2022明治安田生命J1リーグ第23節、日産スタジアムで横浜F・マリノスと対戦した。前半のうちにエウベルに先制点を奪われると、後半早々、岩田に追加点を許す。その後、反撃のきっかけをつかめず、このまま0-2という結果に終わった。
5連戦の最後となった前節の神戸戦は、1-1と悔しい引き分けに終わった。まずは連戦で溜まった疲れを取り、2週間後に控えるアウェイ横浜FM戦へ、チーム一丸で準備を進めた。
横浜FM戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは広瀬、関川、三竿、安西、中盤から前線は、舩橋、樋口、和泉、カイキ、土居、優磨が入った。ベンチには、沖、林、小田、常本、ピトゥカ、アラーノ、エヴェラウドが座る。
荒れたピッチコンディションが、試合に大きな影響を及ぼした。ショートパスをつなぐことが難しく、両チームともに立ち上がりから縦に早い攻撃が目立つ。また、ボールコントロールが乱れる分、球際の攻防が激しさを増した。
一進一退の攻防が続くなか、11分に決定機が訪れる。右サイドでパスを受けた樋口が、タメをつくってオーバーラップした広瀬をシンプルに使うと、広瀬がクロスを供給する。ファーサイドで優磨がヘディングで折り返し、フリーの土居がダイレクトボレーを試みる。ただ、これは足に当てることができず、シュートを放つことはできなかった。
その後も、両チームともにあっという間にゴール前まで迫り、高い緊張感で試合が進む。29分のピンチは、ゴールライン間際で和泉がクリア。30分、良い位置からのフリーキックは、カイキが直接狙うも、壁に阻まれた。
こう着状態が続いた中で、均衡を破ったのは横浜FMだった。37分、ゴールキックをスンテが蹴ると、ロングボールはエウベルに奪われ、サイドに流れたアンデルソン ロペスにパスが渡る。アンデルソン ロペスに低いクロスをゴール前へ供給されると、走り込んだエウベルにダイレクトで合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。欲しかった先制点は横浜FMに渡った。
前半終盤は、横浜FMのペースで試合が進み、アントラーズは決定機をつくることができなかった。ただ、2失点目は許さず、このまま0-1でハーフタイムに突入した。
後半立ち上がりからアグレッシブな姿勢を示したアントラーズ。
しかし、セットプレーの流れから痛恨の失点を喫してしまう。
51分、サイドからのフリーキックは三竿がヘディングで跳ね返すも、クリアボールに反応した岩田にダイレクトでシュートされた。これがカイキに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれ、2失点目を許してしまった。
失点後の58分、土居をベンチに下げて、エヴェラウドを投入。ただ、横浜FMの攻撃の勢いは増す一方で、非常に苦しい展開を余儀なくされた。
そこで64分に、舩橋と安西をベンチに下げ、ピトゥカと常本を投入した。
しかし、交代直後にピンチが訪れる。コーナーキックを跳ね返されると、横浜FMのカウンターをくらう。仲川にドリブル突破からスルーパスを供給されると、エウベルのシュートはポストに当たった。失点にはならなかったが、肝を冷やす場面となった。
反撃のきっかけを見出せず、相手陣内でのプレータイムも短くなる。選手たちもフラストレーションを溜め、プレーが途切れる場面が目立つようになった。そこで79分、カイキとの交代でアラーノをピッチへ投入する。
ロングボールを供給するも、ポジション取りとセカンドボールの反応速度で劣勢に立ち、効果的な攻撃を仕掛けることができない。全体が間延びしたことでサポートが少なく、パスミスでボールを奪われて、カウンターから決定機を許す場面も目立った。ただ、三竿の粘り強い守備で辛うじて相手の攻撃を止め、追加点を防いだ。
このまま0-2で試合終了。首位との直接対決は非常に悔しい結果に終わった。
次は中6日でホーム広島戦。最善の準備を尽くし、全力で戦う。
【この試合のトピックス】
・常本がリーグ通算50試合出場



・準備してきたことをピッチでしっかり表現していこう。
・集中力を切らさず、自分たちの戦いを続ければ必ずチャンスは訪れる。
・後半も慌てずに落ち着いてプレーをしよう。
・ボールをどんどん動かすこと。
A.現状では横浜FMの方が強かった。前半にチャンスを作れていた中で決め切ることができなかった。そして、自分達のミスから失点してしまった。
自分達の目標はリーグで1番強いチームになること。その目標を達成できるように頑張っていきたい。
Q.前半は互角の試合。後半は横浜FMの勢いが増したように見えた。どのようにこの試合を分析している?
A.前半はチャンスを作れていたと思う。ただ後半の立ち上がりで2失点目を与えてしまい、状況も悪くなった。その中で、横浜FMは交代で入ってきた選手たちもチームに勢いを与えていた。失点のリスクもある中で攻撃にいかなければいけないような状況だった。今日は苦しい試合だった。
Q.前回対戦と同じような展開となった。前回の対戦をどのように活かしていこうと考えていた?
A.我々の準備期間も簡単な状況ではなかった。数日前に復帰した選手たちもいた。難しい状況だった。一つひとつ自分たちの課題を改善していき、横浜FMとの差を縮めていきたい。
6ポイントの価値がある試合になる。横浜FMにはとても良い選手が多いので、チーム全員で高い集中力を保つことが大事になってくる。みんなで力を合わせて戦っていきたい。
【樋口 雄太】
先制点にこだわって戦うことが一番大事。相手に多彩な攻撃があることは、みんな分かっている。共通意識をもって戦いたいと思う。
【和泉 竜司】
先制点が大事になるし、焦れずに戦うことも必要になる。100%の力を出し切れるように、しっかりトレーニングしてきた。みんなで力を合わせて、勝利に結びつけたい。
【舩橋 佑】
信頼を勝ち取るためには、結果を残すことが大事になる。チームの勝利に貢献できるように、良い準備ができたと思うので、その成果を試合で発揮したい。
【鈴木 優磨】
勝敗が重要な試合になる。どういう状況になったとしても、焦れないことが大事。自分たちがどれだけ慌てずに戦えるか。そこが勝負の分かれ目になる。
完敗だった。後半に足が止まってしまうということが、自分たちの今の課題。逆に自分たちが後半にパワーアップするときもある。どのように攻めていくか、前線と後方の選手たちとの意思疎通をしていきたい。ただ、リーグ戦はまだ終わりではない。最後に自分たちが1番上にいればいい。横浜FMに2敗しているが、最終的に頂点に立っていればいいと思っている。
【土居 聖真】
時間が経つにつれて、横浜FMのゲームとなってしまった。前半の最初の方はチャンスを作ることができていたので、そこで決めきることができていれば、また違う結果になったと思う。自分にもチャンスがあったので、責任を感じている。チームとしても、個人としても何かを残すことができれば良かったが、横浜FMにすべて持っていかれたなという試合だった。前からプレスをかけに行くのか、引いて守るのかがあいまいになっていた部分があった。修正が必要な結果だった。
【三竿 健斗】
この結果が、今の現状。横浜FMの方が今までやってきたことをより進化させながらプレーしていた。完敗だなと思う。最後の最後まで体を張ってゴールを守るということが、今、僕に課されている仕事だと思っている。その仕事を常にやり続けていくしかない。
【樋口 雄太】
前半の失点シーンは、自分が最後まで相手についていかなければいけなかった。そういう部分が甘かったなと、個人的に感じている。その前半の失点が今日の敗因となってしまった。失点に絡んでしまったので、申し訳ない気持ちでいっぱい。ここから挽回していくチャンスがあると思うので、またしっかり取り組んでいく。まだまだ先は長いので、冷静に分析しながらプレーしていきたい。
【舩橋 佑】
悔しいゲームだった。その一言に尽きる。チームの中心であるボランチで試合に出る以上、インテンシティの部分などをもっと高めていかなければいけないし、もっと信頼される存在とならなければいけない。今日は存在感を出すことができなかったし、良い場面もなかった。基本的なことをしっかりとやったうえで、アシストやゴールを狙える選手になっていきたい。また日々のトレーニングからしっかり取り組んでいく。