試合結果
2023明治安田生命J1リーグ 第15節
サガン鳥栖
- 27' 森谷 賢太郎
- 70' 小野 裕二
試合終了
2-2
1前半1
1後半1
鹿島アントラーズ
- 34' 名古 新太郎
- 90'+1 鈴木 優磨
試合経過
森谷 賢太郎 | 27' | |||
34' | 名古 新太郎 | |||
58' | 仲間 隼斗 → 佐野 海舟 | |||
森谷 賢太郎 → 堀米 勇輝 | 62' | |||
田代 雅也 | 66' | |||
67' | 名古 新太郎 → 土居 聖真 | |||
67' | 垣田 裕暉 → アルトゥール カイキ | |||
小野 裕二 | 70' | |||
小野 裕二 → 河田 篤秀 | 71' | |||
77' | 佐野 海舟 | |||
77' | ディエゴ ピトゥカ → 染野 唯月 | |||
77' | 広瀬 陸斗 → 常本 佳吾 | |||
80' | 樋口 雄太 | |||
中野 伸哉 → ファン ソッコ | 88' | |||
手塚 康平 → 藤田 直之 | 88' | |||
90'+1 | 鈴木 優磨 |
アウェイでの激闘は、2-2のドロー決着
2023明治安田生命J1リーグ 第15節、駅前不動産スタジアムでサガン鳥栖と対戦した。先制点を奪われたものの、名古のゴールで同点に追いつき、前半を1-1で折り返す。そして、後半も先に勝ち越し点を取られる苦しい展開となったが、後半アディショナルタイムに優磨が同点ゴールを決め、2-2の引き分けで決着した。
YBCルヴァンカップGS第5節のホーム柏戦から中2日。すぐにアウェイ鳥栖戦へ向けた準備を進めた。
鳥栖戦の先発は、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、樋口、ピトゥカ、名古、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、常本、土居、カイキ、佐野、染野が座る。
前半の立ち上がりは、後方からショートパスをつなぐ鳥栖に対し、アントラーズはアグレッシブに守備を仕掛けた。プレスを剥がされても、前線の選手がすぐに戻り、ミドルゾーンで高強度の守備組織を構築した。
拮抗した試合展開のなかで、9分にピンチが訪れる。ピトゥカ、名古のクリアが不十分になり、ボールは小野のもとへ。ペナルティエリア内から小野に決定的なシュートを放たれた。ただ、これは早川の好セーブでなんとか失点を防ぐことができた。
11分にも再び鳥栖にチャンスを許してしまう。左サイドを長沼に突破されると、森谷、岩崎に連続でシュートされた。どちらも枠に飛ばず、失点にはならなかったが、危険な場面だった。
ピンチを凌いだアントラーズは、13分に、この試合初めての決定機が訪れる。関川の正確なロングフィードから垣田が見事なトラップでボールを収め、前線で起点をつくる。そして、左サイドに流れたところで優磨がクロスを供給すると、ファーサイドで広瀬が折り返した。最後は垣田がボレーで合わせたが、シュートは惜しくもゴールポストを叩き、得点には至らなかった。
前半序盤から両チームともにチャンスをつくったが、その後は互いに譲らず、こう着状態に陥る。ショートパスつないで後方からビルドアップする鳥栖に対し、アントラーズは垣田と優磨が献身的に守備し、うまくボランチを消した。後方もそれに連動し、簡単に自陣への侵入を許さなかった。
しかし27分、一瞬の隙を突かれ、中央で縦パスを通されてしまう。その流れから小野に右サイド深い位置へ走り込まれ、ファーサイドへクロスを入れられた。早川が飛び出すが、ボールに触れることができず、長沼にヘディングで折り返されると、最後は森谷にボレーシュートを決められてしまった。0-1と鳥栖に先制を許す。
だが、失点後も選手たちは動じることなくプレーした。名古と仲間のサイドを入れ替え、鳥栖の戦い方に対応する。そして、垣田が気迫溢れる守備でボールを奪い、ファウルを誘ってフリーキックを獲得した。
すると、このセットプレーから得点が生まれる。樋口が蹴ったフリーキックは、一度相手にクリアされるが、クリアボールを樋口が拾い、パスを受けたピトゥカがクロスを入れる。ペナルティエリア内で優磨が高い打点で相手に競り勝つと、信じて走り込んだ名古がダイビングヘッドでゴールへ流し込み、ゴールネットを揺らした。34分、名古のゴールで1-1の同点に追いついた。
得点後、両チームがより一層アグレッシブに攻撃を仕掛けるようになった。互いにゴール前まで一気に迫るスリリングな展開となった。
しかし、前半はこのまま1-1で終了。同点でハーフタイムに突入した。
後半立ち上がり、いきなり鳥栖にチャンスをつくられてしまう。48分、長沼に右サイドをドリブルで突破されて、ゴール前まで迫られ、最後は手塚に決定的なシュートを許してしまう。ただ、これは早川のビッグセーブでなんとか失点を免れた。
その後、鳥栖がボールを保持する時間が長くなった。アントラーズ陣内でのプレーが続いたが、全員で粘り強く守り続ける。自分たちの時間帯をなかなかつくれず、我慢の展開となった。
58分に仲間との交代で佐野を投入した。樋口がポジションを一列上げ、佐野はボランチに入った。
徐々にテンポよくボールを動かせるようになり、流れはアントラーズに傾いていく。67分には、名古、垣田との交代で土居、カイキを投入し、勝ち越し点を狙いに行った。
しかし、70分に一瞬の隙が生まれてしまう。自陣からのビルドアップで関川がロングフィードをミスしてしまい、ボールが相手に渡る。手塚からのパスを受けた小野にミドルシュートを放たれると、シュートはポストに跳ね返り、早川の背中に当たってゴールへ吸い込まれてしまった。ミスと不運が重なり、1-2と鳥栖に勝ち越しを許してしまう。
それでも、失点直後にキックオフの流れからそのままチャンスをつくる。71分、優磨の絶妙なスルーパスで抜け出したカイキが、ペナルティエリア内で背後から手塚に倒される。しかし、これはノーファウルの判定となり、PKを得ることはできなかった。
78分にピトゥカ、広瀬との交代で染野、常本をピッチへ投入した。しかし、高い強度を維持する鳥栖に苦戦を強いられ、なかなかチャンスを作りだすことはできなかった。
それでも諦めずに攻め続けると、後半アディショナルタイムに得点が生まれた。樋口からのパスを受けた安西が縦に持ち出してクロスを上げる。これを優磨がダイビングヘッド。力強いシュートはゴールネットに突き刺さった。2-2と再び試合を振り出しに戻す。
同点に追いついたあとも、アントラーズは攻め続ける。安西のクロスを優磨が折り返し、最後は染野がゴールの目の前でシュート。しかし、これは田代の見事なブロックに阻まれてしまった。
猛暑のなかで、最後の最後まで全力を尽くしたが、勝ち越し点を奪うことはできず。このまま2-2で引き分けという結果に終わった。
次は中7日でアウェイ浦和戦に臨む。課題と収穫を整理して、チーム一丸で準備を進める。
【この試合のトピックス】
・名古がアントラーズでのリーグ戦初ゴール
・優磨が今季リーグ戦8点目
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2023明治安田生命J1リーグ 第15節、駅前不動産スタジアムでサガン鳥栖と対戦した。先制点を奪われたものの、名古のゴールで同点に追いつき、前半を1-1で折り返す。そして、後半も先に勝ち越し点を取られる苦しい展開となったが、後半アディショナルタイムに優磨が同点ゴールを決め、2-2の引き分けで決着した。
YBCルヴァンカップGS第5節のホーム柏戦から中2日。すぐにアウェイ鳥栖戦へ向けた準備を進めた。
鳥栖戦の先発は、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、樋口、ピトゥカ、名古、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、常本、土居、カイキ、佐野、染野が座る。
前半の立ち上がりは、後方からショートパスをつなぐ鳥栖に対し、アントラーズはアグレッシブに守備を仕掛けた。プレスを剥がされても、前線の選手がすぐに戻り、ミドルゾーンで高強度の守備組織を構築した。
拮抗した試合展開のなかで、9分にピンチが訪れる。ピトゥカ、名古のクリアが不十分になり、ボールは小野のもとへ。ペナルティエリア内から小野に決定的なシュートを放たれた。ただ、これは早川の好セーブでなんとか失点を防ぐことができた。
11分にも再び鳥栖にチャンスを許してしまう。左サイドを長沼に突破されると、森谷、岩崎に連続でシュートされた。どちらも枠に飛ばず、失点にはならなかったが、危険な場面だった。
ピンチを凌いだアントラーズは、13分に、この試合初めての決定機が訪れる。関川の正確なロングフィードから垣田が見事なトラップでボールを収め、前線で起点をつくる。そして、左サイドに流れたところで優磨がクロスを供給すると、ファーサイドで広瀬が折り返した。最後は垣田がボレーで合わせたが、シュートは惜しくもゴールポストを叩き、得点には至らなかった。
前半序盤から両チームともにチャンスをつくったが、その後は互いに譲らず、こう着状態に陥る。ショートパスつないで後方からビルドアップする鳥栖に対し、アントラーズは垣田と優磨が献身的に守備し、うまくボランチを消した。後方もそれに連動し、簡単に自陣への侵入を許さなかった。
しかし27分、一瞬の隙を突かれ、中央で縦パスを通されてしまう。その流れから小野に右サイド深い位置へ走り込まれ、ファーサイドへクロスを入れられた。早川が飛び出すが、ボールに触れることができず、長沼にヘディングで折り返されると、最後は森谷にボレーシュートを決められてしまった。0-1と鳥栖に先制を許す。
だが、失点後も選手たちは動じることなくプレーした。名古と仲間のサイドを入れ替え、鳥栖の戦い方に対応する。そして、垣田が気迫溢れる守備でボールを奪い、ファウルを誘ってフリーキックを獲得した。
すると、このセットプレーから得点が生まれる。樋口が蹴ったフリーキックは、一度相手にクリアされるが、クリアボールを樋口が拾い、パスを受けたピトゥカがクロスを入れる。ペナルティエリア内で優磨が高い打点で相手に競り勝つと、信じて走り込んだ名古がダイビングヘッドでゴールへ流し込み、ゴールネットを揺らした。34分、名古のゴールで1-1の同点に追いついた。
得点後、両チームがより一層アグレッシブに攻撃を仕掛けるようになった。互いにゴール前まで一気に迫るスリリングな展開となった。
しかし、前半はこのまま1-1で終了。同点でハーフタイムに突入した。
後半立ち上がり、いきなり鳥栖にチャンスをつくられてしまう。48分、長沼に右サイドをドリブルで突破されて、ゴール前まで迫られ、最後は手塚に決定的なシュートを許してしまう。ただ、これは早川のビッグセーブでなんとか失点を免れた。
その後、鳥栖がボールを保持する時間が長くなった。アントラーズ陣内でのプレーが続いたが、全員で粘り強く守り続ける。自分たちの時間帯をなかなかつくれず、我慢の展開となった。
58分に仲間との交代で佐野を投入した。樋口がポジションを一列上げ、佐野はボランチに入った。
徐々にテンポよくボールを動かせるようになり、流れはアントラーズに傾いていく。67分には、名古、垣田との交代で土居、カイキを投入し、勝ち越し点を狙いに行った。
しかし、70分に一瞬の隙が生まれてしまう。自陣からのビルドアップで関川がロングフィードをミスしてしまい、ボールが相手に渡る。手塚からのパスを受けた小野にミドルシュートを放たれると、シュートはポストに跳ね返り、早川の背中に当たってゴールへ吸い込まれてしまった。ミスと不運が重なり、1-2と鳥栖に勝ち越しを許してしまう。
それでも、失点直後にキックオフの流れからそのままチャンスをつくる。71分、優磨の絶妙なスルーパスで抜け出したカイキが、ペナルティエリア内で背後から手塚に倒される。しかし、これはノーファウルの判定となり、PKを得ることはできなかった。
78分にピトゥカ、広瀬との交代で染野、常本をピッチへ投入した。しかし、高い強度を維持する鳥栖に苦戦を強いられ、なかなかチャンスを作りだすことはできなかった。
それでも諦めずに攻め続けると、後半アディショナルタイムに得点が生まれた。樋口からのパスを受けた安西が縦に持ち出してクロスを上げる。これを優磨がダイビングヘッド。力強いシュートはゴールネットに突き刺さった。2-2と再び試合を振り出しに戻す。
同点に追いついたあとも、アントラーズは攻め続ける。安西のクロスを優磨が折り返し、最後は染野がゴールの目の前でシュート。しかし、これは田代の見事なブロックに阻まれてしまった。
猛暑のなかで、最後の最後まで全力を尽くしたが、勝ち越し点を奪うことはできず。このまま2-2で引き分けという結果に終わった。
次は中7日でアウェイ浦和戦に臨む。課題と収穫を整理して、チーム一丸で準備を進める。
【この試合のトピックス】
・名古がアントラーズでのリーグ戦初ゴール
・優磨が今季リーグ戦8点目
スタッツ
7 | シュート | 7 |
---|---|---|
13 | GK | 15 |
3 | CK | 0 |
14 | 直接FK | 12 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 9,272人
- 天候
- 晴、弱風
気温 28.3℃ / 湿度 34.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 山本 雄大
- 副審
-
唐紙 学志
松井 健太郎 - 第4の審判員
- 大塚 晴弘
- VAR/AVAR
-
吉田 哲朗
中野 卓