2023明治安田生命J1リーグ 第28節

2023年09月24日(日)  15:04 Kick Off

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鹿島アントラーズ

  • 15' 鈴木 優磨

試合終了

1-2

1前半1
0後半1

横浜F・マリノス

  • 34' アンデルソン ロペス
  • 50' アンデルソン ロペス

試合経過

仲間 隼斗 イエローカード 6'
鈴木 優磨 ゴール 15'
広瀬 陸斗 イエローカード 24'
34' ゴール アンデルソン ロペス
鈴木 優磨 イエローカード 41'
45' イエローカード 永戸 勝也
50' ゴール アンデルソン ロペス
仲間 隼斗 → アルトゥール カイキ 交代 57'
垣田 裕暉 → 土居 聖真 交代 57'
68' 交代 エウベル → 宮市 亮
68' 交代 ナム テヒ → 西村 拓真
広瀬 陸斗 → 須貝 英大 交代 70'
柴崎 岳 → 名古 新太郎 交代 70'
76' 交代 松原 健 → 喜田 拓也
76' 交代 ヤン マテウス → 水沼 宏太
樋口 雄太 → エレケ 交代 81'
87' 交代 アンデルソン ロペス → 植中 朝日
優磨の技あり先制弾も、アンデルソン ロペスの2発に沈む。横浜FMに、1-2。

2023明治安田生命J1リーグ 第28節、カシマスタジアムで横浜F・マリノスと対戦した。

前節、数的不利の状況を乗り越え、C大阪から1-0(ウノゼロ)で勝ち点3をもぎ取ったアントラーズ。全員が全身全霊で戦い、最高の結果を得た。続く相手は、上位にいる横浜FM。ここで叩けば、また上を目指せる-。チームの誰もがモチベーション高く臨むホームゲームとなった。

その熱気はまた、多くのファン・サポーターを奮い立たせ、27,463人もの観衆でカシマスタジアムはアントラーズレッドに染まった。「LIXILスペシャルマッチ ~SDGs 未来の幸せを、みんなで。~」も開催され、カシマスタジアムは試合前から、対戦相手である横浜FMのマスカット監督も「最高だった」と絶賛する雰囲気に包まれた。

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スタメンは、GKが早川、フィールドプレーヤーには広瀬、植田、関川、安西、佐野、柴崎、樋口、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、須貝、土居、カイキ、名古、エレケが座る。柴崎が復帰後、初の公式戦先発出場となり、その期待は大きく膨らんだ。

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「全試合決勝戦」(優磨)ととらえるアントラーズはキックオフと同時に、横浜FMに襲いかかる。相手が得意とするパスワークを分断し、自分たちがボールを保持し、横浜FMゴールに迫った。

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そして15分、歓喜の時は早くも訪れた。右CKを奪ったアントラーズのキッカーは、もちろん樋口。その樋口がファーサイドにボールを送ると、相手マークから外れるように後ろへ下がった優磨がヘディングで合わせる。計算し尽くした優磨のボールはふわりとした弧を描き、横浜FMゴールへ吸い込まれた。

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その後、攻守が入れ替わる展開が続いたが、アントラーズは34分、セットプレーから同点に追いつかれる。相手の右CKでキッカーのヤン マテウスが近くに来た渡辺に一度、ボールを預け、再びパスを受ける。そのボールをダイレクトでゴール前に入れられると、中央で待ち構えるアンデルソン ロペスに決められ、1-1とゲームは振り出しに戻った。

その後、やや荒れた展開になる。前半のうち、アントラーズに出されたイエローカードは3枚。一方、横浜FMにも1枚と互いの意地と意地がぶつかり合う試合展開となった。

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後半に入ると、横浜FMのパスがつながるようになり、特色でもある連続性のある攻撃がアントラーズを追い詰めていく。50分、ショートパスの連続からヤン マテウスが右から強烈な左足シュートを放つ。これは早川がセーブするも、そのこぼれ球をまたしてもアンデルソン ロペスに決められ、1-2と逆転されてしまった。

その後も試合を支配される時間が続いたが、岩政監督も再三の交代策で状況を打開しようとする。70分、柴崎に代わり、ピッチに入った名古が何度か攻撃の起点となったが、事態が劇的に好転することはなかった。

それでもカシマに集結した”12番”に後押しされ、選手たちは最後の最後まであきらめずに戦う。

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後半アディショナルタイムには右サイドから土居がファーへ上げたクロスに、足をつりながらも優磨が左足で合わせる。これが決まれば、起死回生となったが、ボールはゴールポストに当たり、ノーゴール。アントラーズは絶対に勝たなければならない、このホームゲームを1-2で落としてしまった。

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この厳しい現実の前に、試合後、岩政監督も「本当に悔しい」と語った。しかし、ここで諦めてはすべてが終わる。残りの6試合、もう一度、全身全霊をかたむけて戦うのみ。我々に残された道は、ただ真摯に1試合1試合を全力で戦うことだけだ。

【この試合のトピックス】
・優磨が今季リーグ戦13ゴール目で、自己記録をさらに更新


スタッツ

鹿島アントラーズ 横浜F・マリノス
15 シュート 10
6 GK 10
5 CK 2
16 直接FK 6
0 間接FK 4
0 オフサイド 4
0 PK 0

試合データ

入場者数
27,463人
天候
晴、弱風
気温 24.5℃ / 湿度 51.0%
ピッチ
全面良芝
主審
中村 太
副審
大塚 晴弘
松井 健太郎
第4の審判員
高山 啓義
VAR/AVAR
今村 義朗
五十嵐 泰之