▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2022明治安田生命J1リーグ第10節、ヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪と対戦した。前半のうちに優磨、松村のゴールで2点のリードを奪うと、試合終了間際にカイキがダメ押し点を決めて、3-0で勝利。リーグ通算1,000試合目を勝利で飾り、リーグ戦首位に浮上した。
直近のルヴァンカップ大分戦は3-0と勝利し、プレーオフステージ進出を決めた。自信をさらに深め、リーグ戦に向けた準備を進めた。
C大阪戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、ブエノ、関川、安西、中盤から前線は、三竿、樋口、松村、和泉、上田、優磨が入った。ベンチには、沖、ミンテ、広瀬、中村、土居、カイキ、染野が座る。
朝から降り続いた豪雨の影響で、ボールが思うように転がらず、両チームともにピッチコンディションを気にしながらのプレーとなった。ややC大阪に押し込まれる展開となり、セットプレーからゴールに迫られる。
ただ、高い集中力で立て続けのセットプレーを凌ぐと、6分に試合が動く。ゴールキックのロングボールを上田がヘディングで落とすと、松村がボールを拾う。松村はドリブルでペナルティエリア内へ進入し、オーバーラップした安西をおとりに使って、シュートを放つ。これは相手GKに一度セーブされたが、こぼれ球に反応した優磨がヘディングで詰め、ゴールに押し込んだ。早い時間帯に先制に成功する。
勢いづくアントラーズはさらに攻勢を強める。すると、14分に追加点が生まれた。関川が出足の良いインターセプトでボールを奪うと、パスは左サイドに流れた優磨へ通る。優磨が左足でクロスを上げると、ファーサイドでフリーになった松村が体を倒しながらボレーで合わせ、うまくゴールへと流し込んだ。2-0とリードを広げる。
2点のリードを奪ったあと、試合はこう着状態に陥る。ピッチコンディションの影響でパススピードが上がらず、スローテンポな展開となった。ただ、攻守の切り替えと球際の局面では、常にアントラーズが一歩上回った。
前半終盤はアントラーズがうまくゲームをコントロールする。ロングボールを効果的につかって、陣地を回復。シンプルに2トップの上田と優磨を狙いながら、セカンドボールを回収してチャンスをつくった。
このまま2-0でハーフタイムに突入する。
後半は少しずつピッチコンディションが回復。プレーテンポが上がるなか、後半立ち上がりはアントラーズが押し気味に試合を進めた。
しかし、後半最初の決定機はC大阪に訪れる。53分、原川が蹴ったフリーキックをファーサイドで西尾に折り返され、最後は毎熊に振り向きざまにシュートされる。危険な場面だったが、シュートはポストに当たり、なんとか失点は免れた。
後半立ち上がりにピンチはあったが、その後は危なげなく試合をコントロールした。しかし、62分にブエノが足を負傷し、ピッチへ倒れ込む。そこで64分、ブエノとの交代で中村を投入した。
C大阪にボールを保持される時間帯が長くなる。流れを取り戻すべく、70分に松村をベンチに下げ、カイキを投入。さらに80分には、上田と和泉をベンチに下げ、染野とミンテをピッチへ送った。
C大阪がやや押し込まれる展開となったが、要所では必ず全選手が体を張り、決定機をつくらせない。そして、機を見たカウンターで、相手への脅威も与え続けた。
すると、後半アディショナルタイムに待望の追加点が生まれる。左サイドに流れた優磨が起点をつくり、ニアゾーンへ走り込んだ樋口へ浮き球のパスを送る。樋口はグラウンダーでマイナスのクロスを入れると、カイキはワントラップから素早く右足を振り抜いた。シュートはゴール左隅へ見事に突き刺さり、3点目が決まった。
そして、このまま3-0で試合終了。リーグ通算1,000試合目を勝利で飾り、リーグ戦首位に浮上した。
次は中3日でホーム磐田戦に臨む。気を引き締めて準備を行い、チーム一丸で勝利を目指す。
【この試合のトピックス】
・リーグ通算1,000試合目(通算成績:555勝143分302敗)
・優磨が今季リーグ戦4ゴール目
・松村が今季リーグ戦初ゴール
・カイキが今季リーグ戦初ゴール



・はっきりとしたプレーを心がけよう。
・最後までしっかり戦い、必ず勝とう!
・ボールを握りながら、相手の嫌なポジションをとろう。
・バラバラにならず、必ず逆転しよう。
A.メモリアルゲームを勝利で飾ることができたことはいいことだと思う。だが、私はすでに次の試合のことを考えている。まだ何かをなし得ているわけではないので、それについて話すのはまだ早いと感じる。チームパフォーマンスは非常に良かった。継続していく。
Q.関川選手の果敢なプレーが2ゴール目につながった。その場面をどう評価している?
A.気候やピッチコンディションを考慮してプレーしてほしいと選手たちに伝えていた。その要求通り、選手たちはプレーしてくれた。非常にいいプレーだったと感じている。
Q.連係面もかみ合ってきているように感じる。監督はどのように感じている?
A.就任当初に比べたら、チームの連動や連係面が高まっていくのは当たり前。それを高めるために、指導している。全体的にその質をさらに高めていくという部分を、全員で取り組んでいきたい。
その中で、結果が伴っていかなければ、選手たちから信頼をしてもらうことができない。現在は、結果が伴ってきているということもあり、非常に良い状態にある。今日は先制点が大事になると、試合前に選手たちに伝えた。2度のチャンスでゴールを決めることができたので、良かったと感じている。ただ、それを次もできるようにしていかなければいけない。チームとして継続していきたいと思っている。
Q.コミュニケーションの部分を強調して伝えている。選手たちに変化は感じる?
A.フットボールだけではなく、すべてのことに対して、何をどうするのかということを伝えるのは当たり前のこと。それをみんなが意識して取り組んでくれている。
Q.松村選手をスタメンで起用した理由は?また、松村選手の評価は?
A.全選手、どの大会でも出場できる準備をしていくことが大事。私は彼の直線的に相手へ向かっていくプレースタイルが好き。今日も自分の特長を発揮してくれていたと思う。
クラブのリーグ戦通算1,000試合目という歴史的な試合に出られることは光栄に思っている。しかし、それ以前に、リーグ戦の一つであり、勝たないといけない。必ず勝ちたいと思う。
【ブエノ】
アウェイでの戦いとなるが、いつも通り、前からしっかりとプレスをかけて、勝ち点3を狙いたい。最初から最後まで集中したい。C大阪には、スピードがあって、動き出しがうまい選手がいる。CBとして、そこは気をつけないといけないポイント。全員で集中して無失点に抑えたい。
【安西 幸輝】
C大阪には清武選手ら技術の高い選手がいる。精度の高いパスには気をつけないといけない。スピードのある若い選手がいて、裏への抜け出しを積極的に狙ってくることが予想される。相手の前線はかなり動いてくると思うので、一発で背後を取られないように、警戒してプレーしたい。
【アルトゥール カイキ】
C大阪とルヴァンカップで前回対戦したときには、90分フル出場してゴールやアシストをすることができた。個人的にはC大阪に対して良いイメージを持っている。前線の選手が動き回ることによって、相手は嫌がると思う。決定的なチャンスを多く作る姿勢をみせて戦いたい。そのチャンスを決めきることも重要になる。
【松村 優太】
自分には他の選手にないプレーを求められているし、監督からも積極的に仕掛けろと言われている。そこは意識してやらないといけないポイントだと思う。結果を貪欲に求めていきたい。自分がゴールを奪えなくても、相手をずらすことで他の選手の助けになると思う。ゴールを積極的に狙うことで、チームを良い方向へ導いていく。
【上田 綺世】
試合間隔が空いて、良い準備ができた。C大阪に対してはルヴァンカップでゴールを決めているので、良いイメージもある。それをしっかりとピッチで表現していきたい。足元のプレーだけでなく、自分の武器はあくまで背後なので、それを意識しながら、常にゴールを狙っていこうと思う。
リーグ戦でのスタメン出場は久しぶりだった。ここで必ず結果を残して、もっとポジション争いに自分も加わっていかなければいけないと感じていた。その中でしっかり結果を残すことができ、自信につながった。(2点目の場面は)滞空時間の長いクロスだったので、ヘディングで合わせるか足で合わせるのか迷った部分もあったが、冷静にしっかり枠内に決めることができた。
まだまだ試合は続いていく。今シーズン、この1点だけで終わるつもりはない。もっと継続的に出場して、結果を残していかなければいけない。次へ向けてしっかりと準備をしていく。
【鈴木 優磨】
(先制点の場面は)良いところにボールがこぼれてきた。前回のルヴァンカップでもこぼれ球を決めていたので、こぼれ球への反応という部分には良いイメージを持っていた。当てるだけだった。今日はピッチコンディションが悪い中で、先制点が非常に大事になってくるとチーム全体で話していた。どのような形であれ、その先制点を決めることができてよかった。
今日はアントラーズの長い歴史の中で、大事な日だった。その重要な試合で勝利することができて、非常にうれしく思っている。今後も継続して勝利できるように戦っていきたい。
【アルトゥール カイキ】
後半、相手がパスをつなぐという部分を重視していた中で、ゴールを決めることができた。失点していたらまた流れも変わっていたと思う。失点することなく、追加点を取ることができたので、チームにとって大きなゴールとなった。個人的にはシュートがゴールという結果につながっている。僕にも良い流れが来ていると思う。継続して行くことが大事になってくる。
首位となり、その座を奪いたいというチームが出てくる。その中での戦い方を全員が理解していなければいけない。アントラーズから勝利を手にすることは簡単ではないというところを見せていく。
【関川 郁万】
2点目の場面は、相手選手が大きく蹴ってこないなと思った時点で勇気をもって前に出ていくことができた。そして、僕の後ろにブエノがいたことも大きかった。自分の中でも、力強く前に飛び込んでいくことができたと感じている。パスの出し手がそこへ出してくるだろうなと感じていた。良いプレーだったと思う。シュートブロックや相手のタイミングを見てボールにアタックできた場面が多くあった。周りの選手のおかげで自分が思い切ってプレーできる。
チームにとって記念となる節目の試合で自分が出場して無失点で勝利することができた。非常にうれしい。これからも1試合1試合、気持ちを込めて戦い、勝ち続けていきたい。
【樋口 雄太】
勝てば首位に立つという状況で、僕たちは絶対に勝利が必要だった。全員で勝ちに行くという姿勢を見せることができた。最後の最後まで攻撃することをやめないという部分は見せることができたと思う。相手が分析しにくい攻撃をしていかなければいけない。今日は立て続けに2点を取れたことが勝因だと思う。そして、ダメ押しとなる3点目を決めることができた。チームとして成長できていると感じる。これからも守りに入ることなく攻め続け、自分たちの良さを毎試合出すことができれば、目標としているところに近づいていく。チーム一丸となって戦っていく。