2022明治安田生命J1リーグ 第24節、カシマスタジアムでサンフレッチェ広島と対戦した。カウンターから川村、エゼキエウに得点を許し、0-2という結果に終わった。
前節の横浜FMは非常に悔しい完敗だった。だが、リーグ戦はまだ11試合も残っている。しっかりと気持ちを切り替えて、広島戦への準備を進めた。
なお、この試合は「イエローハット ハットの日 サンクスマッチ ~d払いマッチデー powered by NTTドコモ~」として、さまざまなイベントが開催された。
また、試合前には8月6日という日に際して平和を祈念し、黙とうを実施した。
広島戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、三竿、ミンテ、広瀬、中盤から前線は、樋口、ピトゥカ、和泉、カイキ、エヴェラウド、優磨が入った。ベンチには、沖、安西、関川、土居、仲間、舩橋、中村が座る。
立ち上がりから激しい球際の攻防が繰り広げられた。後方からボールをつなごうと試みる広島に対し、アントラーズは高い位置から連動したプレスを仕掛け、ボールを奪ってから素早いカウンターを繰り出す。アグレッシブな守備で少しずつ試合の流れを引き寄せていった。
10分を過ぎたあたりから、アントラーズが余裕をもってボールを動かせるようになった。相手の背後を積極的に狙い、ゴール前まで攻め込んでいく。ただ、ミスから広島にカウンターを許す場面もあり、緊迫した攻防が続いた。
両チームともに隙を見せず、互いに一歩も譲らない。チャンスの少ない均衡した展開となった。前半はこのまま得点が生まれず、スコアレスでハーフタイムへ突入する。
後半立ち上がりはアントラーズが押し気味に試合を進め、右サイドからの攻撃でゴールに迫った。
50分には、樋口が鋭いクロスを供給し、塩谷のあわやハンドかというプレーを誘発。51分には、優磨のクロスからカイキがヘディングシュートを放つ。さらに、56分にはピトゥカのフリーキックからゴール前でのチャンスをつくった。
しかし、時間の経過とともに、選手たちに疲労の色が見えるようになり、プレー強度が落ちてしまった。自陣深くまで押し込まれ、苦しい展開が続いた。
ただ、68分には決定機を迎える。カウンターからエヴェラウドが最終ラインの背後に抜け出し、ペナルティエリア内へ侵入する。だが、後ろから戻った荒木にタックルされ、エヴェラウドは惜しくもシュートを打てず、得点を奪うことはできなかった。
運動量が低下した70分、カイキ、ピトゥカをベンチに下げ、仲間、舩橋を投入する。さらに、74分には樋口との交代で土居をピッチへ送った。
こう着状態が続く中、83分にチャンスをつくる。左サイドから広瀬がクロスを供給すると、ファーサイドに優磨が走りこむ。しかし、これはわずかに届かず、シュートを打つことはできなかった。
すると、チャンスを逸したあとに試合が動いた。84分、中盤でプレスを剥がされると、サイドの野上に展開される。野上のクロスを交代直後の川村に合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。0-1と先制点は広島に渡る。
失点後、アントラーズはなかなか効果的な攻撃を仕掛けることができない。そこで88分、ミンテ、広瀬をベンチに下げ、関川と安西をピッチへ送った。
攻めあぐねる展開のなか、カウンターから痛恨の2失点目を喫してしまう。中盤でボールを失うと、縦パスがエゼキエウに通る。ペナルティエリア内まで侵入され、右足を振りぬかれると、シュートはゴールネットに吸い込まれてしまった。
そして、このまま最後まで得点を奪うことはできず、0-2という結果に終わった。
次は8月14日、再びホームゲームに臨む。チーム一丸で勝利のためにできる準備を尽くす。
【この試合のトピックス】
・三竿が累積警告により、次節出場停止
・関川がリーグ通算50試合出場



・自分たちの力を信じて、積極性を持ってボールを動かしていこう。
・お互いの距離感と次の展開のイメージを合わせていこう。
・強くプレッシングに行くこと。
・後半も最初から力を出し切ろう!
A.試合展開としては最後まで拮抗した試合だった。ただ、ここ数試合、決定力不足に悩んでいる。チームの得点源となっていた選手が抜けて、同じような得点力がなくなり、補わなければいけないところがある。チャンスで決め切れていれば、違った展開になったと思う。
Q.ブロックを作って守ったことへの狙いについて。
A.まず、同じ試合展開はないし、相手によっても変わるもの。スタートの11人の状態も含めて試合プランを決めなければならない。広島も非常に強いチーム。我々は再構築しているなかで、皆さんが期待しているようなチーム状況ではない。また輝いた時代を取り戻すために、一つひとつの課題を解決していかないといけない状態にある。試合は情熱的で最後まで盛り上がったと思うし、そのなかで最低でも勝ち点1を取れなかったのは残念だった。
前回はアウェーで負けてしまったので、ホームではその借りを倍以上で返さなければいけない。相手より得点を多く取って、無失点の試合ができれば、前回負けた悔しさを晴らすことができると思う。
【樋口 雄太】
前回の対戦では、球際と切り替えの部分で相手に上回られた。ただ、今回はホームで戦えるので、自分たちにアドバンテージがあると思う。もう勝ち点は落とせないので、勝ちにこだわってプレーしたい。
【常本 佳吾】
前半戦に負けて痛い思いをさせられた相手なので、ホームで借りを返さなければいけない。総力戦になると思うし、チーム全体で一丸となって戦う必要がある。対峙する選手は個の力があるので、自由にプレーさせないようにしたい。
【鈴木 優磨】
広島は5バックで後ろからボールをしっかりつないでくる。強いし、良いフットボールをするチームだと思う。前回も後ろが固くて、なかなかチャンスを作れなかった。そこはいかに焦れずにチャンスを作るために、動き続けられるかが、試合の鍵を握る。
まず、ホームで負けたことを申し訳なく思う。(失点の場面はマークを)剥がされて攻められてしまったので、デュエルの部分が勝負を分けたように感じる。自分たちのスタイルがどうこうのという問題の前に勝たなければいけない。次は必ず勝ちたい。
【三竿 健斗】
今は苦しい時期で、なかなか思いどおりの結果が出ていない。今日は前節とは違ってみんなが前への意識を持ってプレーできていたけれど、ホームで0-2という結果は情けない。カシマスタジアムに見に来てくれたファン・サポーターの皆さんに対して申し訳なく思う。
【キム ミンテ】
五分五分の試合展開となったなか、80分を過ぎて先に点を取ったのが相手になってしまい、残念な結果に終わった。ここ数試合、ホームで勝つことができていないなど、苦しい状況にある。ただ、僕たちはアントラーズ。また練習からしっかりと取り組み、盛り返していけるようにしていきたい。
【和泉 竜司】
当然、悔しい気持ちがある。でも、上位対決で2連敗したことが自分たちの実力だと思う。この現実を受け入れて、もっとやらなければいけない。チームとしてやることもそうだし、個人として1対1で負けないこと、相手よりも走ることという勝負を決める部分を練習から意識的に取り組んでいきたい。
【仲間 隼斗】
「チームを勝たせたい」という思いを持って試合に入ったが、結果はすごく悔しいものになった。申し訳ない思いが大きい。自分たちに矢印を向けて、もっとやらなければいけないと思っている。自分たちがやるべきことを120%できれば必ず勝てるメンバーがそろっているので、選手一丸となって戦っていきたい。
【舩橋 佑】
前節もうまくいかずに負けてしまって、その悔しさを晴らしたかった。ホームでファン・サポーターに勝利を届けたい思いもあったが、負けてしまったので、また練習から頑張っていきたい。チーム全体でまとまってやるしかないと思うので、みんなで課題を改善していきたい。