試合結果
2022明治安田生命J1リーグ 第14節
浦和レッズ
- 44' アレクサンダー ショルツ
試合終了
1-1
1前半1
0後半0
鹿島アントラーズ
- 6' アルトゥール カイキ
試合経過
6' | アルトゥール カイキ | |||
アレクサンダー ショルツ | 44' | |||
関根 貴大 → 大久保 智明 | 74' | |||
伊藤 敦樹 → アレックス シャルク | 74' | |||
80' | アルトゥール カイキ → 土居 聖真 | |||
江坂 任 → 松尾 佑介 | 82' | |||
明本 考浩 → 知念 哲矢 | 82' | |||
82' | ディエゴ ピトゥカ → 中村 亮太朗 | |||
87' | 和泉 竜司 → キム ミンテ |
熱戦はドロー決着。アウェイで勝ち点1
2022明治安田生命J1リーグ第14節、埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦した。開始早々にカイキのゴールで先制に成功したものの、不運な形で献上したPKから同点に追いつかれ、1-1のドロー決着に終わった。
YBCルヴァンカップのグループステージ最終節 G大阪戦は、リーグ戦からメンバーを大きく入れ替えながらも、3-1で勝利。チームはより一段と自信を深め、次の浦和戦へ意識を切り替えた。
浦和戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、関川、三竿、安西、中盤から前線は、樋口、ピトゥカ、和泉、カイキ、上田、優磨が入った。ベンチには、沖、溝口、ミンテ、アラーノ、土居、中村、染野が座る。
独特な緊張感が漂うなかで、試合が始まった。3バックを採用し、後方からボールを繋ぐことを試みてきた浦和に対し、アントラーズは高い位置から積極的にプレスをかけ、シンプルな戦いを徹底する。
3分には和泉が明本からボールを取り、上田がこの試合のファーストシュートを放つ。
すると、開始早々の6分に試合が動いた。左サイドに流れた優磨がサイドチェンジのパスを送る。これを和泉が上手く胸でコントロールすると、バックステップでボールを呼び込んだ上田の足元へ、パスを差し込む。上田はキックフェイクで相手を一人滑らし、スペースをつくってから、右足を振り抜く。強烈なシュートは、相手GK西川に弾かれたが、これをカイキがダイレクトボレーでうまくミートし、ゴールへたたき込んだ。立ち上がりからの勢いそのまま、先制に成功する。
得点後も、攻守の切り替えや球際とセカンドボールの予測で相手を上回る。主導権はアントラーズが握った。浦和に後方でボールを支配される時間帯も長かったが、素早く全体が連動してスペースを圧縮。中央の危険なエリアへの進入は許さない。ピッチに立つ全員がチームへの献身を尽くし、託された役割を一人ひとりがしっかりとこなした。
しかし、不運な形で失点を喫してしまう。ゴールライン際から明本にクロスを上げられると、これを防ごうとスライディングした関川の腕に当たった。一度は流されたが、VARの介入があり、オンフィールドレビューの結果、判定はPKに覆った。
このPKを蹴るのはショルツ。短い助走から放たれたシュートに、うまくスンテが反応するも、わずかに防ぐことはできず、44分に1-1の同点に追いつかれた。
前半はこのまま互いに譲らず、同点でハーフタイムに突入した。
後半も開始直後から白熱した。均衡した展開ではあるが、立ち位置に変化を加えてきた浦和に、スペースをうまく使われ、ボールの前進を許す場面が目立つようになった。やや浦和のペースで試合が進む。ただ、守備のスタートポジションが低くなってきた中で、優磨が1人で流れを変える。猛烈な勢いでプレスをかけ、それをきっかけに味方が連動。そして、優磨が自ら高い位置でボールを奪うと、ゴール前でのチャンスをつくった。傾きかけた流れを引き戻す。
しかし、時間の経過とともに運動量が落ちてしまい、ボール保持者へのプレスが緩くなる。最終ラインが下がり、自陣深くまで攻め込まれる場面が増えていった。それでも、68分にチャンスをつくる。常本がクロスを入れると、ゴール前で上田がヘディングシュート。枠を捉えたが、惜しくも相手GK西川の正面に飛び、得点には至らなかった。
チャンスのあとには、ピンチが訪れる。70分、フリーキックを岩尾が蹴ると、明本にバックヘッドで合わせられ、ゴールネットを揺らされる。ただ、ヘディングした明本の前で、常本が岩波に後ろから倒されており、これがファウルの判定となった。得点は認められず、1-1のまま試合は再開した。
その後も、一進一退の攻防が続く。75分にはアントラーズのチャンス。和泉が華麗なターンで前を向き、前方へパスすると、これを上田が潰れながら落とし、カイキがシュートする。際どいコースに飛んだが、相手GK西川の好セーブに阻まれ、惜しくも得点にはならなかった。
白熱した展開のなか、80分に疲れの見えたカイキとの交代で土居を投入する。さらに、82分にはピトゥカとの交代で中村をピッチへ送った。
時計の針が進むにつれて、疲労の色が濃くなり、浦和に押し込まれてしまうアントラーズ。87分には、足をつった和泉に代えてミンテを投入し、守備の強度を補った。
すると、88分にチャンスが生まれる。常本のパスを受けた樋口がカットインから強烈なシュートを放った。これは相手GK西川の正面に飛び、得点には至らなかったが、苦しい展開で味方に勇気を与えるシュートを放つ。その後、終盤は強度が落ち、オープンな展開になった。浦和に再三の決定機をつくられ、失点覚悟の場面が続く。ただ、それでも11人全員が献身的に体を張り、ゴールを守る。スンテの好セーブやクロスバーにも助けられ、失点を許さなかった。
そして、試合終了のホイッスル。激闘は1-1で決着し、アウェイで勝ち点1を獲得した。次は中3日でホーム鳥栖戦に臨む。限られた時間で疲労を回復し、またチーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・カイキが今季リーグ戦4得点目
・溝口が初のリーグ戦ベンチ入り
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2022明治安田生命J1リーグ第14節、埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦した。開始早々にカイキのゴールで先制に成功したものの、不運な形で献上したPKから同点に追いつかれ、1-1のドロー決着に終わった。
YBCルヴァンカップのグループステージ最終節 G大阪戦は、リーグ戦からメンバーを大きく入れ替えながらも、3-1で勝利。チームはより一段と自信を深め、次の浦和戦へ意識を切り替えた。
浦和戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、関川、三竿、安西、中盤から前線は、樋口、ピトゥカ、和泉、カイキ、上田、優磨が入った。ベンチには、沖、溝口、ミンテ、アラーノ、土居、中村、染野が座る。
独特な緊張感が漂うなかで、試合が始まった。3バックを採用し、後方からボールを繋ぐことを試みてきた浦和に対し、アントラーズは高い位置から積極的にプレスをかけ、シンプルな戦いを徹底する。
3分には和泉が明本からボールを取り、上田がこの試合のファーストシュートを放つ。
すると、開始早々の6分に試合が動いた。左サイドに流れた優磨がサイドチェンジのパスを送る。これを和泉が上手く胸でコントロールすると、バックステップでボールを呼び込んだ上田の足元へ、パスを差し込む。上田はキックフェイクで相手を一人滑らし、スペースをつくってから、右足を振り抜く。強烈なシュートは、相手GK西川に弾かれたが、これをカイキがダイレクトボレーでうまくミートし、ゴールへたたき込んだ。立ち上がりからの勢いそのまま、先制に成功する。
得点後も、攻守の切り替えや球際とセカンドボールの予測で相手を上回る。主導権はアントラーズが握った。浦和に後方でボールを支配される時間帯も長かったが、素早く全体が連動してスペースを圧縮。中央の危険なエリアへの進入は許さない。ピッチに立つ全員がチームへの献身を尽くし、託された役割を一人ひとりがしっかりとこなした。
しかし、不運な形で失点を喫してしまう。ゴールライン際から明本にクロスを上げられると、これを防ごうとスライディングした関川の腕に当たった。一度は流されたが、VARの介入があり、オンフィールドレビューの結果、判定はPKに覆った。
このPKを蹴るのはショルツ。短い助走から放たれたシュートに、うまくスンテが反応するも、わずかに防ぐことはできず、44分に1-1の同点に追いつかれた。
前半はこのまま互いに譲らず、同点でハーフタイムに突入した。
後半も開始直後から白熱した。均衡した展開ではあるが、立ち位置に変化を加えてきた浦和に、スペースをうまく使われ、ボールの前進を許す場面が目立つようになった。やや浦和のペースで試合が進む。ただ、守備のスタートポジションが低くなってきた中で、優磨が1人で流れを変える。猛烈な勢いでプレスをかけ、それをきっかけに味方が連動。そして、優磨が自ら高い位置でボールを奪うと、ゴール前でのチャンスをつくった。傾きかけた流れを引き戻す。
しかし、時間の経過とともに運動量が落ちてしまい、ボール保持者へのプレスが緩くなる。最終ラインが下がり、自陣深くまで攻め込まれる場面が増えていった。それでも、68分にチャンスをつくる。常本がクロスを入れると、ゴール前で上田がヘディングシュート。枠を捉えたが、惜しくも相手GK西川の正面に飛び、得点には至らなかった。
チャンスのあとには、ピンチが訪れる。70分、フリーキックを岩尾が蹴ると、明本にバックヘッドで合わせられ、ゴールネットを揺らされる。ただ、ヘディングした明本の前で、常本が岩波に後ろから倒されており、これがファウルの判定となった。得点は認められず、1-1のまま試合は再開した。
その後も、一進一退の攻防が続く。75分にはアントラーズのチャンス。和泉が華麗なターンで前を向き、前方へパスすると、これを上田が潰れながら落とし、カイキがシュートする。際どいコースに飛んだが、相手GK西川の好セーブに阻まれ、惜しくも得点にはならなかった。
白熱した展開のなか、80分に疲れの見えたカイキとの交代で土居を投入する。さらに、82分にはピトゥカとの交代で中村をピッチへ送った。
時計の針が進むにつれて、疲労の色が濃くなり、浦和に押し込まれてしまうアントラーズ。87分には、足をつった和泉に代えてミンテを投入し、守備の強度を補った。
すると、88分にチャンスが生まれる。常本のパスを受けた樋口がカットインから強烈なシュートを放った。これは相手GK西川の正面に飛び、得点には至らなかったが、苦しい展開で味方に勇気を与えるシュートを放つ。その後、終盤は強度が落ち、オープンな展開になった。浦和に再三の決定機をつくられ、失点覚悟の場面が続く。ただ、それでも11人全員が献身的に体を張り、ゴールを守る。スンテの好セーブやクロスバーにも助けられ、失点を許さなかった。
そして、試合終了のホイッスル。激闘は1-1で決着し、アウェイで勝ち点1を獲得した。次は中3日でホーム鳥栖戦に臨む。限られた時間で疲労を回復し、またチーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・カイキが今季リーグ戦4得点目
・溝口が初のリーグ戦ベンチ入り
スタッツ
8 | シュート | 12 |
---|---|---|
11 | GK | 6 |
4 | CK | 9 |
14 | 直接FK | 10 |
0 | 間接FK | 0 |
0 | オフサイド | 0 |
1 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 37,144人
- 天候
- 曇、無風
気温 20.1℃ / 湿度 70.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 西村 雄一
- 副審
-
聳城 巧
山際 将史 - 第4の審判員
- 蒲澤 淳一
- VAR/AVAR
-
先立 圭吾
西尾 英朗