試合結果
天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 3回戦
鹿島アントラーズ
- 62' 垣田 裕暉
試合終了
1-1
0前半0
1後半1
0延長前半0
0延長後半0
10PK11
ヴァンフォーレ甲府
- 51' 野澤 陸
PK | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鹿島 | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
甲府 | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
試合経過
荒木 遼太郎 → 鈴木 優磨 | 46' | |||
51' | 野澤 陸 | |||
藤井 智也 → 仲間 隼斗 | 56' | |||
名古 新太郎 → 樋口 雄太 | 56' | |||
垣田 裕暉 | 62' | |||
66' | 松本 孝平 → ピーター ウタカ | |||
66' | 山本 英臣 → 品田 愛斗 | |||
66' | 飯島 陸 → 長谷川 元希 | |||
75' | 武富 孝介 → 蓮川 壮大 | |||
85' | 関口 正大 → 須貝 英大 | |||
96' | 宮崎 純真 → ジェトゥリオ | |||
垣田 裕暉 → 土居 聖真 | 99' | |||
広瀬 陸斗 → 関川 郁万 | 114' | |||
佐野 海舟 → 松村 優太 | 114' |
PK戦の末、甲府に敗戦。天皇杯3回戦敗退
天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 3回戦、JIT リサイクルインク スタジアムでヴァンフォーレ甲府と対戦した。前半をスコアレスで折り返すと、後半に甲府の野澤に先制点を奪われてしまう。その後、垣田のゴールで同点に追いついたものの、勝ち越し点は奪えず、延長戦に突入。120分でも決着がつかず、勝負はPK戦へ。そして、13人目までもつれ込む激闘の末、10-11で甲府に敗れ、3回戦敗退が決定した。
リーグ第20節 アウェイ広島戦から中3日。一発勝負の天皇杯3回戦に臨んだ。
スタメンはGKが沖、フィールドプレーヤーは、広瀬、植田、昌子、安西、ピトゥカ、佐野、藤井、名古、荒木、垣田が入った。ベンチには、早川、関川、土居、樋口、松村、仲間、優磨が座る。
一発勝負の天皇杯らしく、立ち上がりから緊張感の漂う展開となったが、最初の決定機はアントラーズに訪れた。11分、コーナーキックを荒木が蹴ると、滞空時間の長いボールを植田が高い打点で合わせる。しかし、シュートは惜しくも相手GKにセーブされ、得点とは至らなかった。
その後、アントラーズがボールを動かす展開となったが、なかなか効果的に前進できず、流れを引き寄せることができない。一方、甲府はボールを奪ってから手数をかけずに前進してくる。シンプルかつ迷いのないカウンターは脅威となった。
ボールを動かして甲府の守備を崩そうと試みるが、なかなかゴール前に侵入することはできない。効果的なカウンターも仕掛けることができなかった。前半はこのまま最後まで得点が生まれず、0-0でハーフタイムへ突入した。
後半開始から荒木との交代で優磨をピッチへ投入すると、早々にチャンスをつくる。右サイドに流れたピトゥカがアーリークロスを供給すると、ゴール前へ優磨が飛び込んだ。ただ、触れば得点という絶好のクロスだったが、惜しくも優磨に届かず、相手GKに阻まれてしまった。
チャンスのあとにピンチが訪れた。自陣でファウルを犯し、甲府にフリーキックを与えてしまう。51分、キッカーの小林が低く鋭いボールを入れると、安西のブロックがゴール前に跳ね返る。これをダイレクトボレーで野澤に合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。0-1と甲府に先制を許す苦しい展開となる。
失点後の56分、名古と藤井をベンチに下げ、樋口と仲間を投入した。チーム全体で攻撃的な姿勢を強め、優磨のシュートでゴールに迫る場面もつくった。
すると、62分に同点弾が生まれる。右サイドから広瀬がアーリークロスを入れると、ゴール前で垣田がうまく相手のマークを剥がし、フリーでヘディングシュートを放つ。これがゴールネットに吸い込まれた。垣田の同点ゴールで1-1に追いつく。
同点となり、アントラーズの攻撃がさらに勢いづいた。67分には、先制点をアシストした広瀬がまたも正確なクロスをゴール前へ送り、優磨がヘディングシュート。72分には、ピトゥカがミドルレンジからゴールをわずかに逸れるシュートを放つ。さらに、77分には、佐野のクロスを垣田が合わせて、ゴールに迫った。得点には至らなかったが、スペースが生まれた試合展開のなかで、決定機の数を確実に増やしていった。
その後も、アントラーズが怒涛の攻撃を仕掛ける。立て続けにシュートを放ち、ゴールまであと一歩のところまで迫った。しかし、守備を固める甲府をなかなかこじ開けることができない。
89分にカウンターからピーター ウタカにシュートを許すが、これは沖がセーブし、失点を免れた。その後、アントラーズが波状攻撃を仕掛けたが、90分で決着をつけることはできず、延長戦へ突入した。
両チームともに体力を消耗したなかで、延長前半が始まった。甲府は堅固な守備ブロックを築き、ボールを奪えば、手数をかけずにカウンターを完結させてきた。99分には、甲府にコーナーキックを与えてしまい、品田が蹴ったボールが直接ポストを叩く。甲府のペースで試合が進んだ。
99分に垣田との交代で土居を投入したが、その後もなかなかチャンスをつくり出すことができず、逆に甲府に決定機を許してしまう。ただ、失点にはつながらず、1-1のままで延長前半を終えた。
延長後半に入っても、厳しい展開が続く。それでも、選手たちは集中を切らすことなく、我慢強く戦った。114分には、広瀬と佐野をベンチに下げ、関川と松村を投入。疲労が残るなかでも、球際の勝負は最後まで白熱した。
延長後半終了間際、カウンターから甲府に決定機を許してしまう。ただ、沖が好セーブでチームの危機を救い、延長後半も1-1で終了。PK戦へ突入した。
先攻がアントラーズ、後攻が甲府となったPK戦は、両チームともに1本目のキッカーが成功。しかし、2本目の樋口が相手GKに阻まれてしまう。ただ、後攻のジェトゥリオのシュートを沖が見事にセーブし、1-1と振り出しに戻す。
そして、3本目、4本目は両チームともに成功して迎えた5本目、先攻の仲間が相手GKに阻まれ、後攻の甲府の5人目に決められれば、敗退という状況に追い込まれた。しかし、この絶体絶命の状況で、野澤のキックを沖が見事な反応でセーブ。沖が再びチームを救った。
その後、6本目、7本目、8本目、9本目、10本目、11本目、12本目と連続で両チームともに成功。勝負が決したのが13本目だった。先攻の樋口のシュートが枠を外れ、後攻のジェトゥーリオのシュートがゴールネットを揺らした。PK戦の結果は10-11。激闘の末、アントラーズは天皇杯3回戦で敗戦となった。
次はリーグ戦へ戻り、中3日でFC東京と対戦する。激闘の疲労を癒し、チーム一丸で準備を進める。
【この試合のトピックス】
・垣田が今大会初ゴール
天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 3回戦、JIT リサイクルインク スタジアムでヴァンフォーレ甲府と対戦した。前半をスコアレスで折り返すと、後半に甲府の野澤に先制点を奪われてしまう。その後、垣田のゴールで同点に追いついたものの、勝ち越し点は奪えず、延長戦に突入。120分でも決着がつかず、勝負はPK戦へ。そして、13人目までもつれ込む激闘の末、10-11で甲府に敗れ、3回戦敗退が決定した。
リーグ第20節 アウェイ広島戦から中3日。一発勝負の天皇杯3回戦に臨んだ。
スタメンはGKが沖、フィールドプレーヤーは、広瀬、植田、昌子、安西、ピトゥカ、佐野、藤井、名古、荒木、垣田が入った。ベンチには、早川、関川、土居、樋口、松村、仲間、優磨が座る。
一発勝負の天皇杯らしく、立ち上がりから緊張感の漂う展開となったが、最初の決定機はアントラーズに訪れた。11分、コーナーキックを荒木が蹴ると、滞空時間の長いボールを植田が高い打点で合わせる。しかし、シュートは惜しくも相手GKにセーブされ、得点とは至らなかった。
その後、アントラーズがボールを動かす展開となったが、なかなか効果的に前進できず、流れを引き寄せることができない。一方、甲府はボールを奪ってから手数をかけずに前進してくる。シンプルかつ迷いのないカウンターは脅威となった。
ボールを動かして甲府の守備を崩そうと試みるが、なかなかゴール前に侵入することはできない。効果的なカウンターも仕掛けることができなかった。前半はこのまま最後まで得点が生まれず、0-0でハーフタイムへ突入した。
後半開始から荒木との交代で優磨をピッチへ投入すると、早々にチャンスをつくる。右サイドに流れたピトゥカがアーリークロスを供給すると、ゴール前へ優磨が飛び込んだ。ただ、触れば得点という絶好のクロスだったが、惜しくも優磨に届かず、相手GKに阻まれてしまった。
チャンスのあとにピンチが訪れた。自陣でファウルを犯し、甲府にフリーキックを与えてしまう。51分、キッカーの小林が低く鋭いボールを入れると、安西のブロックがゴール前に跳ね返る。これをダイレクトボレーで野澤に合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。0-1と甲府に先制を許す苦しい展開となる。
失点後の56分、名古と藤井をベンチに下げ、樋口と仲間を投入した。チーム全体で攻撃的な姿勢を強め、優磨のシュートでゴールに迫る場面もつくった。
すると、62分に同点弾が生まれる。右サイドから広瀬がアーリークロスを入れると、ゴール前で垣田がうまく相手のマークを剥がし、フリーでヘディングシュートを放つ。これがゴールネットに吸い込まれた。垣田の同点ゴールで1-1に追いつく。
同点となり、アントラーズの攻撃がさらに勢いづいた。67分には、先制点をアシストした広瀬がまたも正確なクロスをゴール前へ送り、優磨がヘディングシュート。72分には、ピトゥカがミドルレンジからゴールをわずかに逸れるシュートを放つ。さらに、77分には、佐野のクロスを垣田が合わせて、ゴールに迫った。得点には至らなかったが、スペースが生まれた試合展開のなかで、決定機の数を確実に増やしていった。
その後も、アントラーズが怒涛の攻撃を仕掛ける。立て続けにシュートを放ち、ゴールまであと一歩のところまで迫った。しかし、守備を固める甲府をなかなかこじ開けることができない。
89分にカウンターからピーター ウタカにシュートを許すが、これは沖がセーブし、失点を免れた。その後、アントラーズが波状攻撃を仕掛けたが、90分で決着をつけることはできず、延長戦へ突入した。
両チームともに体力を消耗したなかで、延長前半が始まった。甲府は堅固な守備ブロックを築き、ボールを奪えば、手数をかけずにカウンターを完結させてきた。99分には、甲府にコーナーキックを与えてしまい、品田が蹴ったボールが直接ポストを叩く。甲府のペースで試合が進んだ。
99分に垣田との交代で土居を投入したが、その後もなかなかチャンスをつくり出すことができず、逆に甲府に決定機を許してしまう。ただ、失点にはつながらず、1-1のままで延長前半を終えた。
延長後半に入っても、厳しい展開が続く。それでも、選手たちは集中を切らすことなく、我慢強く戦った。114分には、広瀬と佐野をベンチに下げ、関川と松村を投入。疲労が残るなかでも、球際の勝負は最後まで白熱した。
延長後半終了間際、カウンターから甲府に決定機を許してしまう。ただ、沖が好セーブでチームの危機を救い、延長後半も1-1で終了。PK戦へ突入した。
先攻がアントラーズ、後攻が甲府となったPK戦は、両チームともに1本目のキッカーが成功。しかし、2本目の樋口が相手GKに阻まれてしまう。ただ、後攻のジェトゥリオのシュートを沖が見事にセーブし、1-1と振り出しに戻す。
そして、3本目、4本目は両チームともに成功して迎えた5本目、先攻の仲間が相手GKに阻まれ、後攻の甲府の5人目に決められれば、敗退という状況に追い込まれた。しかし、この絶体絶命の状況で、野澤のキックを沖が見事な反応でセーブ。沖が再びチームを救った。
その後、6本目、7本目、8本目、9本目、10本目、11本目、12本目と連続で両チームともに成功。勝負が決したのが13本目だった。先攻の樋口のシュートが枠を外れ、後攻のジェトゥーリオのシュートがゴールネットを揺らした。PK戦の結果は10-11。激闘の末、アントラーズは天皇杯3回戦で敗戦となった。
次はリーグ戦へ戻り、中3日でFC東京と対戦する。激闘の疲労を癒し、チーム一丸で準備を進める。
【この試合のトピックス】
・垣田が今大会初ゴール
スタッツ
13 | シュート | 13 |
---|---|---|
11 | GK | 11 |
10 | CK | 5 |
13 | 直接FK | 16 |
1 | 間接FK | 4 |
1 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 6,301人
- 天候
- 雨のち曇、中風
気温 27.3℃ / 湿度 49.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 木村 博之
- 副審
-
堀越 雅弘
塚田 健太 - 第4の審判員
- 俵 元希
備考
警告(PK戦中):沖 悠哉