2023明治安田生命J1リーグ 第12節

2023年05月07日(日)  14:03 Kick Off

AWAY ヨドコウ桜スタジアム

セレッソ大阪

試合終了

0-1

0前半0
0後半1

鹿島アントラーズ

  • 67' 関川 郁万

試合経過

1' イエローカード 広瀬 陸斗
為田 大貴 イエローカード 4'
46' 交代 仲間 隼斗 → アルトゥール カイキ
46' 交代 広瀬 陸斗 → 常本 佳吾
為田 大貴 → 上門 知樹 交代 46'
鳥海 晃司 イエローカード 56'
原川 力 → 加藤 陸次樹 交代 59'
59' 交代 土居 聖真 → 名古 新太郎
65' 交代 垣田 裕暉 → 知念 慶
67' ゴール 関川 郁万
上門 知樹 レッドカード 71'
松田 陸 → ジョルディ クルークス 交代 75'
毎熊 晟矢 → 進藤 亮佑 交代 75'
レオ セアラ → 北野 颯太 交代 85'
89' 交代 鈴木 優磨 → 昌子 源
関川の決勝点!4試合連続完封勝利!

▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼





2023明治安田生命J1リーグ 第12節、ヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪と対戦した。強い雨が降りしきるなか、両チームともにピッチコンディションに苦しめられる試合となったが、セットプレーから決めた関川のゴールを全員で守り抜いたアントラーズが、1-0で4試合連続となるクリーンシートでの勝利を収めた。

前節はアウェイで札幌に1-0で勝利し、今季初の3連勝を飾った。しかし、また中3日で3連戦の最後の試合が控えている。すぐにアウェイC大阪戦へ向けた準備を進めた。

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C大阪戦の先発は、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、樋口、ピトゥカ、土居、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、常本、名古、カイキ、荒木、知念が座る。

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試合前から強い雨が降り続き、ピッチ上にはいくつも水溜りができた。立ち上がりはピッチコンディションの影響もあり、両チームともにロングボールを多用し、激しい球際の攻防が繰り広げられた。

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最初のチャンスはアントラーズに訪れた。セカンドボールにいち早く反応した仲間がヨニッチに倒されて、絶好の位置でフリーキックを獲得。7分、このフリーキックを樋口が直接狙ったが、惜しくも壁に当たって得点には至らなかった。

ピッチはかなり水を含み、ボールが止まる場面が目立つ。互いにクリア気味の高いボールを蹴り上げることが多くなった。

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24分にピンチが訪れる。 香川に右サイドの深い位置まで侵入を許すと、マイナスのクロスをペナルティエリア内へ入れられる。ただ、松田に対しては土居とピトゥカが素早く寄せ、こぼれ球を原川にシュートされたが、植田が体を張ってブロックに入り、失点を防いだ。

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その後、アントラーズが流れを引き寄せる。サイドから積極的にゴール前へクロスを入れ、ゴールを脅かした。シンプルな攻撃だが、C大阪へ脅威を与えた。

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ピッチコンディションの影響もあり、両チームともにリスクを冒すことができず、前半は決定的な場面が少なかった。ただ、ぬかるんだピッチに加え、ロングボールによる上下動、さらに球際の勝負が頻発したこともあり、体力の消耗が激しい展開となった。

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後半開始から仲間、広瀬との交代でカイキ、常本を投入した。後半も強度を前面に押し出した戦いを仕掛けた。

51分にピンチが訪れる。カウンターから山中にフリーでボールが入り、クロスをゴール前へ送られたところ、植田が先に触るが後ろに流れ、レオ セアラに当たる。ゴール前の際どい場面だったが、カバーに入ったピトゥカが大きくクリアし、失点を免れた。

今度はアントラーズがチャンスをつくる。54分、ピトゥカからのパスを受けた垣田がボールをキープし、裏へ抜け出した優磨へスルーパス。しかし、優磨はオフサイドで得点に至らなかった。

こう着状態が続くなかで、59分に土居との交代で名古を投入した。選手交代後も戦い方は変わらない。最終ラインの背後へロングボールを送り、相手のCBをサイドへつり出そうと試みる。そして、機を見てグラウンダーの縦パスを入れて、局面の打開を試みた。

63分にピンチが訪れる。右サイド深い位置まで攻め込まれ、上門にマイナスのクロスを入れられると、最後はペナルティエリア内から香川にシュートされた。ただ、これは枠を大きく外れて、失点にはならなかった。

65分に垣田との交代で知念をピッチへ送る。知念は投入直後から全速力でプレスをかけ、相手からボールを奪取。相手陣内深くまで持ち運ぶ、気持ちのこもったプレーを見せた。そして、知念がもたらした陣地回復のプレーが、コーナーキックの獲得につながった。

そのコーナーキックから得点が生まれた。67分、樋口がファーサイドのカイキへピンポイントのクロスを入れると、カイキが高い打点で折り返す。これに反応した関川がヘディングでゴールへ叩き込み、ゴールネットを揺らす。関川は一目散にアウェイまで駆けつけてくれたゴール裏へ走り、歓喜の輪が生まれた。関川の今季初ゴールでアントラーズが先制に成功する。

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得点後、さらに試合が動いた。71分、ロングボールを競ろうとした常本が上門に蹴られてしまう。危険なプレーとなり、上門にはレッドカードが提示された。

数的有利となった後も、アントラーズは守りに入ることなく、高い強度でプレーを続ける。80分には樋口がミドルシュートを放ち、ゴールを脅かした。

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89分に優磨との交代で昌子をピッチへ投入。水が溜まったピッチで懸命に足を動かし、チーム一丸で時計の針を進めた。

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そして、待ちに待った試合終了のホイッスル。苦しい試合だったが、チーム全員で我慢強く戦い抜き、1-0で完封勝利を飾った。

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次はいよいよ「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」として国立競技場で開催される名古屋戦に臨む。記念すべき試合で重要な勝利を目指し、2日間のオフ明けからまたチーム一丸で準備を進めていく。

【この試合のトピックス】
・関川が今季初ゴール

スタッツ

セレッソ大阪 鹿島アントラーズ
3 シュート 7
10 GK 7
0 CK 4
14 直接FK 12
5 間接FK 2
5 オフサイド 2
0 PK 0

試合データ

入場者数
12,676人
天候
雨、無風
気温 20.8℃ / 湿度 90.0%
ピッチ
全面良芝
主審
中村 太
副審
聳城 巧
眞鍋 久大
第4の審判員
竹長 泰彦
VAR/AVAR
大坪 博和
岡 宏道