2023明治安田生命J1リーグ 第2節

2023年02月25日(土)  16:03 Kick Off

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鹿島アントラーズ

  • 5' 知念 慶

試合終了

1-2

1前半0
0後半2

川崎フロンターレ

  • 89' 山田 新
  • 90'+11 家長 昭博

試合経過

知念 慶 ゴール 5'
38' イエローカード マルシーニョ
56' 交代 ジョアン シミッチ → 佐々木 旭
藤井 智也 → 松村 優太 交代 58'
知念 慶 → 荒木 遼太郎 交代 68'
樋口 雄太 → 仲間 隼斗 交代 68'
72' 交代 大島 僚太 → 遠野 大弥
79' 交代 脇坂 泰斗 → 瀬古 樹
79' 交代 宮代 大聖 → 山田 新
79' 交代 マルシーニョ → 瀬川 祐輔
83' レッドカード 山村 和也
鈴木 優磨 → 垣田 裕暉 交代 86'
89' ゴール 山田 新
荒木 遼太郎 レッドカード 90'+5
90'+11 ゴール 家長 昭博
川崎Fに1-2で逆転負け

2023明治安田生命J1リーグの第2節、ホーム開幕戦で川崎フロンターレと対戦した。知念のゴールで先制に成功するも、後半に痛恨の2失点を喫し、1-2で逆転負けを喫した。

開幕戦はアウェイで京都に2-0で勝利した。重圧から解き放たれた選手たちの表情は明るくなった。いい雰囲気で次の川崎F戦へ向けた準備を進めた。

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川崎F戦の先発は、開幕戦と同じ11人が名を連ねた。GKが早川、フィールドプレーヤーは、常本、植田、関川、安西、佐野、樋口、ピトゥカ、藤井、優磨、知念が入った。ベンチには、沖、広瀬、土居、荒木、松村、仲間、垣田が座る。

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試合開始直後はハイプレスをかけて、いきなり川崎Fのゴールに迫る。その後、川崎Fにボールを支配される時間帯が続いたが、我慢強く守り、反撃の機会を伺った。

すると、5分に試合が動く。左サイドに流れた優磨がアーリークロスを入れると、ペナルティエリア内で知念がうまくヘディングで合わせる。シュートは見事にゴール隅へと吸い込まれ、ゴールネットを揺らした。VARによるチェック後、知念のゴールが認められ、スタジアムは歓声に包まれた。

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先制に成功した後、川崎Fに攻め込まれたが、全員で体を張ってゴールを死守する。そのまま、川崎Fに主導権を持っていかれそうになるが、アントラーズはスローテンポな試合運びで流れをうまく分断。拮抗した展開へ持ち込んだ。

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ボールを動かすのは川崎Fだが、アントラーズは自陣で我慢強く、連動した守備を続ける。守備ブロックの内側への侵入を許さず、ボールを奪えば、前線の優磨や知念が体を張り、うまく時間をつくった。

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なかなかボールを奪えず、我慢の時間帯が続いたが、プレーが切れたタイミングでしっかり流れを絶ち、川崎Fの勢いを止める。そして、全選手が何度も、何度も、細かいポジション修正を繰り返し、勝利への執念を見せた。

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そして、前半はこのまま1点のリードを守り、ハーフタイムに突入した。

後半開始からアントラーズは、優磨を中心に前線から果敢なプレスをかけた。なかなかボールを奪えなかったが、川崎Fにリズムをつくらせない。

すると、53分にカウンターでチャンスをつくる。佐野のボール奪取から優磨がスルーパスを送り、藤井が裏へ抜ける。あと一歩でシュートを打つことができなかったが、藤井のスピードを活かしたプレーでアントラーズが息を吹き返した。

藤井のプレーでコーナーキックを得ると、これが決定機につながった。樋口が蹴った高精度のクロスを、ゴール前でフリーになった関川がヘディング。しかし、ドンピシャで合わせたシュートは、惜しくも相手GKの正面に飛び、追加点とはならなかった。

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その後、53分のプレーで相手GKと接触し、足を痛めていた藤井が、58分にベンチに下がる。交代で松村がピッチに入った。

そして、68分には、強度の高いプレーを続けていた知念と樋口がベンチに下がり、荒木と仲間をピッチへ投入した。

ボールを動かす川崎Fに対し、アントラーズは我慢強く守備を続け、ボールを奪えば、鋭いカウンターを繰り出す。ただ、一瞬でも隙を見せれば失点に直結する、緊迫した試合展開が続いた。

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すると、83分に試合が大きく動く。最終ラインの裏へボールを蹴り出して追いかけた仲間を山村が倒し、主審は警告なしのファウルの判定を下す。これにVARが介入。オンフィールドレビューの結果、DOGSOが適用され、山村には退場処分が下された。アントラーズが数的有利となる。

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その後、86分に足をつった優磨がベンチに下がり、垣田が投入された。

しかし、川崎Fは数的不利の状況ながら、質の高いパスとランニングを見せて、コーナーキックを獲得する。すると、このコーナーキックで試合が動いた。キッカーは瀬古。クロスボールはニアに飛び、垣田が先に触るも、クリアミスで飛距離は不十分になる。これを大南にヘディングで折り返されると、家長にバイシクルでゴール前へ送られる。最後は山田にシュートされ、ゴールを許してしまった。89分、痛恨のミスで同点に追いつかれてしまった。

同点に追いつかれたあと、数的有利はアントラーズだが、川崎Fの勢いを止められず、攻め込まれてしまう。

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すると、後半アディショナルタイムに試合が動く。アントラーズがカウンターに繰り出そうとした瞬間にカウンタープレスを受けて、ボールを失ってしまう。サイドに展開され、ペナルティエリア内へのクロスを許すと、GKの早川が判断ミスでパンチングできず。遠野のシュートは関川が体を張ってブロックするも、こぼれ球は橘田のもとへ。橘田のボレーシュートを今度は荒木が身を挺してブロック。しかし、荒木の肩とも腕とも取れる微妙な部分に当たったプレーがハンドと判定され、荒木は退場処分、川崎FにPKが与えられた。

PKのキッカーは家長。ゆっくりとした助走からグラウンダーのシュート。ギリギリまで体勢を崩さずに我慢した早川が、冷静にセーブした。しかし、プレーが切れたタイミングでVARが介入。PKのやり直しが命じられた。そして、2回目のPKを家長に決められ、逆転を許してしまった。

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失点後、最後まで諦めずにプレーしたが、決定機をつくることができず、このまま1-2で試合終了した。

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悔しさと後味の悪さは消えることはない。ただ、シーズンは長く、これからも続く。次は、3/4(土)のアウェイ横浜FC戦。勝利のみを目指して、準備を進める。

【この試合のトピックス】
・樋口がリーグ通算100試合出場

スタッツ

鹿島アントラーズ 川崎フロンターレ
5 シュート 12
7 GK 3
3 CK 4
9 直接FK 17
2 間接FK 1
2 オフサイド 1
0 PK 1

試合データ

入場者数
28,608人
天候
曇のち雨、弱風
気温 9.7℃ / 湿度 64.0%
ピッチ
全面良芝
主審
西村 雄一
副審
五十嵐 泰之
道山 悟至
第4の審判員
田尻 智計
VAR/AVAR
上田 益也
中井 敏博