▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第29節、サンガスタジアム by KYOCERAで京都サンガF.C.と対戦した。
本来8月に開催される予定が台風10号の影響により、中止となった第29節。シーズン終了も間近となったこの日曜日が代替開催日となった。
次のアジア挑戦権を目指す上でも、アウェイゲームながら是が非でも勝利したいアントラーズに対し、先週末にJ1残留を確定させ、今後は少しでも順位を上げていくために勝ち点の上積みが必要な京都と、互いが勝利だけを考える一戦となった。
その両者の意気込み通り、試合は序盤から互いに攻め合う好ゲームとなった。特に25分前後までは京都の鋭い攻撃が目立つ。前線のマルコ トゥーリオ、そして7月の加入以来、13試合11ゴールを記録しているラファエル エリアスを中心にアントラーズのゴールへ迫る場面が多くみられた。しかし、ここは守護神の早川が立ちはだかる。
その後、アントラーズも京都ゴールに迫る時間を作る。38分には左サイドから攻撃を仕掛け、安西、仲間とつなぎ、仲間のクロスを樋口が合わせたが、相手GK太田に阻まれた。
前半はそのままスコアレスで終わり、中後監督は後半開始から田川をピッチに送り出す。8月の第28節アウェイ東京V戦以来の出場となる田川は後半開始直後、強烈な左足ミドルシュートを放つ。決まれば、まさにゴラッソと言える一撃だったが、これは惜しくも巻ききれずにサイドネット。しかしその後も、田川は前線で京都に大きな脅威を与えた。
勝利だけを目指すアントラーズは攻撃の手を緩めない。田川に続いてピッチに立ったターレス、左サイドを縦横無尽に駆け上がる安西らが決定的なシュートを放つ。しかし、いずれも京都ゴールに大きく立ちはだかる太田に止められ、先週末の名古屋戦同様、1点が遠い。
試合は最後まで両チームともに猛攻を仕掛ける激しい展開となったが、今日は早川、太田の両守護神がそのすごみを見せつけ、0-0のまま試合終了のホイッスルを迎えた。
互いの意地と誇り、そして勝利への執念が真っ向からぶつかり合った90分。スタジアムには双方のファン・サポーターから大きな拍手とコールが起きた。悔しく、惜しいスコアレスドローではあるが、また次の戦いがすぐに迫る。残り2試合、アントラーズの誇りを胸に戦い抜こう。
【この試合のトピックス】
・なし



まず前半は京都の勢いを受けるシーンがあったが、徐々に盛り返すこともできた。前半は想定していた流れで、後半にどう得点を取っていくのか、交代を使いながら、どうゴールへと迫っていくのかは考えていた。
点を取れなければ勝てない。そこがすべてかなと思う。
Q.2試合連続でスコアレス。改善すべきところは?
A.決め切るところは必要になってくる。ただ、フットボールではそこが一番難しい部分。そこの質を求めていく。あとはシュートを打つ回数を増やす。そこに尽きる。
今日に関しては、多くゴールに迫ることができた。もっと質を上げていくところ、もっと回数を増やすところは、今後も求めていきたい。
Q.このようなゲームで勝ち切らなければいけない。そこはどのように感じている?
A.その通りだと思う。こういうゲームで、どのような形でも点を取って勝ち切るというところは、アントラーズのスタイルだと思う。そこの部分に関してはまだまだ課題となってくる。
引き分けで満足はしていない。それは選手たちにも伝えた。これからさらに進化していくために、勝ち切るという部分は必要になってくる。
Q.前半から師岡選手が非常に素晴らしい活躍をしていたが、チャンスの場面でボールを持ち過ぎてしまうところも見受けられた。今後、師岡選手をどのように指導していく?
A.前半と後半通して、味方を使っていればというところもあった。彼がゴールへ迫るというところは意識している部分。得点が欲しい中で、彼は決め切るという役割を担うので、もっと得点の部分は求めていく。今年は出場機会が増えて自信がついていると思うが、もう一つ上に行くために、周りを使いながら自分が上がっていくというところを求めていきたい。
Q.優磨選手がいない中で、どのように攻めていこうと考えていた?それは今日、どのぐらい遂行できていた?
A.優磨はチームの中心だし、相手に脅威をもたらす選手。ただ優磨がいない中で、全員が相手の弱いところをついていくことは前半の途中からよくできていた。背後を突いたり狭いスペースをとりに行って下で勝負するというところは意識していた。師岡や名古、仲間は非常にいい仕事をしてくれた。樋口もいいところにボールを供給してくれた。後半も田川を入れて、師岡と2つの起点を作っていって、良さを出すことができた。全員でゴールに迫ることができた。
勝ち点3しか狙っていなかった。アントラーズさんになかなか勝てていないということも頭にあった。最初から勝つ可能性を上げるためにプレッシャーを与えていかなければいけなかった。トレーニングでやってきたことを体現できていただけに、チャンスのところでは決めたかったという思いがある。ただ、アントラーズのゴール前での粘りや跳ね返す力は高いなと改めて感じた。
課題も出たし、成果も出た。そういう試合だったと感じている。
自分個人の思いだが、監督が中さん(中後監督)に変わって引き分けはあるけど、まだ負けなしでここまで来ることができている。残りの試合数も少なくなったけど、やっぱりもっともっと中さんを勝たせてあげたい。
京都は右サイドバックにいい選手がいるし、FWには特長のある選手がいる。ここまで無失点で来ているので、この試合でもしっかりと無失点で抑えつつ、高い位置でも勝負できるようにしていく。
【師岡 柊生】
トレーニングからうまくいっている部分はある。トレーニングでしてきたことを、いかに高い質でできるかが、この京都戦は大事になってくる。そこが勝敗を分けるポイントになると個人的には感じている。
ここ最近は、本来のFWのプレーを思い出してきて、いい感覚でプレーすることができている。あとは得点のところ。結果を残したいという思いが強くある。
京都は勢いがあるので、それに負けないように戦っていかなければいけない。相手の強みであるハードワークという部分は自分たちも負けていない。
負けられないので、残り試合すべて勝って今の目標を達成できるようにしていく。
【仲間 隼斗】
自分たちのベースとなる部分を見直して、京都相手にどのように戦っていくかの確認をしてきた。
京都は、ここ数試合を見ても、非常にいい勢いをもって試合に挑めていると思う。前線の外国籍選手たちもイキイキとプレーしている印象がある。あと、チーム全体として、前向きにプレーをしてくる印象があるので、そこの勢いには絶対飲まれてはいけないと感じている。
相手の前への矢印を折っていくということをしながら、チームとしてやってきていることをピッチで体現していく。
優磨がいない中ではあるが、だからこそ、自分たちの力が試される。『優磨がいないから勝てない』ではなく『優磨がいなくても勝つ』というところ、そして、アントラーズらしさを見せるというところをこの試合でもできるように全員で挑んでいきたい。
自分たちに与えられた役割は、最後の最後まで全力で戦い抜くことだと思っている。チームとしても、個人としても、感じている思いを試合でぶつけて勝っていくことが大事になると思っている。
勝ちたかった試合だった。ピンチもあったが、チャンスもあった中で、勝ち点3が欲しかった。すごく悔しい気持ちでいっぱい。
相手が立ち上がりにパワーを持って入ってくると想定していた。そこでパワーに屈せず、勝つというところを意識してやっていた。その局面で上回るシーンも多かった。相手の背後を取る動きやペナルティエリア内への進入の仕方もトレーニングやっていた通りにできていた。ただ、相手のビッグセーブもあったりして、得点を取ることができなかった。
最後に決め切るというところが、今、僕たちに足りないところ。そこまでの形は出てきている。次の試合では得点が取れるようにやっていくしかない。
残り2試合、勝ちに行くというところは変わらない。アウェイとホームが1試合ずつあるので、どちらも勝てるようにやっていく。優勝はなくなってしまったが、勝利を目指すところは変わらない。そこを目標に、チームとして取り組んでいく。
【関川 郁万】
勝ちたかった。
個人の能力が高い相手に、相手の勢いを止めるところは徹底できたと思う。失点はかなり減っている。そこはチームにとってプラスに働いていると思う。あとは攻撃のところで、誰が仕留めるのか。それが今のチームの課題になる。
残り、勝つしかない。もっと勝利のために貪欲に戦っていきたい。
【安西 幸輝】
僕が前へ出ていかないことには攻撃の厚みが出ないので、前半から高い位置を取って前へいくというところは意識していた。
バイタルエリアで、もっと前を向いてシュートを打つ場面が欲しかった。
僕たちはもう残り2連勝するしかない。得点が取れていないので、そこはしっかりと改善していかないといけない。
【田川 亨介】
ゴールを決めることができなかったということが一番悔しい。チャンスはあった。パスをもらっていたらという場面もいくつかあった。コミュニケーションをとりながら、今後、もっと自分にボールが集まっていくようにしていきたい。
自分を入れた意図は理解していた。どんどん前へいくというのはチームとしてもできていた。その中でうまく得点を取ることができていたら、また違ったと思う。悔しさが残る試合となった。