試合結果
2023明治安田生命J1リーグ 第6節
鹿島アントラーズ
- 69' 知念 慶
試合終了
1-2
0前半0
1後半2
サンフレッチェ広島
- 86' ドウグラス ヴィエイラ
- 88' ドウグラス ヴィエイラ
試合経過
21' | 満田 誠 | |||
土居 聖真 → 垣田 裕暉 | 65' | |||
68' | ナッシム ベン カリファ → ドウグラス ヴィエイラ | |||
知念 慶 | 69' | |||
藤井 智也 → 松村 優太 | 71' | |||
73' | 志知 孝明 → 中野 就斗 | |||
73' | 野津田 岳人 → エゼキエウ | |||
82' | 森島 司 → 鮎川 峻 | |||
86' | ドウグラス ヴィエイラ | |||
知念 慶 → 仲間 隼斗 | 86' | |||
樋口 雄太 → 中村 亮太朗 | 86' | |||
88' | ドウグラス ヴィエイラ |
知念のゴールで先制するも、逆転負け
2023明治安田生命J1リーグ 第6節、カシマスタジアムでサンフレッチェ広島と対戦した。知念のゴールで先制に成功したが、ドウグラス ヴィエイラのPKで同点に追いつかれると、わずか2分後にドウグラス ヴィエイラに再びゴールを許し、1-2で逆転負けを喫した。
ルヴァンカップの新潟戦は、0-1という悔しい結果に終わったが、新たな取り組みで一定の手応えを感じられた試合でもあった。気持ちをすぐに切り替え、広島戦への準備をチーム一丸で進めた。
なお、この試合は「NIKE DAY」として、さまざまなイベントが開催された。
試合前には、明治安田J1第4節 福岡戦でJ1通算300試合出場を達成した土居、J1通算100試合出場を達成した植田、第3回AFCメディカルアワードにおいてAFC功労賞・金賞(AFC Distinguished Service Award/Gold)を受賞した関チームドクターのセレモニーが行われた。
広島戦の先発は、GKが早川、フィールドプレーヤーは常本、植田、昌子、安西、佐野、樋口、土居、藤井、知念、優磨が入った。ベンチには、沖、関川、広瀬、松村、仲間、中村、垣田が座る。
アントラーズは立ち上がりからアグレッシブに試合へ入り、広島を上回る。シンプルに背後を狙い、セカンドボールの攻防で優位に立った。主導権はアントラーズが握る。
時間の経過とともに、安定してボールを保持できるようになった。能動的にボールを動かしながら、縦パスを中間スペースへ打ち込み、相手陣内に侵入していく。最後の局面では、広島の3バックが対人の強さを見せ、決定機をつくるまでには至らなかったが、チームの変化が感じられる効果的な攻撃を仕掛けた。
その後、試合が落ち着き、こう着状態に陥る。ただ、広島がボールを保持する時間帯も、我慢強く連動した守備を続け、隙を見せなかった。
すると、24分にチャンスが訪れる。右サイドを勢いよくオーバーラップした常本がクロスを入れると、ゴール前で知念がヘディングシュートを放つ。うまくミートできずに枠を捉えられなかったが、決定的な場面をつくった。
その後、試合は再びこう着状態に陥る。広島に2列目からの飛び出しで起点をつくられる場面が何度か続いたが、冷静に対応してゴールは許さない。一方、攻撃面ではショートカウンターからシュートを放つも決めきれず、遅攻では3人目の動きが絡んだプレーが少なく、ゴール前を固める広島の牙城を崩すまでには至らなかった。
それでも、何度も広島陣内深くまで攻め込み、じわりじわりと圧力を強めていく。41分には、広島の佐々木のクリアが知念に跳ね返ってゴールかという場面もあった。
ただ、得点を決めきることはできず、このまま0-0でハーフタイムに突入した。
後半も立ち上がりから球際で激しく戦い、勢いよく試合に入る。
しかし、最初のチャンスをつくったのは広島だった。右サイドの自陣深い位置で土居がクリアすると、これが内側に入ってしまい、相手にボールが渡る。そして、最後は東に左足でシュートを許してしまった。わずかにゴールを横切り、失点には至らなかったが、後半早々に肝を冷やす場面をつくられた。
その後は、拮抗した試合展開となった。両チームともになかなか決定機をつくれなかったが、球際で意地と意地がぶつかり、試合は熱を帯びていく。
徐々に広島に攻め込まれる場面が増え、アントラーズの攻撃回数が減った。そこで岩政監督は65分、土居との交代で垣田を投入した。
我慢の時間帯を凌ぐと、セットプレーから得点が生まれる。69分、フリーキックを樋口が蹴ると、知念が高い打点で力強くヘディング。シュートはゴール右隅に飛び、相手GKの手を弾いて、ゴールへ吸い込まれた。知念の今季リーグ戦3点目で、アントラーズが先制に成功する。
直後の71分、藤井に代えて松村を投入。ホームの大きな声援に後押しされ、得点後も受け身になることなく、途中出場の垣田を中心にアグレッシブなプレスをかけた。
徐々にプレスの開始位置は低くなり、広島にボールを保持されるようになった。ただ、しっかり守備ブロックを敷いて、シュートは許さない。危険な場面もほとんどなかった。
しかし、セットプレーで試合が動いた。コーナーキックのこぼれ球に反応した佐々木を、松村がペナルティエリア内で倒してしまい、広島にPKを献上してしまう。86分、このPKをドウグラス ヴィエイラに決められ、1-1と同点に追いつかれてしまった。
直後の86分、樋口と知念をベンチに下げ 中村と仲間を投入した。
失点からわずか2分後の88分、再び試合が動く。早川からスローイングでボールを受けた安西が、広島のプレスにハマり、ドリブルで運んで松村の足元へパスを送る。しかし、裏へ抜け出した松村とイメージが合わず、全体の陣形が崩れた状態でボールを奪われた。そこから広島のカウンターがスタート。中野からエゼキエウへパスが通り、エゼキエウからドウグラス ヴィエイラへスルーパスを通される。そのまま、裏へ抜け出されてゴールを許し、1-2と逆転されてしまった。
その後、パワープレーを仕掛けるも、得点を奪うことができず、このまま1-2で敗戦を喫する。
敗戦を受け止める必要がある。ただ、チームが課題克服のために我慢強く取り組み、着実に前へ進んでいることも、また揺るぎない事実。この悔しさをモチベーションに変えて、次のYBCルヴァンカップGS第3節 ホーム福岡戦へ臨む。
【この試合のトピックス】
・知念が今季リーグ戦3点目
2023明治安田生命J1リーグ 第6節、カシマスタジアムでサンフレッチェ広島と対戦した。知念のゴールで先制に成功したが、ドウグラス ヴィエイラのPKで同点に追いつかれると、わずか2分後にドウグラス ヴィエイラに再びゴールを許し、1-2で逆転負けを喫した。
ルヴァンカップの新潟戦は、0-1という悔しい結果に終わったが、新たな取り組みで一定の手応えを感じられた試合でもあった。気持ちをすぐに切り替え、広島戦への準備をチーム一丸で進めた。
なお、この試合は「NIKE DAY」として、さまざまなイベントが開催された。
試合前には、明治安田J1第4節 福岡戦でJ1通算300試合出場を達成した土居、J1通算100試合出場を達成した植田、第3回AFCメディカルアワードにおいてAFC功労賞・金賞(AFC Distinguished Service Award/Gold)を受賞した関チームドクターのセレモニーが行われた。
広島戦の先発は、GKが早川、フィールドプレーヤーは常本、植田、昌子、安西、佐野、樋口、土居、藤井、知念、優磨が入った。ベンチには、沖、関川、広瀬、松村、仲間、中村、垣田が座る。
アントラーズは立ち上がりからアグレッシブに試合へ入り、広島を上回る。シンプルに背後を狙い、セカンドボールの攻防で優位に立った。主導権はアントラーズが握る。
時間の経過とともに、安定してボールを保持できるようになった。能動的にボールを動かしながら、縦パスを中間スペースへ打ち込み、相手陣内に侵入していく。最後の局面では、広島の3バックが対人の強さを見せ、決定機をつくるまでには至らなかったが、チームの変化が感じられる効果的な攻撃を仕掛けた。
その後、試合が落ち着き、こう着状態に陥る。ただ、広島がボールを保持する時間帯も、我慢強く連動した守備を続け、隙を見せなかった。
すると、24分にチャンスが訪れる。右サイドを勢いよくオーバーラップした常本がクロスを入れると、ゴール前で知念がヘディングシュートを放つ。うまくミートできずに枠を捉えられなかったが、決定的な場面をつくった。
その後、試合は再びこう着状態に陥る。広島に2列目からの飛び出しで起点をつくられる場面が何度か続いたが、冷静に対応してゴールは許さない。一方、攻撃面ではショートカウンターからシュートを放つも決めきれず、遅攻では3人目の動きが絡んだプレーが少なく、ゴール前を固める広島の牙城を崩すまでには至らなかった。
それでも、何度も広島陣内深くまで攻め込み、じわりじわりと圧力を強めていく。41分には、広島の佐々木のクリアが知念に跳ね返ってゴールかという場面もあった。
ただ、得点を決めきることはできず、このまま0-0でハーフタイムに突入した。
後半も立ち上がりから球際で激しく戦い、勢いよく試合に入る。
しかし、最初のチャンスをつくったのは広島だった。右サイドの自陣深い位置で土居がクリアすると、これが内側に入ってしまい、相手にボールが渡る。そして、最後は東に左足でシュートを許してしまった。わずかにゴールを横切り、失点には至らなかったが、後半早々に肝を冷やす場面をつくられた。
その後は、拮抗した試合展開となった。両チームともになかなか決定機をつくれなかったが、球際で意地と意地がぶつかり、試合は熱を帯びていく。
徐々に広島に攻め込まれる場面が増え、アントラーズの攻撃回数が減った。そこで岩政監督は65分、土居との交代で垣田を投入した。
我慢の時間帯を凌ぐと、セットプレーから得点が生まれる。69分、フリーキックを樋口が蹴ると、知念が高い打点で力強くヘディング。シュートはゴール右隅に飛び、相手GKの手を弾いて、ゴールへ吸い込まれた。知念の今季リーグ戦3点目で、アントラーズが先制に成功する。
直後の71分、藤井に代えて松村を投入。ホームの大きな声援に後押しされ、得点後も受け身になることなく、途中出場の垣田を中心にアグレッシブなプレスをかけた。
徐々にプレスの開始位置は低くなり、広島にボールを保持されるようになった。ただ、しっかり守備ブロックを敷いて、シュートは許さない。危険な場面もほとんどなかった。
しかし、セットプレーで試合が動いた。コーナーキックのこぼれ球に反応した佐々木を、松村がペナルティエリア内で倒してしまい、広島にPKを献上してしまう。86分、このPKをドウグラス ヴィエイラに決められ、1-1と同点に追いつかれてしまった。
直後の86分、樋口と知念をベンチに下げ 中村と仲間を投入した。
失点からわずか2分後の88分、再び試合が動く。早川からスローイングでボールを受けた安西が、広島のプレスにハマり、ドリブルで運んで松村の足元へパスを送る。しかし、裏へ抜け出した松村とイメージが合わず、全体の陣形が崩れた状態でボールを奪われた。そこから広島のカウンターがスタート。中野からエゼキエウへパスが通り、エゼキエウからドウグラス ヴィエイラへスルーパスを通される。そのまま、裏へ抜け出されてゴールを許し、1-2と逆転されてしまった。
その後、パワープレーを仕掛けるも、得点を奪うことができず、このまま1-2で敗戦を喫する。
敗戦を受け止める必要がある。ただ、チームが課題克服のために我慢強く取り組み、着実に前へ進んでいることも、また揺るぎない事実。この悔しさをモチベーションに変えて、次のYBCルヴァンカップGS第3節 ホーム福岡戦へ臨む。
【この試合のトピックス】
・知念が今季リーグ戦3点目
スタッツ
7 | シュート | 7 |
---|---|---|
8 | GK | 3 |
6 | CK | 4 |
15 | 直接FK | 12 |
0 | 間接FK | 0 |
0 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 1 |
試合データ
- 入場者数
- 15,414人
- 天候
- 晴、弱風
気温 17.5℃ / 湿度 38.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 福島 孝一郎
- 副審
-
日比野 真
梅田 智起 - 第4の審判員
- 鶴岡 泰樹
- VAR/AVAR
-
西村 雄一
中野 卓