2023明治安田生命J1リーグ 第3節

2023年03月04日(土)  14:03 Kick Off

AWAY ニッパツ三ツ沢球技場

横浜FC

  • 24' 小川 航基

試合終了

1-3

1前半2
0後半1

鹿島アントラーズ

  • 9' 藤井 智也
  • 38' 鈴木 優磨
  • 90'+6 アルトゥール カイキ

試合経過

9' ゴール 藤井 智也
小川 航基 ゴール 24'
38' ゴール 鈴木 優磨
坂本 亘基 → カプリーニ 交代 46'
山根 永遠 → 山下 諒也 交代 62'
69' 交代 樋口 雄太 → 土居 聖真
ユーリ ララ イエローカード 71'
ユーリ ララ → 井上 潮音 交代 72'
橋本 健人 → 林 幸多郎 交代 72'
79' 交代 藤井 智也 → アルトゥール カイキ
79' 交代 佐野 海舟 → 仲間 隼斗
79' 交代 知念 慶 → 染野 唯月
長谷川 竜也 → 伊藤 翔 交代 84'
岩武 克弥 イエローカード 85'
90'+4 交代 鈴木 優磨 → 広瀬 陸斗
90'+6 ゴール アルトゥール カイキ
藤井、優磨、カイキのゴールで3-1と横浜FCに勝利!

▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼




2023明治安田生命J1リーグの第3節、ニッパツ三ツ沢球技場で横浜FCと対戦した。立ち上がりからアグレッシブに戦ったアントラーズは、藤井の加入後初ゴールで先制する。その後、PKで同点に追いつかれたものの、優磨のゴールで勝ち越しに成功し、前半は2-1で折り返した。後半は横浜FCを圧倒したが、再三のチャンスを決めきれず、逆にピンチで失点覚悟の場面もつくられた。それでも、終了間際にカイキが待望の追加点を決めると、3-1でアントラーズが横浜FCを下した。

ホーム開幕戦は悔しい結果に終わった。ただ、すぐに気持ちを切り替えて、次の横浜FC戦へ準備を進めた。

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スタメンは3試合連続で同じ11人が名を連ねた。GKが早川、フィールドプレーヤーは、常本、植田、関川、安西、佐野、樋口、ピトゥカ、藤井、優磨、知念が入った。ベンチには、沖、ミンテ、広瀬、土居、カイキ、仲間、染野が座る。

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アントラーズは立ち上がりからアグレッシブに戦い、前向きに守備を続けた。相手陣内でのプレータイムが長く、得点の気配が漂う。

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すると、早い時間帯に試合が動いた。相手のクリアを常本が拾うと、こぼれ球の球際勝負になる。樋口が先に触ったボールが藤井へ渡ると、藤井は一気に加速。相手DFの前に入り込み、ペナルティエリア内へ侵入すると、相手GKとの1対1を制して、冷静にゴールへ流し込んだ。藤井の加入後初ゴールで、アントラーズが9分に先制する。

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得点後もアントラーズが試合の主導権を掌握した。常に相手の背後を狙いながらも、選手間の距離が良く、セカンドボールの予測や攻守の切り替えの速度でも、横浜FCを上回った。

その後、横浜FCが後方でボールをつなぐが、アントラーズは組織的な守備を続けて自陣への侵入を許さない。ボールを奪えば、素早く縦パスを入れて前進し、鋭いカウンターも見せた。横浜FCに1本もシュートを許さず、アントラーズのペースで試合が続く。

しかし、一瞬の隙を突かれた。スローインから山根がペナルティエリア内へ侵入。対応した安西の前へ入り込まれると、安西と山根が軽く接触。山根がペナルティエリア内で倒れ、ファウルの判定が下された。このPKを小川に決められ、1-1と同点に追いつかれてしまった。

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失点後、立て直したいアントラーズだが、横浜FCに流れを引き寄せられてしまう。アントラーズはミドルゾーンで構えて守備をセットする展開となり、ボールを奪っても、なかなか相手のプレスを剥がすことができなかった。

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それでも、38分にアントラーズがワンチャンスをものにする。最終ラインの植田が、相手の最終ラインの背後へボールを落とすと、攻め上がった常本が相手との競争を制して、ゴール前へ侵入。相手GKが出てきたところを冷静に横に流す。走りこんだ優磨が無人のゴールへ冷静に流し込み、アントラーズが2-1と勝ち越しに成功した。

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そして、前半はこのまま2-1で終了。1点のリードを保ってハーフタイムへ突入した。

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後半開始からアントラーズは4-4-2に変更し、樋口が右サイド、藤井が左サイド、優磨と知念が2トップを組んだ。キックオフ直後からアグレッシブに攻撃を仕掛け、知念や藤井がゴールに迫る。中盤では佐野が圧巻のパフォーマンスを見せ、絶大な存在感を放った。

すると、55分に決定機が生まれる。ロングフィードを優磨が競ると、後方の樋口にボールは渡り、右サイドからグラウンダーのクロスを入れる。相手のクリアは逆サイドでフリーになった藤井に渡り、藤井は相手GKの動きを見極めて、ニアサイドを打ち抜き、ゴールネットを揺らした。しかし、VARが介入し、樋口のポジションがオフサイドだったとして、得点は認められなかった。

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69分には、樋口に代えて土居を投入。その後も、アントラーズは試合の主導権を掌握し、右サイドから何度も決定的なチャンスをつくる。細かいパス交換から相手を崩し、ピトゥカや佐野がペナルティエリア内から決定的なシュートを放つ。一方、左サイドも藤井のスピードを活かし、シンプルな個人技で相手に脅威を与え続けた。

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しかし、相手を圧倒しながら、なかなか追加点が取れずにいると、75分に決定的なピンチを招いてしまう。林の低いクロスを小川にワンタッチで落とされ、ゴール前でフリーになった長谷川にボールが渡る。早川との1対1になり、万事休すかと思われたが、植田が懸命に体を張ってシュートブロックに入り、辛うじて失点を免れた。1点のリードを保つ。

終盤に入ると、79分に藤井、佐野、知念をベンチに下げ、カイキ、仲間、染野をピッチへ投入した。アントラーズは時計の針を進めながらも、守りに入ることはなく、鋭いカウンターも仕掛けた。89分にはピトゥカのシュートがポストにヒット。90分には土居のドリブル突破でゴールを脅かした。

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そして、後半アディショナルタイムに優磨との交代で広瀬を投入したあと、得点が生まれた。左サイドでカイキが相手をひきつけると、相手の間でフリーになったピトゥカへパスが渡る。ピトゥカはドリブルで前進し、サイドを駆け上がった安西を使った。安西がマイナスのクロスを入れると、待っていたのはカイキ。うまくバウンドを合わせ、右足でシュートを放つと、ボールはポストを直撃。跳ね返ったボールは相手GKに当たって、ゴールへ吸い込まれた。

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リードを2点に広げたアントラーズだが、最後まで集中を切らさず、チーム一丸で時計の針を進めた。そして、試合終了のホイッスル。3-1で勝利し、アウェイで価値ある勝ち点3を獲得した。

次は中3日でYBCルヴァンカップの柏戦。再び、勝利のみを目指して戦う。

【この試合のトピックス】
・藤井が加入後初ゴール
・優磨が今季初ゴール
・カイキが今季初ゴール

スタッツ

横浜FC 鹿島アントラーズ
3 シュート 16
10 GK 7
3 CK 5
10 直接FK 18
7 間接FK 1
7 オフサイド 1
1 PK 0

試合データ

入場者数
10,637人
天候
晴、弱風
気温 17.4℃ / 湿度 20.0%
ピッチ
全面良芝
主審
飯田 淳平
副審
西橋 勲
鈴木 規志
第4の審判員
竹田 明弘
VAR/AVAR
中村 太
聳城 巧