。
我々もセットプレーは準備していた。ロングスローから1点取って、選手は同点を目指して相手を脅かしてくれた。アウェイのなか、横浜から我々のサポーターがたくさん来てくれて、彼らのために勝ち点3を取りたかった。申し訳ない。
ここ数試合は勝てていなかったが、難しい試合で勝ち点は取れていた。今日は自分たちから仕掛けていくことで勝ち切ることができたのは良かった。残り2試合も今日のような試合を続けていきたい。
【レオ セアラ】
(得点の場面は)田川選手がいいプレーで相手をかわしてくれたので押し込むだけだった。後半は自分たちの入りもリズムも良く、得点を重ねて自分たちの戦い方ができた。修正するところは修正して、残りも戦い続けたい。
【三竿 健斗】
ハーフタイムに監督から「ミスを恐れたり、負けないサッカーをするな」と言われたが、後半は「前へ」というところが出せたと思う。残り2試合でも「勝つんだ」という気持ちで、失敗を恐れずにチーム力を見せていきたい。
【松村 優太】
「勝ちたい気持ちが強い方が勝つ」と話していたので、勝ててホッとしている。立ち上がりは久々に出たので特徴を活かして背後を狙っていたが、後半に間で受けたりと修正したことが得点につながって良かった。
【小川 諒也】
チーム全体で勢いを持って戦えたと思う。ここ数試合で複数得点がなかったので、自分が入ったことで「勝ち切る」という意図があったと思うので、そこで結果を出せて良かった。残りも全員で目の前の相手と戦って勝ち切りたい。