試合結果
2023JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第3節
鹿島アントラーズ
- 32' 荒木 遼太郎
試合終了
1-0
1前半0
0後半0
アビスパ福岡
試合経過
荒木 遼太郎 | 32' | |||
37' | 前田 一翔 → ルキアン | |||
46' | 城後 寿 → 紺野 和也 | |||
63' | ドウグラス グローリ | |||
溝口 修平 → 安西 幸輝 | 65' | |||
垣田 裕暉 → 鈴木 優磨 | 65' | |||
65' | 田邉 草民 → 重見 柾斗 | |||
65' | 佐藤 凌我 → ウェリントン | |||
師岡 柊生 → 知念 慶 | 72' | |||
80' | 井上 聖也 → 湯澤 聖人 | |||
広瀬 陸斗 → 土居 聖真 | 84' | |||
荒木 遼太郎 → キム ミンテ | 84' |
荒木のゴールが決勝点!チーム一丸でつかんだ勝利!
YBCルヴァンカップ グループステージ第3節、カシマスタジアムでアビスパ福岡と対戦した。立ち上がりから福岡を圧倒すると、荒木が先制点を奪う。その後、追加点こそ奪えなかったが終始試合を支配し、1-0で勝利した。
リーグ第6節の広島戦から中3日。すぐに次のルヴァンカップ福岡戦へ準備を進めた。
スタメンはリーグ戦から9人を入れ替えた。GKが沖、フィールドプレーヤーは、広瀬、植田、関川、溝口、佐野、ピトゥカ、荒木、松村、垣田、師岡が入った。ベンチには、早川、ミンテ、安西、土居、樋口、知念、優磨が座る。
アントラーズは、立ち上がりから高いテンションで試合に入った。遠い位置からでも積極的にシュートを放ち、アグレッシブな姿勢をチーム全体で示す。攻勢に試合を進めた。
しかし、16分にピンチが訪れる。右サイドを田中に突破されると、ゴール前へ決定的なクロスを供給された。失点には至らなかったが、肝を冷やす場面だった。
ただ、その後、ピンチに動じることなく、アントラーズが攻勢に試合を進める。オフザボールのアクションが多く、能動的にボールを動かしていった。ただ、福岡の守備ブロックが非常に堅固で、なかなか中央へ侵入できない。外回りでボールを動かすことが多くなった。
それでも30分にチャンスが生まれる。左サイドから荒木がカットインして右足を振り抜く。相手GKのビッグセーブに阻まれたが、シュートは綺麗な軌道を描いて、ゴール右上隅に飛んだ。
するとこのプレーで勢いに乗った荒木が、福岡の堅守をこじ開ける。32分、ハーフスペースに侵入した溝口へ佐野からの縦パスが通ると、溝口は混戦のなかで荒木へパス。ボールを受けた荒木は垣田が空けた狭いスペースを利用して、抜群のアジリティとテクニックを披露した。細かいボールタッチでゴール前を突破すると、フェイントを入れて鋭く右足を振り抜く。力強いシュートはゴールネットに突き刺さり、アントラーズが先制に成功した。
アントラーズは得点後も勢いを落とさず、果敢に攻撃を仕掛けた。各選手が近い距離を保って、テンポよくボールを動かし、相手にプレスの的を絞らせない。守備から攻撃の切り替えの局面でも、相手のプレスをうまく剥がして、安定したボール保持へつなげた。アントラーズが完全に主導権を掌握する。
前半終盤になっても、狭いスペースで複数の選手が連動し、テンポよくボールを動かして相手を翻弄した。これまで我慢強く取り組んできた攻撃のイメージの共有が、ピッチ上で表現されていく。徹底して守備を固める福岡を相手に追加点こそ奪えなかったが、前半は終始圧倒し、1-0でハーフタイムに突入した。
後半立ち上がりも集中力を欠くことなく、アグレッシブかつ慎重に試合へ入った。シンプルに背後を狙いつつ、セカンドボールの攻防で競り勝ち、二次攻撃、三次攻撃につなげていった。特に前半から存在感が際立っていた佐野が、攻撃から守備、守備から攻撃の両局面で、圧倒的な違いを見せつけた。
するといい流れのなかで、54分に決定機が訪れる。右サイドから広瀬が絶好のクロスを供給すると、ファーサイドでフリーになった師岡がヘディングで合わせる。しかし、地面に勢いよく叩きつけたシュートは、惜しくも枠を捉えられず、シュートに反応した垣田も触ることができなかった。
決定機を逸したアントラーズだが、その後も強度の高い守備を続けて、試合を支配する。福岡のビルドアップに対しては、垣田が連続追いでボール保持者に自由を与えない。そして、守備から攻撃への切り替えも迅速で、ボール保持時もリスクマネジメントを徹底して行った。福岡に全く攻撃の起点をつくらせない。
65分、先制点をアシストした溝口、ハードワークを続けた垣田に代えて、安西と優磨を投入した。そして、72分にはアグレッシブなプレーで力を出し切った師岡との交代で知念をピッチへ投入した。
ゴール裏からの大声援を受けて、選手たちが個性を伸び伸びと発揮し、躍動した。76分には関川の正確なロングフィードから松村がスピードを活かした斜めのランニングでラインブレイクし、ゴール前でのチャンスを迎えた。さらに79分には、カウンターで自陣から優磨がドリブルで持ち運び、ラストパスを受けた荒木がシュートを放つ。追加点は奪えず、得点差は1点のままだったが、福岡を支配する圧倒的な試合展開だった。
84分、広瀬、荒木をベンチに下げ、ミンテと土居を投入。土居は荒木に代わってそのままトップ下に、ミンテはボランチへ入り、佐野が右サイドバックにポジションを移した。
後半アディショナルタイムは4分。空中戦に強い福岡のパワープレーは脅威となったが、全員が勝利への執念を示し、チーム一丸で時計の針を進めた。そして、待ちに待った試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。1-0。待望の今季ホーム初勝利をつかみ取った。
ただ、勝利の余韻に浸る時間はない。次はリーグ戦に戻り、中3日で柏とアウェイで対戦する。課題と収穫を整理して、チーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・師岡がプロ初先発
・荒木が今季初ゴール、LIXIL賞を受賞
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
YBCルヴァンカップ グループステージ第3節、カシマスタジアムでアビスパ福岡と対戦した。立ち上がりから福岡を圧倒すると、荒木が先制点を奪う。その後、追加点こそ奪えなかったが終始試合を支配し、1-0で勝利した。
リーグ第6節の広島戦から中3日。すぐに次のルヴァンカップ福岡戦へ準備を進めた。
スタメンはリーグ戦から9人を入れ替えた。GKが沖、フィールドプレーヤーは、広瀬、植田、関川、溝口、佐野、ピトゥカ、荒木、松村、垣田、師岡が入った。ベンチには、早川、ミンテ、安西、土居、樋口、知念、優磨が座る。
アントラーズは、立ち上がりから高いテンションで試合に入った。遠い位置からでも積極的にシュートを放ち、アグレッシブな姿勢をチーム全体で示す。攻勢に試合を進めた。
しかし、16分にピンチが訪れる。右サイドを田中に突破されると、ゴール前へ決定的なクロスを供給された。失点には至らなかったが、肝を冷やす場面だった。
ただ、その後、ピンチに動じることなく、アントラーズが攻勢に試合を進める。オフザボールのアクションが多く、能動的にボールを動かしていった。ただ、福岡の守備ブロックが非常に堅固で、なかなか中央へ侵入できない。外回りでボールを動かすことが多くなった。
それでも30分にチャンスが生まれる。左サイドから荒木がカットインして右足を振り抜く。相手GKのビッグセーブに阻まれたが、シュートは綺麗な軌道を描いて、ゴール右上隅に飛んだ。
するとこのプレーで勢いに乗った荒木が、福岡の堅守をこじ開ける。32分、ハーフスペースに侵入した溝口へ佐野からの縦パスが通ると、溝口は混戦のなかで荒木へパス。ボールを受けた荒木は垣田が空けた狭いスペースを利用して、抜群のアジリティとテクニックを披露した。細かいボールタッチでゴール前を突破すると、フェイントを入れて鋭く右足を振り抜く。力強いシュートはゴールネットに突き刺さり、アントラーズが先制に成功した。
アントラーズは得点後も勢いを落とさず、果敢に攻撃を仕掛けた。各選手が近い距離を保って、テンポよくボールを動かし、相手にプレスの的を絞らせない。守備から攻撃の切り替えの局面でも、相手のプレスをうまく剥がして、安定したボール保持へつなげた。アントラーズが完全に主導権を掌握する。
前半終盤になっても、狭いスペースで複数の選手が連動し、テンポよくボールを動かして相手を翻弄した。これまで我慢強く取り組んできた攻撃のイメージの共有が、ピッチ上で表現されていく。徹底して守備を固める福岡を相手に追加点こそ奪えなかったが、前半は終始圧倒し、1-0でハーフタイムに突入した。
後半立ち上がりも集中力を欠くことなく、アグレッシブかつ慎重に試合へ入った。シンプルに背後を狙いつつ、セカンドボールの攻防で競り勝ち、二次攻撃、三次攻撃につなげていった。特に前半から存在感が際立っていた佐野が、攻撃から守備、守備から攻撃の両局面で、圧倒的な違いを見せつけた。
するといい流れのなかで、54分に決定機が訪れる。右サイドから広瀬が絶好のクロスを供給すると、ファーサイドでフリーになった師岡がヘディングで合わせる。しかし、地面に勢いよく叩きつけたシュートは、惜しくも枠を捉えられず、シュートに反応した垣田も触ることができなかった。
決定機を逸したアントラーズだが、その後も強度の高い守備を続けて、試合を支配する。福岡のビルドアップに対しては、垣田が連続追いでボール保持者に自由を与えない。そして、守備から攻撃への切り替えも迅速で、ボール保持時もリスクマネジメントを徹底して行った。福岡に全く攻撃の起点をつくらせない。
65分、先制点をアシストした溝口、ハードワークを続けた垣田に代えて、安西と優磨を投入した。そして、72分にはアグレッシブなプレーで力を出し切った師岡との交代で知念をピッチへ投入した。
ゴール裏からの大声援を受けて、選手たちが個性を伸び伸びと発揮し、躍動した。76分には関川の正確なロングフィードから松村がスピードを活かした斜めのランニングでラインブレイクし、ゴール前でのチャンスを迎えた。さらに79分には、カウンターで自陣から優磨がドリブルで持ち運び、ラストパスを受けた荒木がシュートを放つ。追加点は奪えず、得点差は1点のままだったが、福岡を支配する圧倒的な試合展開だった。
84分、広瀬、荒木をベンチに下げ、ミンテと土居を投入。土居は荒木に代わってそのままトップ下に、ミンテはボランチへ入り、佐野が右サイドバックにポジションを移した。
後半アディショナルタイムは4分。空中戦に強い福岡のパワープレーは脅威となったが、全員が勝利への執念を示し、チーム一丸で時計の針を進めた。そして、待ちに待った試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。1-0。待望の今季ホーム初勝利をつかみ取った。
ただ、勝利の余韻に浸る時間はない。次はリーグ戦に戻り、中3日で柏とアウェイで対戦する。課題と収穫を整理して、チーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・師岡がプロ初先発
・荒木が今季初ゴール、LIXIL賞を受賞
スタッツ
15 | シュート | 1 |
---|---|---|
3 | GK | 13 |
12 | CK | 1 |
8 | 直接FK | 4 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 5,571人
- 天候
- 曇、弱風
気温 17.5℃ / 湿度 51.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 清水 勇人
- 副審
-
赤阪 修
船橋 昭次 - 第4の審判員
- 俵 元希