試合結果
2023明治安田生命J1リーグ 第21節
FC東京
- 9' ディエゴ オリヴェイラ
試合終了
1-3
1前半2
0後半1
鹿島アントラーズ
- 23' 鈴木 優磨
- 45' 垣田 裕暉
- 54' ディエゴ ピトゥカ
試合経過
ディエゴ オリヴェイラ | 9' | |||
23' | 鈴木 優磨 | |||
45' | 垣田 裕暉 | |||
54' | ディエゴ ピトゥカ | |||
長友 佑都 → 徳元 悠平 | 62' | |||
東 慶悟 → 塚川 孝輝 | 62' | |||
65' | 垣田 裕暉 | |||
70' | 仲間 隼斗 → 荒木 遼太郎 | |||
70' | 樋口 雄太 → 松村 優太 | |||
俵積田 晃太 → アダイウトン | 70' | |||
75' | 垣田 裕暉 → 師岡 柊生 | |||
渡邊 凌磨 → 熊田 直紀 | 86' | |||
松木 玖生 | 89' | |||
90' | 安西 幸輝 | |||
90'+4 | 鈴木 優磨 → 土居 聖真 | |||
90'+4 | 師岡 柊生 → 舩橋 佑 |
優磨、垣田、ピトゥカのゴールで逆転勝利!
2023明治安田生命J1リーグ 第21節、味の素スタジアムでFC東京と対戦した。先制点を許す苦しい展開となったが、優磨のゴールで同点に追いつくと、垣田が逆転弾を決め、前半を2-1で折り返す。そして、後半にピトゥカが追加点を決め、FC東京を3-1で下した。
天皇杯3回戦で甲府に敗れてから中3日。味の素スタジアムに乗り込み、FC東京と対戦した。
スタメンは、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、佐野、ピトゥカ、樋口、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、荒木、土居、松村、舩橋、師岡が座る。
キックオフ直後から両チームともに高い強度で試合に入り、激しい球際の攻防が繰り広げられた。
最初にチャンスをつくったのはアントラーズだった。3分、仲間が前線で体を張ってボールを収め、枠内を捉えるシュートを放つ。相手GKのセーブに阻まれたが、立ち上がりから積極的にゴールに迫った。
そして、7分に再びチャンスを迎える。左サイドの高い位置まで侵入した優磨がクロスを上げると、小泉に当たってコースが変化し、ゴール方向へ。しかし、惜しくもクロスバーに跳ね返り、ゴールとはならなかった。
しかし、立ち上がりから押し気味に試合を進めたアントラーズだが、一瞬の隙を突かれてしまう。9分、FC東京のコーナーキックを跳ね返し、全体を押し上げ、GKのヤクブ スウォビィクにロングフィードを蹴らせる。しかし、最終ラインを上げ切ることができず、右サイドの松木に抜け出されてしまった。そして、松木にドリブルで持ち運ばれると、ペナルティエリア内のディエゴ オリヴェイラにパスが通り、反転からうまくシュートを決められてしまった。早い時間帯に先制を許してしまう。
失点後、なかなかリズムをつかめなかったアントラーズだが、時間の経過とともにボールを動かせるようになる。FC東京の強度の高いプレスをうまく剥がし、ミドルゾーンまで持ち運んだ。しかし、相手陣内では自由を与えてもらえず、ミスでボールを失う場面が目立った。
それでも、23分にセットプレーから同点に追いつく。樋口がコーナーキックをファーサイドへ蹴ると、このボールに優磨が勢いよく飛び込んだ。高い打点で合わせたシュートは、クロスバーに当たってゴールラインを割った。優磨のゴールで1-1の同点に追いつく。
その後、強度の高い展開が続き、球際の勝負は白熱した。互いに譲らず、緊張感のある攻防が繰り広げられた。そして前半終盤はアントラーズが試合をコントロールする。早川の正確なフィードもあり、FC東京の前線からのプレスを無効化することに成功。相手陣内でも、スペースをつくり、スペースを使う、効果的な攻撃を仕掛けることができた。
すると、45分に得点が生まれる。安西が左サイドでドリブルを仕掛けてクロスを上げると、ファーサイドでうまく相手DFと入れ替わった優磨が胸トラップからシュートを狙う。優磨に対応した長友に粘られ、シュートは打たせてもらえなかったが、こぼれ球を樋口がボレーで合わせる。このシュート性のクロスをゴール前にいた垣田が見事に反応し、ヘディングでゴールネットを揺らした。垣田の公式戦2試合連続ゴールで2-1と逆転に成功する。
前半はこのまま2-1で終了。1点のリードでハーフタイムに突入した。
後半も拮抗した展開となったが、最初のチャンスをつくったのはアントラーズだった。中央でうまく佐野と仲間が連係し、相手を引き寄せてからフリーの優磨へ展開。優磨がタメをつくると、オーバーラップした安西をシンプルに使ってニアゾーンへ侵入し、クロスを上げた。相手のブロックに阻まれ、得点には至らなかったが、精度の高い攻撃を仕掛けた。
そして、53分にはサイドの連続攻撃から最後はピトゥカが鋭いミドルシュートを放ち、ゴールを脅かす。アントラーズが怒涛の攻撃を仕掛けた。
すると、54分に追加点が生まれる。中盤の攻防で仲間がボールを奪うと、左サイドに流れた優磨にパスが渡る。優磨はオーバーラップした安西を使い、安西がクロスを入れると、ゴール前で仲間が合わせる。仲間のシュートは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれたが、こぼれ球を拾ったピトゥカが胸トラップから左足を振り抜いた。低く鋭いシュートは、相手選手の間を通り抜け、ゴールネットに突き刺さった。ピトゥカの追加点で3-1とリードを広げた。
リードを2点に広げたあとも、危なげなくプレーし、時計の針を進めた。
しかし、63分にピンチが訪れる。コーナーキックの流れから松木にミドルシュートを放たれると、ペナルティエリア内の混戦のなかでコースが変わり、ボールはゴールに飛ぶ。早川は逆モーションとなったが、見事に触り、こぼれ球に詰めた選手との接触も恐れず、弾き出した。早川の好セーブでリードを2点に保つ。
ピンチを凌いだアントラーズは、69分にコーナーキックから決定機を迎える。樋口が質の高いボールをゴール前に送ると、植田がうまく合わせた。しかし、枠を捉えることができなかった。
70分、ハードワークを続けた仲間、樋口に代えて、荒木、松村を投入。そして、75分に垣田との交代で師岡を投入した。師岡は投入直後から積極的にプレーし、存在感を示した。
その後もアントラーズが主導権を掌握する。セットプレーを立て続けに獲得し、FC東京を攻め立てた。FC東京のカウンターにもしっかり集中して対応し、チャンスらしいチャンスをつくらせなかった。
終盤に入ると、スペースが生まれ、前線のスピードが活きる展開となった。勢いよく攻撃を仕掛けた。
しかし、90分に一瞬の隙を突かれ、カウンターを許してしまう。松木のスルーパスから熊田に抜け出されると、ペナルティエリア手前で安西が倒してしまった。決定機阻止により、安西にはレッドカードが提示された。
1人少なくなったアントラーズは、後半アディショナルタイムに優磨、師岡との交代で土居、舩橋を投入。2点のリードを守りに行く。
そして、最後まで集中を切らすことなく戦い、試合終了を迎えた。3-1でFC東京を下し、公式戦5試合ぶりの勝利をつかみ取った。
リーグ戦は3週間の中断期間に入る。再開初戦の札幌戦に向け、チーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・優磨が今季リーグ戦9ゴール目
・垣田が今季リーグ戦3ゴール目、公式戦2試合連続ゴール
・ピトゥカが今季リーグ戦2ゴール目
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2023明治安田生命J1リーグ 第21節、味の素スタジアムでFC東京と対戦した。先制点を許す苦しい展開となったが、優磨のゴールで同点に追いつくと、垣田が逆転弾を決め、前半を2-1で折り返す。そして、後半にピトゥカが追加点を決め、FC東京を3-1で下した。
天皇杯3回戦で甲府に敗れてから中3日。味の素スタジアムに乗り込み、FC東京と対戦した。
スタメンは、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、佐野、ピトゥカ、樋口、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、荒木、土居、松村、舩橋、師岡が座る。
キックオフ直後から両チームともに高い強度で試合に入り、激しい球際の攻防が繰り広げられた。
最初にチャンスをつくったのはアントラーズだった。3分、仲間が前線で体を張ってボールを収め、枠内を捉えるシュートを放つ。相手GKのセーブに阻まれたが、立ち上がりから積極的にゴールに迫った。
そして、7分に再びチャンスを迎える。左サイドの高い位置まで侵入した優磨がクロスを上げると、小泉に当たってコースが変化し、ゴール方向へ。しかし、惜しくもクロスバーに跳ね返り、ゴールとはならなかった。
しかし、立ち上がりから押し気味に試合を進めたアントラーズだが、一瞬の隙を突かれてしまう。9分、FC東京のコーナーキックを跳ね返し、全体を押し上げ、GKのヤクブ スウォビィクにロングフィードを蹴らせる。しかし、最終ラインを上げ切ることができず、右サイドの松木に抜け出されてしまった。そして、松木にドリブルで持ち運ばれると、ペナルティエリア内のディエゴ オリヴェイラにパスが通り、反転からうまくシュートを決められてしまった。早い時間帯に先制を許してしまう。
失点後、なかなかリズムをつかめなかったアントラーズだが、時間の経過とともにボールを動かせるようになる。FC東京の強度の高いプレスをうまく剥がし、ミドルゾーンまで持ち運んだ。しかし、相手陣内では自由を与えてもらえず、ミスでボールを失う場面が目立った。
それでも、23分にセットプレーから同点に追いつく。樋口がコーナーキックをファーサイドへ蹴ると、このボールに優磨が勢いよく飛び込んだ。高い打点で合わせたシュートは、クロスバーに当たってゴールラインを割った。優磨のゴールで1-1の同点に追いつく。
その後、強度の高い展開が続き、球際の勝負は白熱した。互いに譲らず、緊張感のある攻防が繰り広げられた。そして前半終盤はアントラーズが試合をコントロールする。早川の正確なフィードもあり、FC東京の前線からのプレスを無効化することに成功。相手陣内でも、スペースをつくり、スペースを使う、効果的な攻撃を仕掛けることができた。
すると、45分に得点が生まれる。安西が左サイドでドリブルを仕掛けてクロスを上げると、ファーサイドでうまく相手DFと入れ替わった優磨が胸トラップからシュートを狙う。優磨に対応した長友に粘られ、シュートは打たせてもらえなかったが、こぼれ球を樋口がボレーで合わせる。このシュート性のクロスをゴール前にいた垣田が見事に反応し、ヘディングでゴールネットを揺らした。垣田の公式戦2試合連続ゴールで2-1と逆転に成功する。
前半はこのまま2-1で終了。1点のリードでハーフタイムに突入した。
後半も拮抗した展開となったが、最初のチャンスをつくったのはアントラーズだった。中央でうまく佐野と仲間が連係し、相手を引き寄せてからフリーの優磨へ展開。優磨がタメをつくると、オーバーラップした安西をシンプルに使ってニアゾーンへ侵入し、クロスを上げた。相手のブロックに阻まれ、得点には至らなかったが、精度の高い攻撃を仕掛けた。
そして、53分にはサイドの連続攻撃から最後はピトゥカが鋭いミドルシュートを放ち、ゴールを脅かす。アントラーズが怒涛の攻撃を仕掛けた。
すると、54分に追加点が生まれる。中盤の攻防で仲間がボールを奪うと、左サイドに流れた優磨にパスが渡る。優磨はオーバーラップした安西を使い、安西がクロスを入れると、ゴール前で仲間が合わせる。仲間のシュートは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれたが、こぼれ球を拾ったピトゥカが胸トラップから左足を振り抜いた。低く鋭いシュートは、相手選手の間を通り抜け、ゴールネットに突き刺さった。ピトゥカの追加点で3-1とリードを広げた。
リードを2点に広げたあとも、危なげなくプレーし、時計の針を進めた。
しかし、63分にピンチが訪れる。コーナーキックの流れから松木にミドルシュートを放たれると、ペナルティエリア内の混戦のなかでコースが変わり、ボールはゴールに飛ぶ。早川は逆モーションとなったが、見事に触り、こぼれ球に詰めた選手との接触も恐れず、弾き出した。早川の好セーブでリードを2点に保つ。
ピンチを凌いだアントラーズは、69分にコーナーキックから決定機を迎える。樋口が質の高いボールをゴール前に送ると、植田がうまく合わせた。しかし、枠を捉えることができなかった。
70分、ハードワークを続けた仲間、樋口に代えて、荒木、松村を投入。そして、75分に垣田との交代で師岡を投入した。師岡は投入直後から積極的にプレーし、存在感を示した。
その後もアントラーズが主導権を掌握する。セットプレーを立て続けに獲得し、FC東京を攻め立てた。FC東京のカウンターにもしっかり集中して対応し、チャンスらしいチャンスをつくらせなかった。
終盤に入ると、スペースが生まれ、前線のスピードが活きる展開となった。勢いよく攻撃を仕掛けた。
しかし、90分に一瞬の隙を突かれ、カウンターを許してしまう。松木のスルーパスから熊田に抜け出されると、ペナルティエリア手前で安西が倒してしまった。決定機阻止により、安西にはレッドカードが提示された。
1人少なくなったアントラーズは、後半アディショナルタイムに優磨、師岡との交代で土居、舩橋を投入。2点のリードを守りに行く。
そして、最後まで集中を切らすことなく戦い、試合終了を迎えた。3-1でFC東京を下し、公式戦5試合ぶりの勝利をつかみ取った。
リーグ戦は3週間の中断期間に入る。再開初戦の札幌戦に向け、チーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・優磨が今季リーグ戦9ゴール目
・垣田が今季リーグ戦3ゴール目、公式戦2試合連続ゴール
・ピトゥカが今季リーグ戦2ゴール目
スタッツ
5 | シュート | 11 |
---|---|---|
6 | GK | 6 |
4 | CK | 7 |
14 | 直接FK | 13 |
2 | 間接FK | 1 |
2 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 37,014人
- 天候
- 晴、無風
気温 32.5℃ / 湿度 60.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 池内 明彦
- 副審
-
大川 直也
森川 浩次 - 第4の審判員
- 田尻 智計
- VAR/AVAR
-
榎本 一慶
吉田 哲朗