2023明治安田生命J1リーグ 第9節

2023年04月23日(日)  14:03 Kick Off

AWAY デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟

試合終了

0-2

0前半2
0後半0

鹿島アントラーズ

  • 3' 鈴木 優磨
  • 26' 垣田 裕暉

試合経過

3' ゴール 鈴木 優磨
26' ゴール 垣田 裕暉
28' イエローカード 鈴木 優磨
43' イエローカード 仲間 隼斗
52' 交代 鈴木 優磨 → 知念 慶
62' 交代 名古 新太郎 → 藤井 智也
谷口 海斗 → グスタボ ネスカウ 交代 63'
田上 大地 → 藤原 奏哉 交代 63'
太田 修介 → 高木 善朗 交代 63'
舞行龍ジェームズ イエローカード 77'
三戸 舜介 → 松田 詠太郎 交代 80'
89' 交代 垣田 裕暉 → 昌子 源
優磨、垣田のゴールで2-0と勝利!

▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼





2023明治安田生命J1リーグ 第9節、デンカビッグスワンスタジアムでアルビレックス新潟と対戦した。優磨のゴールで先制に成功すると、垣田が追加点を決めて、2-0と勝利した。

ルヴァンカップの福岡戦から中3日。試合翌日からアウェイ新潟戦への準備を進めた。

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新潟戦の先発は、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、ピトゥカ、樋口、仲間、名古、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、荒木、藤井、舩橋、知念、師岡が座る。

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アントラーズは立ち上がりからアグレッシブに前へ攻め込み、強度の高いプレスをかける。ボール保持時もシンプルなプレーで相手のプレスを回避し、いい形の立ち上がりとなった。

すると、キックオフからわずか3分でいきなり試合が大きく動く。中盤でボールを奪うと、テンポよくパスをつないで、相手のカウンタープレスを回避。右サイドでフリーになった広瀬が、ファーサイドへクロスを入れた。相手GKがクロスの目測を誤ると、優磨はヘディングシュートでゴールへ叩き込んだ。相手のミスもあり、アントラーズが幸先よく先制に成功した。

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得点後は新潟にボールを動かされる展開となったが、前線から無理に奪おうとせず、ミドルゾーンに4-4-2の守備ブロックを構える。選手間の距離を近く保ち、我慢強く連動して守備を続けた。そしてボールを奪えば、うまくカウンタープレスを回避して保持につなげ、チームとして狙いをもって、優磨と垣田へアーリークロスを放り込んだ。

しかし、粘り強く守備を続けていたアントラーズだが、徐々に中間スペースを使われる場面が目立つようになる。14分には失点にはならなかったものの、サイドを変えられてから中央への侵入を許し、三戸にシュートを放たれてしまった。

ただ、そのあと16分に今度はアントラーズがチャンスをつくる。樋口がインターセプトすると、すぐに垣田へ縦パスを入れる。垣田はタメをつくって、右サイドを駆け上がった名古へパス。名古はペナルティエリア内へ侵入し、切り返しからシュートを放つ。これはゴールポストに当たって外側へ跳ね返るが、シュートを打った名古がこぼれ球を拾って二次攻撃を開始。フォローに入った樋口へパスが通り、樋口がペナルティエリア内から右足を振り抜いた。しかし、シュートは再びゴールポストに阻まれ、追加点とはならなかった。

チャンスのあとにピンチが訪れた。前線からプレスをかけるが回避され、自陣へ押し込まれると、なかなか大きくクリアできず、最終的には17分にペナルティエリア手前から伊藤にシュートを許す。失点には至らなかったが、新潟の攻撃は脅威となった。

その後、アントラーズは後方からのビルドアップが機能せず、効果的に自陣から相手陣内へ攻め入ることができない。守備でも我慢強く、選手全員が献身的に戦い続けていたが、新潟のテンポの早いパスに後手を踏み、局面を崩されかける場面もあった。

苦戦を強いられるアントラーズだが、自陣から相手陣内に進めば、スムーズにボールが動く。2トップの高さを活かしたクロスでゴールを目指した。

すると、26分に試合が動く。中盤で仲間からバックパスを受けたピトゥカが、大外をランニングした安西へ、ダイレクトで対角線のクロスを供給する。安西がヘディングで折り返すと、ペナルティエリア内の垣田へ通り、垣田は相手を背負って、優磨へ落とす。優磨はキックフェイントで寄せてきた相手DFを滑らし、タメをつくってループパス。これを垣田が左足のダイレクトボレーで合わせた。シュートはバーに当たって、ゴールに吸い込まれた。垣田のアントラーズでの公式戦初ゴールで、2-0とリードを広げる。

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2点差がついたあとは、少し試合が落ち着いた。アントラーズは我慢強く守備を続けるものの、ボールを奪ったあと、保持につなげることができない。カウンターに移行する局面でのミスでピンチを招く場面もあった。

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その後もビルドアップは依然として不安定で、効果的に相手陣内へ侵入することができない。ただ、守備では仲間や垣田が献身的に走り回り、チームを支えた。

前半は新潟にボールを保持される時間帯が長くなったが、このまま終了。2点のリードを保って、ハーフタイムへ突入した。

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後半立ち上がりも新潟がボールを保持する展開となったが、アントラーズは我慢強く守備を続ける。

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しかし、アクシデントが起きてしまう。優磨が足首をひねり、交代を余儀なくされてしまった。52分、優磨に代わって、知念が投入される。

その後も、新潟にボールを保持される展開となるが、選手間の距離を近く保ち、粘り強く守備を続ける。62分に名古との交代で藤井を投入したあとも、試合の流れは変わらなかった。

アントラーズは粘り強い守備を長く続けた。守備にリズムが生まれ、新潟の脅威が減っていく。チーム全体が連動して戦った。

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こう着状態となっていたが、残り15分を切ったあたりから試合が動きを見せる。まずは79分、樋口が相手陣内の深い位置を取ると、ニアゾーンに走り込んだ仲間へパスが通る。仲間は低く鋭いクロスをゴール前へ供給。一瞬の動き出しで相手DFのマークを外した知念がヒールでうまくクロスに合わせる。惜しくも相手GKに阻まれ、得点には至らなかったが、攻撃のイメージが合った効果的なプレーだった。

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一進一退の攻防が続く。知念のシュートの流れから新潟の攻撃を止められず、自陣深くまで前進を許すと、三戸、藤原に立て続けにシュートされる。そして、その直後のコーナーキックでは藤原をフリーにしてしまい、決定的なヘディングシュートを許してしまう。失点には至らなかったが、課題のセットプレーでまたしても決定機をつくられてしまった。

しかし、その後はアントラーズに守備のリズムが生まれ、新潟の攻撃に停滞感が漂う。垣田が自陣のコーナーフラッグ付近まで戻って守備に奔走するなど、チーム一丸で戦った。89分には垣田との交代で昌子を投入。全員で時計の針を進めた。

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そして、ついに待ちに待った瞬間が訪れた。2-0で試合終了。第3節横浜FC戦以来となるリーグ戦6試合ぶりの勝利をつかみ取った。

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長く苦しかった連戦が終わり、次は中5日でホームG大阪戦に臨む。求められるのは勝利のみ。チーム一丸で準備を尽くす。

【この試合のトピックス】
・優磨が今季リーグ戦4点目
・垣田がアントラーズでの公式戦初ゴール

スタッツ

アルビレックス新潟 鹿島アントラーズ
11 シュート 9
7 GK 8
3 CK 4
18 直接FK 13
1 間接FK 0
1 オフサイド 0
0 PK 0

試合データ

入場者数
23,920人
天候
晴、無風
気温 14.2℃ / 湿度 38.0%
ピッチ
全面良芝
主審
山本 雄大
副審
田中 利幸
梅田 智起
第4の審判員
佐藤 誠和
VAR/AVAR
御厨 貴文
五十嵐 泰之