2023明治安田生命J1リーグ 第25節

2023年08月26日(土)  18:03 Kick Off

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鹿島アントラーズ

  • 9' 垣田 裕暉
  • 30' 鈴木 優磨

試合終了

2-0

2前半0
0後半0

アルビレックス新潟

試合経過

垣田 裕暉 ゴール 9'
鈴木 優磨 ゴール 30'
鈴木 優磨 イエローカード 33'
35' イエローカード 藤原 奏哉
垣田 裕暉 → 知念 慶 交代 62'
仲間 隼斗 → 藤井 智也 交代 62'
65' 交代 長谷川 巧 → 松田 詠太郎
65' 交代 長倉 幹樹 → 鈴木 孝司
65' 交代 島田 譲 → 秋山 裕紀
広瀬 陸斗 → 松村 優太 交代 66'
樋口 雄太 → 舩橋 佑 交代 78'
鈴木 優磨 → アルトゥール カイキ 交代 78'
78' 交代 三戸 舜介 → 小見 洋太
垣田、優磨のゴールで2連勝!

▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼





2023明治安田生命J1リーグ 第25節、カシマスタジアムでアルビレックス新潟と対戦した。立ち上がりから新潟を圧倒したアントラーズは幸先よく垣田のゴールで先制すると、優磨が追加点を決めて、前半を2-0で折り返す。後半は新潟に押し込まれ、苦しい展開となったが、早川の好セーブをはじめ、最後まで全員でゴールを守り抜き、2-0で勝利をつかみ取った。

鳥栖戦の勝利で自信を深めたチームは1週間の準備期間を経て、再びホームゲームに臨んだ。

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なお、この試合は「常陽銀行 Powerful Match 2023」として開催された。

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スタメンは、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、佐野、ピトゥカ、樋口、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、ウィジョン、昌子、舩橋、藤井、松村、カイキ、知念が座る。

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立ち上がりからボールを後方からつなぐことにこだわる新潟に対し、アントラーズは強度の高いプレスを仕掛ける。自陣への侵入は許さなかったが、高い位置でボールを奪うまでには至らない。ただ、ボール保持の局面では、ロングパスを織り交ぜながらも、後方からスムーズに前進することに成功。相手陣内でのプレーを続けた。

すると、9分に試合が動く。関川のクリアに垣田が素早く反応し、ボールをキープ。パスを受けた仲間が左サイドの安西へ展開する。余裕をもってボールを受けた安西は、狙いすましてゴール前へ絶妙なクロスを入れた。このクロスにドンピシャで合わせたのが垣田。勢いよく飛び込み、ヘディングシュートはゴールに突き刺さった。垣田のゴールで先制に成功する。

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先制点が生まれたあと、新潟がボールを動かす展開となったが、アントラーズは全体をコンパクトな陣形に保ち、高い強度で守備を続ける。前線の選手たちが献身的にポジショニングの修正を繰り返し、守備の穴をつくらなかった。

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守備でリズムをつくったアントラーズは、決定機まではつくれないものの、ボールをテンポよくつなぎ、新潟に奪いどころを絞らせない。攻守両面で試合をコントロールすることに成功した。

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そして迎えた30分、追加点が生まれる。右サイドの高い位置でスローインを得ると、スローインを入れた広瀬が樋口とのパス交換からクロスを入れる。垣田がニアサイドで潰れるとボールはファーサイドへ流れ、優磨が相手との競り合いを制して、ゴールへ押し込んだ。この優磨の今季リーグ戦11点目でリードを2点に広げた。

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追加点が決まったあとも、勢いを落とさず攻め続ける。33分には左サイドから広瀬がクロスを入れると、ゴール前で優磨と相手GKが接触。優磨のヘディングはゴールへ吸い込まれたが、先に相手GKが捕球したあと、優磨がぶつかったと判断されて、ファウルをとられる。ゴールが認められなかったうえ、優磨にイエローカードが提示された。これで優磨は次節出場停止となった。

微妙な判定が連続したが選手たちは集中を切らさず、冷静にプレーを続ける。ミドルゾーンで非常にコンパクトな陣形を保ちながら、ボール保持者を中心にアグレッシブな守備を仕掛けた。

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前半終了間際にはセットプレーを連続で獲得。得点には至らなかったが、樋口の精度の高いキックからゴールに迫った。

前半は理想的な展開で終了。2-0でハーフタイムに突入した。

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後半も立ち上がりからゲームをコントロールしたのはアントラーズだった。前線から強度の高い守備を続けて、新潟に効果的な前進を許さない。セカンドボールへの準備、予測の精度と反応の速度でも新潟を上回り、試合の各局面で優位に立った。

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しかし、61分にピンチが訪れる。ペナルティエリア右で三戸に広瀬が対応するが、前を取られ、中央に侵入されてシュートを許してしまう。早川が体で跳ね返すが、長倉にゴールへ押し込まれた。オフサイドの判定となり失点には至らなかったが、この決定機で新潟が息を吹き返し、そのあとは押し込まれる展開となった。

62分、ハードワークを続けた垣田と仲間をベンチに下げ、知念と藤井を投入。63分には、カウンターを一度防ぐが、こぼれ球を高に拾われ、ペナルティエリア手前から強烈なミドルシュートを放たれる。あわや失点かという場面だったが、クロスバーに助けられた。

新潟に流れを引き寄せられたなかで、66分に広瀬との交代で松村をピッチへ送った。広瀬が務めていた右サイドバックには佐野が入る。この交代で一時は相手の勢いを止めたものの、2点のビハインドを負う新潟が前がかりに攻めてきた。そこで、78分に樋口と優磨をベンチに下げ、舩橋とカイキを投入した。

その後も新潟に自陣深くまで押し込まれ、なんとか全員で守る展開が続いてしまう。すると、81分には決定的なピンチが訪れた。高の中央へのパスを高木にダイレクトで叩かれると、小見に完全に抜け出され、ペナルティエリア内からフリーで決定的なシュートを許してしまった。絶体絶命の場面だったが、立ちはだかったのが早川だった。見事な反応でシュートをセーブし、2点のリードを保った。

早川の好セーブで失点を免れたが、その後もサイドから波状攻撃を受ける展開となる。ただ、それでも最後まで全員で体を張り、集中を切らさなかった。

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そして、ついに試合終了のホイッスルが鳴った。後半は非常に苦しい展開となったが、最後まで全員で守り抜き、2-0で新潟に勝利。リーグ戦2連勝を飾った。

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次の試合も1週間後、アウェイで湘南と対戦する。この試合で見つかった収穫と課題を整理して、アウェイでの勝利を目指す。

【この試合のトピックス】
・垣田が今季リーグ戦4点目
・優磨が今季リーグ戦11点目
・優磨が次節出場停止
・優磨がLIXIL賞を受賞

スタッツ

鹿島アントラーズ アルビレックス新潟
9 シュート 7
9 GK 6
4 CK 6
12 直接FK 9
4 間接FK 3
4 オフサイド 3
0 PK 0

試合データ

入場者数
18,895人
天候
晴、弱風
気温 28.2℃ / 湿度 64.0%
ピッチ
全面良芝
主審
御厨 貴文
副審
武田 光晴
松井 健太郎
第4の審判員
高山 啓義
VAR/AVAR
池内 明彦
田中 玲匡