2022明治安田生命J1リーグ第12節、エディオンスタジアム広島でサンフレッチェ広島と対戦した。柏のゴールで先制を許すと、満田に追加点を奪われる。リスクを冒して前へ出たところ、柏に再び決められ、0-3と敗戦を喫した。
直近の磐田戦で勝利したチームは、休む間もなく、すぐに中3日で臨む広島戦へ、準備を進めた。
広島戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、関川、三竿、安西、中盤から前線は、樋口、和泉、松村、カイキ、上田、優磨が入った。ベンチには、沖、ミンテ、広瀬、アラーノ、土居、ピトゥカ、染野が座る。
立ち上がりから両チームともに攻守の切り替えと球際の強度が高く、緊張感のある展開となった。アントラーズはカウンターから何度もゴールに迫り、決定機をつくったが、守備では広島にサイドのスペースを利用され、簡単にシュートまで持ち込まれてしまう。両チームともに一歩も譲らず、一進一退の攻防が続いた。
38分、拮抗した展開の中で失点を喫してしまう。左サイドのタッチライン際でナッシム ベン カリファに粘られると、ジュニオール サントスに力強い突破を許す。三竿が止めに入ったが、こぼれ球を満田にダイレクトで繋がれ、最後は逆サイドの柏にフィニッシュされた。柏のシュートはサイドネットに決まり、先制点を許してしまった。
失点後、アントラーズはなかなか効果的な攻撃を仕掛けることができない。ロングボールは簡単に跳ね返され、セカンドボールを拾えず。広島が敷く守備ブロックの内側にボールを入れることができず、苦戦を強いられた。
前半はこのまま0-1で終了し、ハーフタイムに突入する。
後半開始から常本と松村をベンチに下げ、広瀬とピトゥカを投入した。時間の経過とともに、アントラーズが少しずつ攻勢を強めていく。しかし、プレーの精度と強度が上がらず、守備を固めてきた広島を前に、攻撃のスイッチを入れられない。
すると、63分に2失点目を喫してしまう。セカンドボールを拾えず、守備が緩くなったところで、佐々木からジュニオール サントスへの縦パスが通る。ジュニオール サントスのポストプレーから満田にスイッチし、満田にドリブルでペナルティエリア手前まで運ばれる。満田の強烈なミドルシュートは、スンテの手をはじき、ゴールネットに突き刺さった。0-2とビハインドは2点に広がる。
71分に樋口と関川をベンチに下げ、アラーノとミンテをピッチへ投入する。失点のリスクを覚悟して、前がかりに戦った。
すると、79分に試合が動く。前線からのプレスを剥がされ、藤井に左サイドを突破されると、マイナスのクロスをジュニオール サントスにシュートされる。スンテが辛うじてセーブするも、こぼれ球を柏に詰められ、痛恨の3失点目を喫してしまった。
86分、上田をベンチに下げ、染野を投入。最後の最後まで諦めることなく果敢にゴールを狙ったが、このまま3-0で試合終了を迎え、悔しい敗戦を喫した。
次は中6日で札幌戦。ホームでの勝利に向けて、準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・なし



・セカンドボールをしっかり拾おう。
・勝つために、気持ちを切り替えて後半を戦おう!
・ボールを動かして相手を走らせること。
・積極的にゴールを狙うこと。
A.システムというよりは、デュエルで広島の方が競り勝っていた。判断、動作のスピードも非常に速かった。それに対して我々が遅れてしまった。広島は非常にモチベーション高く試合に臨んできた。心理的な部分も含め、広島の一つ一つの動作や反応が速かった。
Q.ピトゥカ選手のCB起用は準備していたものだったのか?
A.トレーニングでCBをやっていたこともあった。0-2のビハインドの中、チーム全体を押し上げていきたいという狙いがあった。
Q.なかなか厳しい前半だったと思う。監督はどこを改善してほしかった?
A.確かに前半は厳しい部分があった。ただ、3回ほど決定的なチャンスがあった。それを決めていれば、また違ったゲーム展開となっていたと思う。広島がタフなチームだったということは間違いない。ただ、ビハインドの中でも、ゴールを決めようという姿勢を見せることができたと思っている。
試合の入り方を意識して、チャンスをしっかり決めきりたい。アウェイで相手を上回るためには、パワーが必要になってくる。みんなで戦えるように、気持ちを高めて試合に臨みたい。いまの順位があるのは、サポーターの皆さんの後押しのおかげ。感謝の気持ちを勝利という結果で届けたい。
【三竿 健斗】
14時キックオフの試合なので、準備の面を含めて、試合の入り方は大事になってくる。広島は今季から監督が代わり、新たなスタイルに取り組んでいる。この試合でも、高い位置からアグレッシブに、攻守両面で強度高くプレーしてくるはず。先手、先手で自分たちからアクションを起こして、相手を強度で上回りたい。
【和泉 竜司】
広島にはスピードのある選手が多いし、走力もある非常にいいチームだと思う。今、自分たちのやっているフットボールが試される試合だと思う。相手の長所をうまく消しながら、自分たちの長所をしっかり出して、相手の弱点を突きたい。準備はしっかりできているので、そこをチーム全員で出していく。
【アルトゥール カイキ】
アウェイでの戦いでは、相手にアドバンテージがある。ただ、相手をリスペクトしたうえで、どんな状況でも、自分たちのスタイルを貫かなくてはいけないし、戦い方も工夫する必要がある。広島は、ボールを奪ってから縦に早く、ゴールに直結させようとするプレーが多い。攻守の切り替えでは、相手を上回って戦う必要がある。
【クォン スンテ】
今は毎試合勝つことに集中してやるだけ。今まで通り、毎試合勝つことができれば、選手たちも自信を持ち、自分たちで考えて明確なプレーができると思うし、それが良い結果へとつながっていくと思う。前線の選手が点を取ってくれることを信じて、守備陣は無失点で試合を終えて、勝ち点3を獲得したい。
5バックの相手に対する攻め方が、ここ最近の課題。自分たちで崩し切るアイデアをなかなか出すことができていない。それがこの結果につながっていると思う。このようなチームとの対戦は増えてくる。さらに工夫していかなければいけないと思う。
【和泉 竜司】
今日は結果通りの試合内容となってしまった。自分たちにもチャンスがあった中で決めきれなかった部分や、先制点を取られてしまったところがチームにとって非常に痛かった。攻守において良かったという感覚があまりなかったと感じている。ただ、この先も試合は続いていく。今日の負けを活かせるようにしていかなければいけない。
【上田 綺世】
広島は勢いがあったし、非常にタフにプレーしてきた。それを押し返すことが今日はできなかった。スペースをうまく見つけて抜け出すという動き、長短のパスの使い分けができていたら、広島の選手をもっと動かしていけたのではないかと思う。
【広瀬 陸斗】
前半からあまり良い形で攻めることができなかった。ピッチに立った時は、どう崩していこうかを考えながら入った。攻撃に出ている時に失点してしまった。狙いをチーム全体で意思統一させていかないと、間延びしてしまってボールを収められてしまう。もっと全員ですり合わせていかなければいけないと感じた。