試合結果
2023JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第1戦
名古屋グランパス
- 90'+4 久保 藤次郎
試合終了
1-1
0前半0
1後半1
鹿島アントラーズ
- 49' 松村 優太
試合経過
藤井 陽也 | 27' | |||
中谷 進之介 | 42' | |||
永井 謙佑 → キャスパー ユンカー | 46' | |||
46' | 舩橋 佑 → 松村 優太 | |||
49' | 松村 優太 | |||
キャスパー ユンカー | 50' | |||
稲垣 祥 | 53' | |||
中島 大嘉 → 前田 直輝 | 59' | |||
59' | 垣田 裕暉 → アルトゥール カイキ | |||
59' | 仲間 隼斗 → 土居 聖真 | |||
和泉 竜司 → 久保 藤次郎 | 79' | |||
85' | 鈴木 優磨 → 昌子 源 | |||
90'+2 | ディエゴ ピトゥカ → 須貝 英大 | |||
久保 藤次郎 | 90'+4 |
松村、左足一閃の先制弾も終了間際に追いつかれる。第1戦は、1-1のドロー
2023JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第1戦、豊田スタジアムで名古屋グランパスと対戦した。
リーグ戦では先週土曜日にアウェイで湘南と対戦し、試合終了直前に植田の気迫で奪ったPKで2-2のドローに追いついたアントラーズ。インターナショナルマッチウィークに入るため、ここでリーグ戦は一時中断し、ルヴァンカップをかけた戦いの1週間に入った。
アウェイで迎える、この重要な第1戦のスタメンには、GKに早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、佐野、ピトゥカ、舩橋、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、須貝、土居、藤井、カイキ、松村が座る。
2年前の準々決勝で苦杯を喫した名古屋相手ということもあり、モチベーションが高いアントラーズは序盤から押し気味に試合を進める。リーグ戦では累積警告でアウェイ湘南戦で出場停止となった優磨が前線から中盤の底まで縦横無尽に動き、名古屋に的を絞らせない。逆に名古屋はホームにもかかわらず、自陣で堅い布陣を敷くスタイルを取ってきた。
攻めの体勢に入ったものの、堅い守備の名古屋を崩すことができないアントラーズは逆にカウンターを浴びる場面もあった。9分、森島、稲垣とつなげられ、最後は稲垣のクロスに俊足の永井が飛び込むシーンにはヒヤリとさせられた。
攻めながらも決定機を得られないアントラーズ。優磨や佐野がシュートを放つシーンも幾度かあったものの、名古屋のゴールを脅かすには至らなかった。前半はどこか、互いに力を出し切れずに終わった印象が残った。
後半キックオフ前、両監督が状況を打開すべく、動く。名古屋は長谷川監督が永井に代え、ユンカーをピッチに送り出すと、岩政監督は舩橋に代え、松村をピッチに送る。この交代により、試合の流れは後半開始から大きく変わっていった。
49分、アントラーズは待望の先制点を得る。交代で入ったばかりの松村が、ペナルティエリアからわずかに外で優磨からのパスを受けると、左足を振りぬく。このシュートが名古屋ゴールに突き刺さり、スコアを1-0とする。まさに、左足一閃。岩政監督の交代策に応えた、松村のスーパーゴールだった。
その後、畳みかけたいアントラーズだったが、名古屋も負けてはいない。特に59分、前線での孤立が目立った中島に代わり、前田がピッチに入ると、ユンカー、前田のコンビがアントラーズ守備陣を脅かす場面が増えた。一方のアントラーズも同じく59分、垣田に代わり、カイキ、仲間に代わり、土居がピッチイン。この交代策により、前線がより流動的な動きを見せる。
61分、名古屋ボールを奪ってのショートカウンターではボールをカットした松村が優磨へラストパス。優磨が放ったダイレクトシュートはわずかに左へそれる。またその後も優磨、土居がコンビネーションから名古屋の守備陣を崩しかけるなど、追加点を奪いかけた。
だが、やはり名古屋は難敵だ。ユンカー、前田に加え、古巣相手に期するものがある和泉らが、サイドからの崩しでアントラーズゴールに迫る。CKも含めると、長く名古屋の攻撃が続いた。しかしアントラーズは最終ラインの関川を中心に守りを固め、ボールを奪っては無理にカウンターに出ず、ボールキープの時間を増やすことで試合の主導権を奪い返しにいった。
試合も終盤に入り、85分、攻守に奮闘した優磨に代え、昌子がピッチに送り出される。アントラーズは最終ラインを植田、昌子、関川のスリーバックに変更し、1点のリードを守り切る策に出る。
アディショナルタイムには少し足を痛めたピトゥカに代わり、須貝もピッチに立ち、アントラーズは逃げ切るために全力を尽くす。しかし、アディショナルタイムも4分が過ぎ、間もなく試合終了かと思われた時、和泉との交代で前線へ入っていた久保からまさかの同点弾を食らってしまった。
この結果、“前半90分”となる第1戦は1-1のドロー。次は“後半90分”、ホームのカシマスタジアムで第2戦を戦う。勝利を手に帰還したかったのは言うまでもないが、まだ半分が終わっただけだ。さらに、今季は名古屋と1勝1分1敗。このケリは、カシマでつけよう。
【この試合のトピックス】
・早川、須貝がルヴァンカップ初出場
・松村が今季ルヴァンカップ2点目
2023JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第1戦、豊田スタジアムで名古屋グランパスと対戦した。
リーグ戦では先週土曜日にアウェイで湘南と対戦し、試合終了直前に植田の気迫で奪ったPKで2-2のドローに追いついたアントラーズ。インターナショナルマッチウィークに入るため、ここでリーグ戦は一時中断し、ルヴァンカップをかけた戦いの1週間に入った。
アウェイで迎える、この重要な第1戦のスタメンには、GKに早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、佐野、ピトゥカ、舩橋、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、須貝、土居、藤井、カイキ、松村が座る。
2年前の準々決勝で苦杯を喫した名古屋相手ということもあり、モチベーションが高いアントラーズは序盤から押し気味に試合を進める。リーグ戦では累積警告でアウェイ湘南戦で出場停止となった優磨が前線から中盤の底まで縦横無尽に動き、名古屋に的を絞らせない。逆に名古屋はホームにもかかわらず、自陣で堅い布陣を敷くスタイルを取ってきた。
攻めの体勢に入ったものの、堅い守備の名古屋を崩すことができないアントラーズは逆にカウンターを浴びる場面もあった。9分、森島、稲垣とつなげられ、最後は稲垣のクロスに俊足の永井が飛び込むシーンにはヒヤリとさせられた。
攻めながらも決定機を得られないアントラーズ。優磨や佐野がシュートを放つシーンも幾度かあったものの、名古屋のゴールを脅かすには至らなかった。前半はどこか、互いに力を出し切れずに終わった印象が残った。
後半キックオフ前、両監督が状況を打開すべく、動く。名古屋は長谷川監督が永井に代え、ユンカーをピッチに送り出すと、岩政監督は舩橋に代え、松村をピッチに送る。この交代により、試合の流れは後半開始から大きく変わっていった。
49分、アントラーズは待望の先制点を得る。交代で入ったばかりの松村が、ペナルティエリアからわずかに外で優磨からのパスを受けると、左足を振りぬく。このシュートが名古屋ゴールに突き刺さり、スコアを1-0とする。まさに、左足一閃。岩政監督の交代策に応えた、松村のスーパーゴールだった。
その後、畳みかけたいアントラーズだったが、名古屋も負けてはいない。特に59分、前線での孤立が目立った中島に代わり、前田がピッチに入ると、ユンカー、前田のコンビがアントラーズ守備陣を脅かす場面が増えた。一方のアントラーズも同じく59分、垣田に代わり、カイキ、仲間に代わり、土居がピッチイン。この交代策により、前線がより流動的な動きを見せる。
61分、名古屋ボールを奪ってのショートカウンターではボールをカットした松村が優磨へラストパス。優磨が放ったダイレクトシュートはわずかに左へそれる。またその後も優磨、土居がコンビネーションから名古屋の守備陣を崩しかけるなど、追加点を奪いかけた。
だが、やはり名古屋は難敵だ。ユンカー、前田に加え、古巣相手に期するものがある和泉らが、サイドからの崩しでアントラーズゴールに迫る。CKも含めると、長く名古屋の攻撃が続いた。しかしアントラーズは最終ラインの関川を中心に守りを固め、ボールを奪っては無理にカウンターに出ず、ボールキープの時間を増やすことで試合の主導権を奪い返しにいった。
試合も終盤に入り、85分、攻守に奮闘した優磨に代え、昌子がピッチに送り出される。アントラーズは最終ラインを植田、昌子、関川のスリーバックに変更し、1点のリードを守り切る策に出る。
アディショナルタイムには少し足を痛めたピトゥカに代わり、須貝もピッチに立ち、アントラーズは逃げ切るために全力を尽くす。しかし、アディショナルタイムも4分が過ぎ、間もなく試合終了かと思われた時、和泉との交代で前線へ入っていた久保からまさかの同点弾を食らってしまった。
この結果、“前半90分”となる第1戦は1-1のドロー。次は“後半90分”、ホームのカシマスタジアムで第2戦を戦う。勝利を手に帰還したかったのは言うまでもないが、まだ半分が終わっただけだ。さらに、今季は名古屋と1勝1分1敗。このケリは、カシマでつけよう。
【この試合のトピックス】
・早川、須貝がルヴァンカップ初出場
・松村が今季ルヴァンカップ2点目
スタッツ
6 | シュート | 7 |
---|---|---|
11 | GK | 7 |
15 | CK | 1 |
8 | 直接FK | 16 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 8,089人
- 天候
- 曇、無風
気温 26.1℃ / 湿度 75.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 山本 雄大
- 副審
-
聳城 巧
穴井 千雅 - 第4の審判員
- 清水 修平
- VAR/AVAR
-
飯田 淳平
柿沼 亨