▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
明治安田生命J1リーグ第28節、ユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台と対戦した。前半は数多くの決定機を活かせなかったが、後半はエヴェラウド、アラーノ、上田がゴールを決める。その後、仙台に1点を返されたものの、3-1で勝利を収めた。
前節の川崎フロンターレ戦は、直前に新型コロナウイルス感染症陽性者が判明したことで、試合開催が危ぶまれた。ただ、対戦相手の川崎Fや保健所をはじめ、関係各所の協力もあり、なんとか試合開催までこぎ着けることができた。
慌ただしい準備となったが、選手たちは動揺することなく、ピッチで闘う姿勢をみせた。結果は1-1と悔しい引き分けに終わったものの、指揮官は「出場した選手たちがこのチームのすばらしさをピッチで示したと思う。緊急事態の中でもしっかりと体現してくれた。選手たちを讃えたい」と、試合後に選手たちを讃えた。
川崎F戦から中6日で迎えた仙台戦でも、アントラーズは新型コロナウイルス感染症の陽性反応を受けた永戸、濃厚接触者と判断された杉岡、荒木、町田、関川、山田、常本は欠場を余儀なくされた。また、出場停止の三竿のほか、負傷の和泉や染野、白崎も出場できず、限られたメンバーで試合に臨むことになった。
先発はGKが沖、最終ラインは右から広瀬、犬飼、奈良、山本、ボランチは永木とレオがコンビを組み、サイドハーフは右にアラーノ、左にエヴェラウド、前線は土居と上田が入った。そしてベンチには曽ケ端、伊東、遠藤、松村、名古、小泉、伊藤が座った。伊東は今季リーグ戦初のベンチ入りとなった。
前半序盤からアントラーズが立て続けに決定機をつくる。7分、アラーノが右サイドからクロスを入れると、エヴェラウドが頭で合わせる。シュートは枠を捉えたが、相手GKのビッグセーブに阻まれた。直後の8分には、永木が蹴ったコーナーキックをニアサイドで犬飼がヘディングする。だが、シュートは惜しくもポストに当たり、得点を奪うことはできなかった。
さらに13分には、カウンターからエヴェラウドが左サイド深くまで進入してラストパスを送る。最後はアラーノがペナルティエリア内でシュートするも、これは相手選手にブロックされて、得点にはならなかった。
32分には、犬飼のパスを受けた広瀬が右サイドからクロスを入れると、ゴール前でエヴェラウドが相手に競り勝ってヘディングする。しかし、シュートは枠を捉えられなかった。さらに33分には、犬飼のクロスから再びエヴェラウドがヘディングでゴールを狙ったが、今度は相手GKに阻まれてしまった。
44分にも決定機をつくる。上田のシュートが相手選手に当たり、ペナルティエリア内にこぼれると、アラーノがゴール前で右足を振り抜く。しかし、シュートは相手GKの正面に飛び、得点にはならなかった。
前半は数多くの決定機をつくりながら、なかなか先制点を奪うことができず、0-0のままハーフタイムに突入した。
後半も立ち上がりからアントラーズのペースとなった。すると47分、試合が動く。アラーノが右サイド深い位置からクロスを入れると、エヴェラウドが頭で合わせてゴールネットを揺らした。アントラーズの先制で試合のペースは一段と加速した。
しかし、得点直後の49分にピンチを迎える。自陣左サイドのフリーキックからクロスを入れられると、ゴール前で山田に頭で合わせられた。シュートは枠を捉えられたが、沖がビッグセーブで凌ぎ、得点を許さなかった。
ピンチを凌いだアントラーズは、57分に追加点を奪う。沖のロングフィードを上田が頭で逸らすと、こぼれ球にエヴェラウドが反応する。一度は相手に阻まれたが、このこぼれ球をアラーノが拾い、細かいタッチで相手を交わしてシュートする。シュートはゴール左隅に吸い込まれ、アントラーズがリードを2点に広げた。
さらに62分、前がかりになった仙台をカウンターで仕留める。自陣からレオ、アラーノ、エヴェラウドとダイレクトで繋ぎ、最後は上田がダイレクトでゴールへと流し込んだ。お手本のようなカウンター攻撃で追加点を奪った。
70分を超えたあたりから仙台の時間が続く。71分、パスミスからカウンターを仕掛けられ、ペナルティエリア内で長沢と山田に立て続けに決定的なシュートを放たれた。だが、これは沖が連続のビッグセーブで得点を許さなかった。
73分にアントラーズは2人同時の選手交代を行う。土居とエヴェラウドをベンチに下げて、遠藤と伊藤をピッチへ送った。だがこの交代の直後となる76分、失点を喫してしまう。蜂須賀のクロスを長沢に頭で合わせられ、ゴールを許してしまった。
その後、85分、上田、山本との交代で松村、小泉、さらに89分にはアラーノを下げて名古をピッチへ送る。クロージングに向けて終盤は危なげない試合運びをみせ、このまま3-1で試合終了の時を迎えた。
次は中3日でホーム柏戦。ここからホーム4連戦が始まる。“クライマックス4”で最高の結果を得るため、チーム一丸で最善の準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・エヴェラウドが今季16ゴール目
・アラーノが今季4ゴール目
・上田が今季6ゴール目



・相手の背後のスペース、嫌がる場所をもっとついていこう。
・大事な場面で、もっとプレーのテンポを上げよう。
・押し出す守備をしよう。
・クロスに対してもっと寄せよう。
・セカンドボールを回収しよう。
Q.エヴェラウド選手へのクロスが多かったが、もともとの狙いだった?
A.意図的にやっていたわけではない。どの試合でもエヴェラウドだけではなく、綺世と2人がいるとクロスボールは多くなる。ただ、流れの中で崩していく場面もあった。今日は普段以上にクロスの回数は多かったが、それは相手がクロスを上げることができる場面を多く作ってくれていたと感じている。
FWの長沢選手は、前節にハットトリックを決めていた。キープレーヤーになると思う。ディフェンスとしては、そういう選手に対して自由にやらせてはいけない。また、仙台のホームなので、勢いに乗せてはいけないと思う。アウェイだが、勝ち点3を取って帰ってきたい。
【永木 亮太】
試合に出る選手が、しっかりと良いパフォーマンスを見せることができれば、必ず結果はついてくる。ここでしっかりと、自分たちの力を見せていきたい。仙台の得点パターンは、サイドからの攻撃と、セットプレーのところだと思う。相手の得意なパターンでやられないようにしなければいけない。ただ、まずは、自分たちにフォーカスすることが大事。自分たちのやりたいプレーをしっかりやることができれば結果はついてくる。重点を置くべきところは、相手のことよりも自分たちがどうプレーしていくかというところ。しっかり、自分たちのやるべきプレーをしていきたい。
前半から、陸斗やファンからいいクロスが上がってきていた。後半にファンからいいボールがきてタイミングを合わせてゴールに結びつけることができた。この得点によって、チームが落ち着いてプレーができるようになり、追加点を奪うことができた。勝利することができてよかった。
【上田 綺世】
カウンターになった瞬間にレオからファンへボールが渡り、その時に自分は背後へ動き出していたが、ファンはエヴェにパスを出した。相手のDFラインの選手との駆け引きから、エヴェがいいボールを出してくれた。エヴェのおかげでゴールを決めることができた。ワンタッチでのゴールは自分の特長。自信を持って右足を振ることができた。相手のDFラインがそろった時にいい動き出しをすることができた。その動き出しを見てくれていたエヴェに感謝したい。