試合結果
天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 準々決勝

川崎フロンターレ
- 32' OWN GOAL
- 48' 旗手 怜央
- 51' 脇坂 泰斗
試合終了
3-1
1前半0
2後半1

鹿島アントラーズ
- 90' 荒木 遼太郎
試合経過
13' | ![]() |
町田 浩樹 | ||
OWN GOAL | ![]() |
32' | ||
旗手 怜央 | ![]() |
48' | ||
脇坂 泰斗 | ![]() |
51' | ||
54' | ![]() |
アルトゥール カイキ → 和泉 竜司 | ||
54' | ![]() |
ファン アラーノ → 荒木 遼太郎 | ||
家長 昭博 | ![]() |
62' | ||
マルシーニョ → 大島 僚太 | ![]() |
67' | ||
レアンドロ ダミアン → 知念 慶 | ![]() |
67' | ||
登里 享平 → 車屋 紳太郎 | ![]() |
67' | ||
家長 昭博 → 小林 悠 | ![]() |
75' | ||
77' | ![]() |
上田 綺世 → エヴェラウド | ||
77' | ![]() |
土居 聖真 → 遠藤 康 | ||
脇坂 泰斗 → 山村 和也 | ![]() |
77' | ||
80' | ![]() |
遠藤 康 | ||
90' | ![]() |
荒木 遼太郎 | ||
90'+3 | ![]() |
ディエゴ ピトゥカ | ||
90'+6 | ![]() |
三竿 健斗 |
川崎Fに敗れ、天皇杯を失う
第101回 天皇杯準々決勝、等々力陸上競技場で川崎フロンターレと対戦した。前半にセットプレーから先制点を奪われると、後半立ち上がりに不運な形で失点し、わずか3分後に3失点目を喫する。試合終了間際に荒木のゴールで追い上げたが及ばず、1-3で敗れ、準決勝進出には至らなかった。
3週間の中断期間を経て臨んだ10月23日のFC東京戦は、カイキと上田のゴールで2-1と勝利した。一発勝負の天皇杯準々決勝へ弾みのつく勝利だ。試合後に相馬監督も「選手たちは『勝ちたい』という気持ちを表現してくれたし、チームが一つになっていたと感じる。今後につながるゲームとなった」と話し、「次は天皇杯がある。そこに向けて再びいい準備をしていきたい」と語った。
先発は先のFC東京戦と同じ11人が名を連ねた。GKは沖、最終ラインは右から常本、関川、町田、安西、ボランチはピトゥカと三竿のコンビ、前線はアラーノ、カイキ、土居、上田が入った。そして、ベンチには早川、犬飼、レオ、和泉、荒木、遠藤、エヴェラウドが座った。
立ち上がりからアントラーズは守備の強度を意識して試合に入った。球際で激しく戦い、奪ってから縦に速い攻撃を仕掛ける。守備では川崎Fにゴール前まで迫られる場面もあったが、自陣ペナルティエリア内で身体を張り、得点を許さなかった。
しかし、時間の経過とともに、川崎Fのボール支配率が高まる。中間スぺースで細かくパスを繋がれ、アントラーズの守備陣が収縮すると、逆サイドに展開され、チャンスをつくられた。少しずつボール保持者への寄せられなくなり、セカンドボールの争いでも後手を回るようになる。試合の主導権は川崎Fに渡った。
飲水タイムのあとも、受け身の守備から脱却できない。守備陣の頑張りでなんとか無失点で耐え凌いでいたが、危険な状態が続いた。
すると、32分に試合が動く。コーナーキックを脇坂が蹴ると、ニアサイドでマルシーニョと町田が競り合った。町田に当たったボールはオウンゴールとなり、先制点を奪われる。
リードを許したあと、少しずつボールを支配できるようになったアントラーズだが、攻撃の糸口を見出せない。40分には、相手の背後を突いた1本のロングボールからチャンスをつくったが、シュートまで持ち込めなかった。前半はこのまま最後まで川崎Fのペースで終わった。
後半開始からアントラーズは積極的に攻撃を仕掛けた。しかし、全体の意識が前がかりになり、バランスが崩れる。すると、48分に試合が動く。マルシーニョからのパスを受けた脇坂にシュートされると、これが旗手に当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれてしまった。アンラッキーな形で2失点目を喫する。
さらに51分、前がかりになったところをカウンターで狙われた。家長からのパスを受けた脇坂にペナルティエリア手前から左足を振り抜かれ、強烈なシュートを決められてしまう。得点差は3点に広がった。
状況を打開すべく、54分にアラーノとカイキがベンチに下がり、荒木と和泉がピッチに立つ。荒木は投入直後から中間スペースでボールを引き出し、攻撃を活性化させた。
しかし、ボール支配率は高まったが、効果的な攻撃を仕掛けられない。感覚的なプレーでチャンスをつくる場面はあったが、中間スペースにボールを入れられず、川崎Fの組織的な守備を崩すことができなかった。
すると相馬監督は77分に土居と上田をベンチに下げ、遠藤とエヴェラウドを投入した。両サイドからのドリブル突破でペナルティエリア内へクロスを入れたが、川崎Fの守備陣を動かせず、中央で跳ね返され続けた。
それでも諦めずに攻め続けると、90分に得点が生まれた。和泉からのパスを受けた安西がゴール前へパスを送ると、これが相手選手にクリアされる。このクリアボールに荒木がうまく反応し、頭で合わせると、ヘディングシュートはゴールへ吸い込まれた。
しかし、反撃もこの1点に終わり、そのまま1-3で試合終了を迎えた。この結果、天皇杯での敗退が決定した。
次はリーグ戦へ戻り、アウェイで広島と対戦する。来季のACL出場権獲得に向けて、エディオンスタジアム広島で勝ち点3獲得を目指す。
【この試合のトピックス】
・荒木が天皇杯で初ゴール
第101回 天皇杯準々決勝、等々力陸上競技場で川崎フロンターレと対戦した。前半にセットプレーから先制点を奪われると、後半立ち上がりに不運な形で失点し、わずか3分後に3失点目を喫する。試合終了間際に荒木のゴールで追い上げたが及ばず、1-3で敗れ、準決勝進出には至らなかった。
3週間の中断期間を経て臨んだ10月23日のFC東京戦は、カイキと上田のゴールで2-1と勝利した。一発勝負の天皇杯準々決勝へ弾みのつく勝利だ。試合後に相馬監督も「選手たちは『勝ちたい』という気持ちを表現してくれたし、チームが一つになっていたと感じる。今後につながるゲームとなった」と話し、「次は天皇杯がある。そこに向けて再びいい準備をしていきたい」と語った。






先発は先のFC東京戦と同じ11人が名を連ねた。GKは沖、最終ラインは右から常本、関川、町田、安西、ボランチはピトゥカと三竿のコンビ、前線はアラーノ、カイキ、土居、上田が入った。そして、ベンチには早川、犬飼、レオ、和泉、荒木、遠藤、エヴェラウドが座った。


立ち上がりからアントラーズは守備の強度を意識して試合に入った。球際で激しく戦い、奪ってから縦に速い攻撃を仕掛ける。守備では川崎Fにゴール前まで迫られる場面もあったが、自陣ペナルティエリア内で身体を張り、得点を許さなかった。




しかし、時間の経過とともに、川崎Fのボール支配率が高まる。中間スぺースで細かくパスを繋がれ、アントラーズの守備陣が収縮すると、逆サイドに展開され、チャンスをつくられた。少しずつボール保持者への寄せられなくなり、セカンドボールの争いでも後手を回るようになる。試合の主導権は川崎Fに渡った。



飲水タイムのあとも、受け身の守備から脱却できない。守備陣の頑張りでなんとか無失点で耐え凌いでいたが、危険な状態が続いた。



すると、32分に試合が動く。コーナーキックを脇坂が蹴ると、ニアサイドでマルシーニョと町田が競り合った。町田に当たったボールはオウンゴールとなり、先制点を奪われる。
リードを許したあと、少しずつボールを支配できるようになったアントラーズだが、攻撃の糸口を見出せない。40分には、相手の背後を突いた1本のロングボールからチャンスをつくったが、シュートまで持ち込めなかった。前半はこのまま最後まで川崎Fのペースで終わった。



後半開始からアントラーズは積極的に攻撃を仕掛けた。しかし、全体の意識が前がかりになり、バランスが崩れる。すると、48分に試合が動く。マルシーニョからのパスを受けた脇坂にシュートされると、これが旗手に当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれてしまった。アンラッキーな形で2失点目を喫する。



さらに51分、前がかりになったところをカウンターで狙われた。家長からのパスを受けた脇坂にペナルティエリア手前から左足を振り抜かれ、強烈なシュートを決められてしまう。得点差は3点に広がった。


状況を打開すべく、54分にアラーノとカイキがベンチに下がり、荒木と和泉がピッチに立つ。荒木は投入直後から中間スペースでボールを引き出し、攻撃を活性化させた。




しかし、ボール支配率は高まったが、効果的な攻撃を仕掛けられない。感覚的なプレーでチャンスをつくる場面はあったが、中間スペースにボールを入れられず、川崎Fの組織的な守備を崩すことができなかった。



すると相馬監督は77分に土居と上田をベンチに下げ、遠藤とエヴェラウドを投入した。両サイドからのドリブル突破でペナルティエリア内へクロスを入れたが、川崎Fの守備陣を動かせず、中央で跳ね返され続けた。



それでも諦めずに攻め続けると、90分に得点が生まれた。和泉からのパスを受けた安西がゴール前へパスを送ると、これが相手選手にクリアされる。このクリアボールに荒木がうまく反応し、頭で合わせると、ヘディングシュートはゴールへ吸い込まれた。


しかし、反撃もこの1点に終わり、そのまま1-3で試合終了を迎えた。この結果、天皇杯での敗退が決定した。


次はリーグ戦へ戻り、アウェイで広島と対戦する。来季のACL出場権獲得に向けて、エディオンスタジアム広島で勝ち点3獲得を目指す。
【この試合のトピックス】
・荒木が天皇杯で初ゴール
スタッツ
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|
---|---|---|
10 | シュート | 10 |
10 | GK | 5 |
2 | CK | 7 |
20 | 直接FK | 11 |
0 | 間接FK | 6 |
0 | オフサイド | 6 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 9,776人
- 天候
- 曇、弱風
気温 16.8℃ / 湿度 79.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 村上 伸次
- 副審
-
五十嵐 泰之
森川 浩次 - 第4の審判員
- 井上 知大