▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第23節、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで川崎フロンターレと対戦した。
チケットが早い段階で完売となり、最高の雰囲気となった等々力の地。12番目の戦士たちも約3,500名ほど集い、数は違えどホームのサポーターを凌駕するほどの熱量を見せてくれた。
試合は序盤から互いが相手の背後を取りに行くスリリングな展開となった。そして25分、テヒョンが前線へロングフィードを送ると、松村がそのスピードを活かし相手の背後からマイボールとする。そのまま、スピードに乗った松村はゴール前へ走り込んだレオ セアラにラストパス。これをレオ セアラが冷静に決め、アントラーズは先制点を得た。
その後もレオ セアラのパスを受けた優磨が強烈なダイレクトシュートを放つなど、何度も川崎Fゴールに迫るが、最近の課題となっている追加点が取れない。逆に前半アディショナルタイムにCKから伊藤に決められ、1-1の同点で前半を折り返すことになった。
後半に入っても、互いが相手の背後を狙いに行く戦いは変わらない。52分、カウンターで松村が抜け出そうとしたところを後半開始からピッチに入ったジェジエウから引っ張られ、倒される。得点機会を阻止したということで、ジェジエウにはレッドカードが宣告されるが、これがVARチェックの末、松村のオフサイドと判定され、取り消されてしまう。
これで勝負の運が変わったかのように、その後は川崎Fの攻撃にさらされてしまう。そして58分、ハイプレスからボールを奪われたアントラーズはマルシーニョに決められ、1-2とリードを許してしまった。
まずは同点にすべく、68分から矢継ぎ早に選手交代策を取った鬼木監督だったが、今日も2点目が遠かった。最後まで死力を尽くして戦ったが、結局、スコアは変わらず、川崎Fに悔しい逆転負けを喫してしまった。
苦しい戦いが続くが、ここでしばしリーグ戦から離れ、次の試合までも期間が空く。仕切り直しの時間を取って、前へ進んでいこう。
【この試合のトピックス】
・この試合で早川がJ1通算100試合出場を達成。




先制したなかで、2点目が取り切れないところ。自分を含めて、もっと強気にやらなければいけない。あとは簡単に失点しないとか、そういうところも含めて、勝ちにこだわるところをもう一度見直していかなければいけない。そういうゲームでした。
Q.前半終了間際の失点が試合を難しくしてしまったように感じる。そこはどのように振り返る?
A.前半の最後はかなり押し込まれている状態でした。それでも、その時間をしっかりとしのいでいかなければいけない。ただそれで失点したとしても、後半の入りからもう一度エンジンをかけて、リセットしていきたかった。そういう意味では、そこをやり切れなかった。相手の土俵で戦ってしまったと思っている。自分自身の反省だと思っています。
Q.後半に手を加えようとした部分は?
A.前半からそうだったが、長いボールと短いボールを織り交ぜていかないと苦しいゲームになる。そこの使い分けのところが、まだ浸透しきれていない。そこは自分がコントロールしなければいけないところもあるし、選手が試合のなかで相手がなにを嫌がっているのかというのを感じなければいけない。相手はボールを持ちたいチームだった。ボールを渡すとしても、どこの位置なのか。基本的には自分たちがボールを保持したほうが相手は嫌がるはずだった。その勇気が足りなかったとも思っています。
Q.ここから少し期間が空くが、どのようにチームを立て直していく?
A.選手にはこの川崎F戦の前からこの試合がどのような結果であれ、自分たちのやるべきことを積み上げていくしかないと伝えていた。自分たちは完璧なチームではない。一番は勝ちながら成長していきたいという思いがあるが、それがかなわなかったとしてもやり続けること。細かいところを詰めていく。今日の試合でいえば、球際や切り替えのところ。そこでボールが持てないのであれば、圧倒しなければいけない。そこでも後手を踏んでいた。それでいうと、今後やるべきことは多いと思っています。
Q.交代はうまくいった?
A.交代は難しい状況だった。追いかけなければいけない展開になってしまった。あとは、そのなかで選手をどのように活かすかという部分で、途中から入ってきた選手のエネルギーをうまく使っていこうと考えていたが、そのエネルギーをうまく使うことができなかった。それはチームとしての課題。狙いたいところへ少し目線を変えてからその選手たちを使っていけば、競争にならずにいけた。そういう場面がもっと必要だった。
Q.首位の座を渡してしまった。そこに対しての受け止めと、ここから這い上がるためにどうしていく?
A.この時期の順位を気にしない監督もいれば、気にする監督もいる。自分はこのJ1で戦っている以上は、首位で戦い続けていきたいと思っています。注目度のあるなかで、選手たちを見てほしいという気持ちがある。なので、首位でなくなってしまったのは残念に思う。ただ、まだまだ力をつけていかなければいけないチーム。選手たちも自分も。これに一喜一憂することなく、今はやり続けるしかない。力をつけるしかないと思っています。順位によってブレるということはない。それは首位にいる時から選手たちに話している。自分たちはまだその立場だと話している。必死になってついていくことが重要。そういう話しは事前に選手たちへ伝えています。
Q.対戦相手として、等々力に戻ってきた。なにか感じるものはあった?
A.試合中になにかというのはないです。ただ、知っているチームでもあるので、だからこそ劣勢になった時の難しさを感じました。どのように時間を使っていくのか、どのようにゲームを組み立てていくのか、そこの差はあったと思っています。その悔しさはあります。こういう舞台で選手を躍動させられなかった。その悔しさのほうが大きいです。
相手は首位にいたチームだったので、その勢いで得点を取りに来たし、守備も堅く、球際もすばらしかった。ただ、今日の我々の状況では負けるわけにはいかなかった。勝利で終われたことは本当に良かった。高井が今日の試合を最後にチームを離れるというタイミングだったので、選手たちはさらに力を出せたと思っている。
(得点シーンは)背後の意識は監督から言われていた。しっかりアシストを残すことができて良かった。裏に抜けるのは僕の特長。最近はできていなかったので、そこを思い切ってやろうと入った。回数と質をもっと高めていきたい。
【舩橋 佑】
前半の最後の失点はいらなかった。試合を通してつなぐ部分だったり、ボールに関われなかった。もっとボランチとしてできることがあった。つなぐのか蹴るのか、一致してプレーできなかった。ボランチとしてはつなぐ意識があって、そこをはっきりできれば良かった。
【キム テヒョン】
結果としてすごく悔しいし情けない。首位で3連敗してしまったのは受け入れ難い結果。前に進むしかない。先制点を取ったあとに追加点を取ることも大事だが、1点を守り切ることも大事。1点を取ったあと、後半の立ち上がりも含めて緩みが出てしまった。そこはなくさないといけない。
【溝口 修平】
チームとしてやろうとしていることを出せなかった。自分を含めてもっとできたと思う。個人で打開ができていればもっと変わったかなと思う。前節に前半の立ち上がりが良かったので、その形で前から選択していこうと入った。中からつないだりコントロールするところがまだできていないのは課題になる。