試合結果
2023明治安田生命J1リーグ 第24節

鹿島アントラーズ
- 26' 樋口 雄太
- 80' 知念 慶
試合終了
2-1
1前半0
1後半1

サガン鳥栖
- 66' 楢原 慶輝
試合経過
関川 郁万 | ![]() |
9' | ||
23' | ![]() |
山﨑 浩介 | ||
樋口 雄太 | ![]() |
26' | ||
31' | ![]() |
岩崎 悠人 | ||
仲間 隼斗 → 藤井 智也 | ![]() |
57' | ||
垣田 裕暉 → 知念 慶 | ![]() |
57' | ||
64' | ![]() |
岩崎 悠人 → 横山 歩夢 | ||
64' | ![]() |
小野 裕二 → 富樫 敬真 | ||
66' | ![]() |
楢原 慶輝 | ||
72' | ![]() |
富樫 敬真 | ||
78' | ![]() |
ファン ソッコ | ||
79' | ![]() |
手塚 康平 → 藤田 直之 | ||
知念 慶 | ![]() |
80' | ||
溝口 修平 → 松村 優太 | ![]() |
81' | ||
82' | ![]() |
楢原 慶輝 | ||
87' | ![]() |
堀米 勇輝 → 西川 潤 | ||
87' | ![]() |
原田 亘 → 福田 晃斗 | ||
関川 郁万 → 昌子 源 | ![]() |
90'+4 | ||
樋口 雄太 → 舩橋 佑 | ![]() |
90'+4 | ||
昌子 源 | ![]() |
90'+4 |
樋口、知念のゴールで2-1と勝利!
2023明治安田生命J1リーグ 第24節、カシマスタジアムでサガン鳥栖と対戦した。樋口のゴールで先制したのち、同点に追いつかれたものの、知念のPK弾で勝ち越しに成功。2-1で勝利をつかみ取った。
アウェイ名古屋戦は0-1という悔しい結果に終わった。ただ、すぐに気持ちを切り替え、ホーム鳥栖戦へ臨んだ。
なお、この試合は「Love! Antlers SUNTORY DAY」として開催された。
スタメンは、GKが早川、フィールドプレーヤーは安西、植田、関川、溝口、佐野、ピトゥカ、樋口、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、舩橋、藤井、松村、荒木、知念が座る。
アントラーズは立ち上がりからアグレッシブに前線からプレスをかけ、鳥栖に狙い通りのビルドアップを許さない。全体が連動してボール保持者へ自由を与えなかった。
守備で流れをつくると、徐々にボールを保持する時間帯が長くなった。ショートパスにこだわらずに狙いをもったロングパスを織り交ぜ、セカンドボールでの争いで優位に立った。
押し気味に試合を進めていたが、10分にピンチが訪れる。セットプレーの流れから最後は岩崎にシュートを許してしまう。ただ、これは枠を外れ、失点には至らなかった。
ピンチを凌いだアントラーズはすぐにチャンスをつくる。12分、前線からの連動したプレスをかけ、佐野がボールを奪うと、垣田にパスが通り、垣田からのダイレクトのスルーパスが優磨へ通る。だが、相手GKの飛び出しによって、サイドに追い込まれ、シュートまでつなげることはできなかった。
14分、原田にミドルシュートを放たれるが、早川のセーブで失点を防ぐ。その後はなかなか相手陣内へ侵入できず、高い位置でボールを奪ってカウンターにつなげることもできなかった。
それでも、23分に早川の素早いスローイングからカウンターを発動。抜け出そうとした優磨はファウルで止められたが、流れを取り戻して飲水タイムに入った。
飲水タイムが明けると、アントラーズがチャンスをつくる。安西からのパスを受けた優磨がペナルティエリア右角のあたりで起点をつくり、リターンパスをもらった安西がゴール前へクロスを送る。誰も合わせることができず、得点には至らなかったが、いきなりチャンスをつくった。
すると、いい流れのなかで先制点が生まれた。球際の攻防で樋口が粘り、ピトゥカにボールが渡る。ピトゥカは相手を引きつけ、フリーになった樋口へパス。樋口はペナルティエリア手前中央から左足を振り抜くと、グラウンダーの鋭いシュートは綺麗にサイドネットへと吸い込まれた。26分、樋口の今季3点目でアントラーズが先制に成功する。得点後、樋口は古巣に敬意を表して、静かに喜びをかみしめた。
得点後も強度を落とさずプレーを続ける。鳥栖にやや攻め込まれる場面も増えたが、要所は締めて、失点を許さない。ただ、セットプレー以外でゴールに迫る場面は少なかった。
それでも45分に決定機が訪れる。優磨が中間スペースにうまく降りて、フリーでボールを引き出すと、ファーサイドへ絶好のクロスを入れる。これを垣田がゴール前でヘディングシュートしたが、相手GKの好セーブに阻まれ、惜しくも得点には至らなかった。
前半はこのまま1-0で終了。ハーフタイムに突入した。
後半は立ち上がりからプレスを剥がされ、鳥栖に前進を許してしまう場面が目立った。特にアントラーズの右サイドから攻め込まれる場面が多く、自陣でのプレータイムが長くなった。
57分に献身的に動いた仲間、垣田をベンチに下げ、藤井と知念を投入した。すると、ここから流れが大きく変わる。ボールを藤井に集めると、藤井はスピードを活かしたドリブルで、1対1の攻防をことごとく制す。藤井の個人技で左サイドが活性化し、試合の流れを一気に引き寄せた。
しかし、66分に失点を喫してしまう。左サイドから長沼に中央へドリブルで運ばれると、楢原にパスが渡る。角度をつけて右足を振り抜かれると、カーブのかかったシュートはサイドネットへ吸い込まれた。楢原のゴールで1-1の同点に追いつかれてしまう。
失点を喫したが、失点前までのテンションをキープして、攻撃を仕掛ける。70分には藤井のクロスをピトゥカがヘディング。ファーサイドに流れたボールに優磨が反応し、ゴールに押し込んだ。しかし、オフサイドで得点は認められず、同点弾とはならなかった。
その後、鳥栖に押し込まれる時間帯となったが、ペナルティエリア内で我慢強く守り、失点を防いだ。
すると、76分にカウンターを仕掛ける。佐野が自陣でボールを奪うと、素早く優磨へ鋭い縦パスを通す。優磨はダイレクトで知念へ落とすと、知念は左サイドの藤井へ展開。藤井はドリブルで対峙するDFと駆け引きしながら、ペナルティエリア内へ。すると、前線から戻ってきた富樫に倒され、PKを獲得する。
キッカーは知念。鳥栖の選手交代があり、長い間が生まれた。それでも知念は動じることなく、コースを狙った鋭いシュートをゴール右隅に沈めた。80分、知念のゴールで2-1と勝ち越しに成功する。
81分、溝口との交代で松村を投入した。得点後も勢いを落とさず攻撃を仕掛ける。特に藤井が抜群のスピードで違いを生み出し、左サイドで相手に脅威を与えた。
86分には波状攻撃を仕掛け、立て続けに決定機を迎える。だが、ピトゥカのシュートは知念に当たり、優磨のシュートはポストに跳ね返り、佐野のシュートはうまくミートできず、惜しくも追加点とはならなかった。
終盤に入ると、鳥栖の攻撃が脅威となる。89分には、自陣でボールを動かされ、最後はフリーで西川に枠内へのミドルシュートを放たれる。これは早川の好セーブでコーナーキックに逃れるが、そのコーナーキックもニアで先に富樫に触られてしまう。富樫のシュートは早川が触れないコースに飛んだ。絶体絶命の場面だったが、カバーに入った関川が見事にヘディングで跳ね返し、なんとか失点を免れた。
しかし、このプレーで関川が交代を余儀なくされる。昌子が投入され、同時に樋口との交代で舩橋がピッチへ送られた。
後半アディショナルタイムは5分から9分に延長された。鳥栖の波状攻撃をなんとか全員で耐える時間が続く。
すると、終了間際に決定的なピンチが訪れる。西川からのスルーパスがポケットへ走り込んだ長沼に通り、マイナスのクロスを入れられる。これに反応した舩橋がクリアするが、ボールはゴール方向へ。至近距離でコースが変わったが、早川が見事に反応し、これをセーブ。辛うじて失点を免れた。
そして、最後まで鳥栖の波状攻撃をチーム一丸となって守り切り、ついに試合終了のホイッスルが鳴った。2-1で勝利。苦しい試合を総力戦で勝ち切った。
次も1週間後の新潟戦。ホームでの連勝を目指し、チーム一丸で準備を進める。
【この試合のトピックス】
・樋口が今季リーグ戦3点目
・知念が今季リーグ戦5点目
・樋口がLIXIL賞を受賞
・知念がザ・プレミアム・モルツ賞、藤井がペプシ〈生〉賞を受賞
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2023明治安田生命J1リーグ 第24節、カシマスタジアムでサガン鳥栖と対戦した。樋口のゴールで先制したのち、同点に追いつかれたものの、知念のPK弾で勝ち越しに成功。2-1で勝利をつかみ取った。
アウェイ名古屋戦は0-1という悔しい結果に終わった。ただ、すぐに気持ちを切り替え、ホーム鳥栖戦へ臨んだ。
なお、この試合は「Love! Antlers SUNTORY DAY」として開催された。

スタメンは、GKが早川、フィールドプレーヤーは安西、植田、関川、溝口、佐野、ピトゥカ、樋口、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、舩橋、藤井、松村、荒木、知念が座る。

アントラーズは立ち上がりからアグレッシブに前線からプレスをかけ、鳥栖に狙い通りのビルドアップを許さない。全体が連動してボール保持者へ自由を与えなかった。

守備で流れをつくると、徐々にボールを保持する時間帯が長くなった。ショートパスにこだわらずに狙いをもったロングパスを織り交ぜ、セカンドボールでの争いで優位に立った。
押し気味に試合を進めていたが、10分にピンチが訪れる。セットプレーの流れから最後は岩崎にシュートを許してしまう。ただ、これは枠を外れ、失点には至らなかった。
ピンチを凌いだアントラーズはすぐにチャンスをつくる。12分、前線からの連動したプレスをかけ、佐野がボールを奪うと、垣田にパスが通り、垣田からのダイレクトのスルーパスが優磨へ通る。だが、相手GKの飛び出しによって、サイドに追い込まれ、シュートまでつなげることはできなかった。
14分、原田にミドルシュートを放たれるが、早川のセーブで失点を防ぐ。その後はなかなか相手陣内へ侵入できず、高い位置でボールを奪ってカウンターにつなげることもできなかった。


それでも、23分に早川の素早いスローイングからカウンターを発動。抜け出そうとした優磨はファウルで止められたが、流れを取り戻して飲水タイムに入った。
飲水タイムが明けると、アントラーズがチャンスをつくる。安西からのパスを受けた優磨がペナルティエリア右角のあたりで起点をつくり、リターンパスをもらった安西がゴール前へクロスを送る。誰も合わせることができず、得点には至らなかったが、いきなりチャンスをつくった。

すると、いい流れのなかで先制点が生まれた。球際の攻防で樋口が粘り、ピトゥカにボールが渡る。ピトゥカは相手を引きつけ、フリーになった樋口へパス。樋口はペナルティエリア手前中央から左足を振り抜くと、グラウンダーの鋭いシュートは綺麗にサイドネットへと吸い込まれた。26分、樋口の今季3点目でアントラーズが先制に成功する。得点後、樋口は古巣に敬意を表して、静かに喜びをかみしめた。


得点後も強度を落とさずプレーを続ける。鳥栖にやや攻め込まれる場面も増えたが、要所は締めて、失点を許さない。ただ、セットプレー以外でゴールに迫る場面は少なかった。
それでも45分に決定機が訪れる。優磨が中間スペースにうまく降りて、フリーでボールを引き出すと、ファーサイドへ絶好のクロスを入れる。これを垣田がゴール前でヘディングシュートしたが、相手GKの好セーブに阻まれ、惜しくも得点には至らなかった。
前半はこのまま1-0で終了。ハーフタイムに突入した。

後半は立ち上がりからプレスを剥がされ、鳥栖に前進を許してしまう場面が目立った。特にアントラーズの右サイドから攻め込まれる場面が多く、自陣でのプレータイムが長くなった。



57分に献身的に動いた仲間、垣田をベンチに下げ、藤井と知念を投入した。すると、ここから流れが大きく変わる。ボールを藤井に集めると、藤井はスピードを活かしたドリブルで、1対1の攻防をことごとく制す。藤井の個人技で左サイドが活性化し、試合の流れを一気に引き寄せた。
しかし、66分に失点を喫してしまう。左サイドから長沼に中央へドリブルで運ばれると、楢原にパスが渡る。角度をつけて右足を振り抜かれると、カーブのかかったシュートはサイドネットへ吸い込まれた。楢原のゴールで1-1の同点に追いつかれてしまう。
失点を喫したが、失点前までのテンションをキープして、攻撃を仕掛ける。70分には藤井のクロスをピトゥカがヘディング。ファーサイドに流れたボールに優磨が反応し、ゴールに押し込んだ。しかし、オフサイドで得点は認められず、同点弾とはならなかった。
その後、鳥栖に押し込まれる時間帯となったが、ペナルティエリア内で我慢強く守り、失点を防いだ。
すると、76分にカウンターを仕掛ける。佐野が自陣でボールを奪うと、素早く優磨へ鋭い縦パスを通す。優磨はダイレクトで知念へ落とすと、知念は左サイドの藤井へ展開。藤井はドリブルで対峙するDFと駆け引きしながら、ペナルティエリア内へ。すると、前線から戻ってきた富樫に倒され、PKを獲得する。

キッカーは知念。鳥栖の選手交代があり、長い間が生まれた。それでも知念は動じることなく、コースを狙った鋭いシュートをゴール右隅に沈めた。80分、知念のゴールで2-1と勝ち越しに成功する。


81分、溝口との交代で松村を投入した。得点後も勢いを落とさず攻撃を仕掛ける。特に藤井が抜群のスピードで違いを生み出し、左サイドで相手に脅威を与えた。
86分には波状攻撃を仕掛け、立て続けに決定機を迎える。だが、ピトゥカのシュートは知念に当たり、優磨のシュートはポストに跳ね返り、佐野のシュートはうまくミートできず、惜しくも追加点とはならなかった。

終盤に入ると、鳥栖の攻撃が脅威となる。89分には、自陣でボールを動かされ、最後はフリーで西川に枠内へのミドルシュートを放たれる。これは早川の好セーブでコーナーキックに逃れるが、そのコーナーキックもニアで先に富樫に触られてしまう。富樫のシュートは早川が触れないコースに飛んだ。絶体絶命の場面だったが、カバーに入った関川が見事にヘディングで跳ね返し、なんとか失点を免れた。
しかし、このプレーで関川が交代を余儀なくされる。昌子が投入され、同時に樋口との交代で舩橋がピッチへ送られた。
後半アディショナルタイムは5分から9分に延長された。鳥栖の波状攻撃をなんとか全員で耐える時間が続く。
すると、終了間際に決定的なピンチが訪れる。西川からのスルーパスがポケットへ走り込んだ長沼に通り、マイナスのクロスを入れられる。これに反応した舩橋がクリアするが、ボールはゴール方向へ。至近距離でコースが変わったが、早川が見事に反応し、これをセーブ。辛うじて失点を免れた。

そして、最後まで鳥栖の波状攻撃をチーム一丸となって守り切り、ついに試合終了のホイッスルが鳴った。2-1で勝利。苦しい試合を総力戦で勝ち切った。



次も1週間後の新潟戦。ホームでの連勝を目指し、チーム一丸で準備を進める。
【この試合のトピックス】
・樋口が今季リーグ戦3点目
・知念が今季リーグ戦5点目
・樋口がLIXIL賞を受賞
・知念がザ・プレミアム・モルツ賞、藤井がペプシ〈生〉賞を受賞
スタッツ
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|
---|---|---|
13 | シュート | 9 |
10 | GK | 5 |
4 | CK | 5 |
15 | 直接FK | 11 |
2 | 間接FK | 4 |
2 | オフサイド | 4 |
1 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 19,693人
- 天候
- 晴、弱風
気温 28.3℃ / 湿度 62.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 谷本 涼
- 副審
-
淺田 武士
岩﨑 創一 - 第4の審判員
- 竹田 明弘
- VAR/AVAR
-
西村 雄一
熊谷 幸剛