試合結果
天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 決勝

ヴィッセル神戸
- 18' OWN GOAL
- 38' 藤本 憲明
試合終了
2-0
2前半0
0後半0

鹿島アントラーズ
試合経過
OWN GOAL | ![]() |
18' | ||
藤本 憲明 | ![]() |
38' | ||
46' | ![]() |
白崎 凌兵 → 土居 聖真 | ||
53' | ![]() |
名古 新太郎 → 山本 脩斗 | ||
ダンクレー | ![]() |
57' | ||
72' | ![]() |
伊藤 翔 → 中村 充孝 | ||
77' | ![]() |
レオ シルバ | ||
藤本 憲明 → 田中 順也 | ![]() |
78' | ||
アンドレス イニエスタ → 安井 拓也 | ![]() |
88' | ||
ルーカス ポドルスキ → ダビド ビジャ | ![]() |
90'+2 |
令和初の天皇杯決勝、神戸に0-2と敗戦
新国立競技場での記念すべき初の天皇杯決勝、ヴィッセル神戸と対戦すると前半に2失点を喫する。後半に入ると、決定機を何度かつくったものの決めきることは出来ず、このまま0-2で敗れた。
12月21日の準決勝、カシマスタジアムでV・ファーレン長崎を3-2で破った。試合後に指揮官が「非常にタイトな試合で、勝ち上がることが第一だった。決勝に進むことができてよかった」と振り返ったとおり、長崎に押し込まれる時間帯が長く続く難しい展開を余儀なくされた。それでも、チーム一丸となって守備を行い、新国立競技場で行われる初めての決勝へ進出を決めた。
「今シーズンやってきた改善と継続を次の決勝に向けて再び繰り返して、必ずタイトルを獲ろうという話を選手たちにした」
選手、コーチ、スタッフとして17年間ともに戦った大岩剛監督を有終の美をもって送り出そう。今シーズン味わった幾多もの悔しさを糧に、指揮官への感謝を胸に、シーズンラストマッチへと突き進んでいった。
迎えた2020年元日、新国立競技場に続々とアントラーズファミリーが詰めかけた。ここから新たな歴史が築かれていく。スタジアムは天皇杯決勝にふさわしい緊張感に包まれた。
キックオフ1時間前、先発メンバーが発表された。ゴールマウスはスンテが守る。最終ラインは右から永木、ブエノ、犬飼、町田が入った。ボランチは三竿とレオがコンビを組む。サイドハーフは右に名古が入り、左は白崎が務める。前線の2トップは、セルジーニョと伊藤が組んだ。ベンチには、曽ケ端、内田、山本、関川、土居、中村、有馬が座る。
14時37分、アントラーズのキックオフで戦いの火蓋が切られた。
立ち上がり、アントラーズはゴール裏から送られる力強い声援を背に受けて、積極的に攻撃を仕掛けていった。だが、時間の経過とともに神戸に押し込まれていく。
前半10分、この試合初めてのピンチを迎えた。セットプレーのクイックリスタートでロングボールを入れられると、ペナルティエリア内左で西に折り返されて、最後は古橋にゴール前でシュートされてしまう。決定的な場面となったが、守備陣が素早く古橋に寄せたこともあり、シュートは枠を外れ、失点には至らなかった。
さらに、13分にもピンチが訪れる。古橋に左サイドを強引に突破され、グラウンダーのクロスを入れられた。ゴール前で藤本にフリーでシュートされたが、これは大きく枠を外れた。
立ち上がりのピンチを凌いだアントラーズだったが、15分を経過したあたりから相手陣内でセットプレーを連続で獲得し、神戸を押し込んでいく。しかし、決定的なシュートを放つまでには至らなかった。
すると、18分にアントラーズは痛恨の失点を喫してしまう。右サイドからポドルスキにペナルティエリア内に進入されると、角度のない位置からシュートされる。シュートはGKスンテが弾いたが、味方選手に当たり、ゴールへ吸い込まれてしまった。
リードを奪われたアントラーズは、26分にフリーキックからチャンスをつくる。キッカーの永木がペナルティエリア内に入れたボールはクリアされたが、そのクリアボールをセルジーニョがボレーでゴールを狙う。決定機だったが、これは枠の上へと外れてしまった。
チャンスの後にはピンチが訪れる。27分、大崎がペナルティエリア手前からパスを出すと、反応した酒井がゴール前でフリーのポドルスキへラストパスを送る。これをポドルスキが左足で合わせてゴールネットを揺らした。だが、これはパスを出した酒井がオフサイドの判定でゴールは認められず、失点は免れた。
流れを掴めないまま迎えた38分、左サイドから西にクロスを入れられる。ニアサイドで犬飼がクリアを試みたが、後ろに逸らしてしまい、最後は藤本に合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。VARにも判断が委ねられたが、得点が認められ、スコアは0-2となった。
前半はこのまま0-2のスコアで終了を迎えた。
後半開始からアントラーズは選手交代を行う。白崎との交代で土居をピッチへ送った。セルジーニョが右サイドハーフにポジションを移し、土居は前線に入った。
49分、アントラーズはセットプレーからチャンスをつくる。キッカーのレオから送られたボールがゴール前で混戦を生み、最後は伊藤がシュートする。だが、シュートは枠を捉えられなかった。
53分、アントラーズは二人目の選手交代を行う。名古に代えて山本を投入し、フォーメーションを4-4-2から3-4-2-1へ変更した。
布陣の変更からアントラーズが一気に流れを引き寄せる。57分、右サイドからセルジーニョが送ったクロスをファーサイドで相手GKがこぼし、こぼれ球を土居がシュートする。だが、これは相手選手のブロックに阻まれ、得点には至らなかった。
勢いづくアントラーズは、61分に再びチャンスをつくる。左からのクロスは相手選手にクリアされたが、クリアボールを拾ったレオがミドルシュートを放つ。だは、これは枠を捉えられず、得点には至らなかった。
立て続けにチャンスをつくっていたアントラーズだったが、その後はボールを握りながらも、神戸の素早いプレスを前に、決定機をつくれない展開が続く。
72分、アントラーズは最後の選手交代を行う。伊藤との交代で中村が投入された。しかし、80分にピンチを迎える。右サイドからのスルーパスでポドルスキに抜け出されると、最後は田中にシュートされる。決定的な場面だったが、シュートはGKスンテが好セーブで防ぎ、得点を許さなかった。
残り時間は10分を切った。ボールを動かしながら相手の隙を探るアントラーズだが、11人全員が自陣に戻る神戸の守備を前になかなかチャンスをつくれない。試合終盤まで諦めずにゴールを狙い続けたアントラーズだが、神戸の固い守備を破ることができなかった。このまま0-2のスコアで試合終了のホイッスルを聞いた。
新国立という晴れ舞台、眼前で神戸の優勝セレモニーを見届けた。この悔しさは絶対に忘れられない。タイトル奪還の決意を胸に刻み込み、来たる2020シーズンへ準備を進めていく。
新国立競技場での記念すべき初の天皇杯決勝、ヴィッセル神戸と対戦すると前半に2失点を喫する。後半に入ると、決定機を何度かつくったものの決めきることは出来ず、このまま0-2で敗れた。
12月21日の準決勝、カシマスタジアムでV・ファーレン長崎を3-2で破った。試合後に指揮官が「非常にタイトな試合で、勝ち上がることが第一だった。決勝に進むことができてよかった」と振り返ったとおり、長崎に押し込まれる時間帯が長く続く難しい展開を余儀なくされた。それでも、チーム一丸となって守備を行い、新国立競技場で行われる初めての決勝へ進出を決めた。
「今シーズンやってきた改善と継続を次の決勝に向けて再び繰り返して、必ずタイトルを獲ろうという話を選手たちにした」
選手、コーチ、スタッフとして17年間ともに戦った大岩剛監督を有終の美をもって送り出そう。今シーズン味わった幾多もの悔しさを糧に、指揮官への感謝を胸に、シーズンラストマッチへと突き進んでいった。

迎えた2020年元日、新国立競技場に続々とアントラーズファミリーが詰めかけた。ここから新たな歴史が築かれていく。スタジアムは天皇杯決勝にふさわしい緊張感に包まれた。

キックオフ1時間前、先発メンバーが発表された。ゴールマウスはスンテが守る。最終ラインは右から永木、ブエノ、犬飼、町田が入った。ボランチは三竿とレオがコンビを組む。サイドハーフは右に名古が入り、左は白崎が務める。前線の2トップは、セルジーニョと伊藤が組んだ。ベンチには、曽ケ端、内田、山本、関川、土居、中村、有馬が座る。



14時37分、アントラーズのキックオフで戦いの火蓋が切られた。
立ち上がり、アントラーズはゴール裏から送られる力強い声援を背に受けて、積極的に攻撃を仕掛けていった。だが、時間の経過とともに神戸に押し込まれていく。

前半10分、この試合初めてのピンチを迎えた。セットプレーのクイックリスタートでロングボールを入れられると、ペナルティエリア内左で西に折り返されて、最後は古橋にゴール前でシュートされてしまう。決定的な場面となったが、守備陣が素早く古橋に寄せたこともあり、シュートは枠を外れ、失点には至らなかった。


さらに、13分にもピンチが訪れる。古橋に左サイドを強引に突破され、グラウンダーのクロスを入れられた。ゴール前で藤本にフリーでシュートされたが、これは大きく枠を外れた。
立ち上がりのピンチを凌いだアントラーズだったが、15分を経過したあたりから相手陣内でセットプレーを連続で獲得し、神戸を押し込んでいく。しかし、決定的なシュートを放つまでには至らなかった。


すると、18分にアントラーズは痛恨の失点を喫してしまう。右サイドからポドルスキにペナルティエリア内に進入されると、角度のない位置からシュートされる。シュートはGKスンテが弾いたが、味方選手に当たり、ゴールへ吸い込まれてしまった。

リードを奪われたアントラーズは、26分にフリーキックからチャンスをつくる。キッカーの永木がペナルティエリア内に入れたボールはクリアされたが、そのクリアボールをセルジーニョがボレーでゴールを狙う。決定機だったが、これは枠の上へと外れてしまった。


チャンスの後にはピンチが訪れる。27分、大崎がペナルティエリア手前からパスを出すと、反応した酒井がゴール前でフリーのポドルスキへラストパスを送る。これをポドルスキが左足で合わせてゴールネットを揺らした。だが、これはパスを出した酒井がオフサイドの判定でゴールは認められず、失点は免れた。
流れを掴めないまま迎えた38分、左サイドから西にクロスを入れられる。ニアサイドで犬飼がクリアを試みたが、後ろに逸らしてしまい、最後は藤本に合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。VARにも判断が委ねられたが、得点が認められ、スコアは0-2となった。





前半はこのまま0-2のスコアで終了を迎えた。
後半開始からアントラーズは選手交代を行う。白崎との交代で土居をピッチへ送った。セルジーニョが右サイドハーフにポジションを移し、土居は前線に入った。




49分、アントラーズはセットプレーからチャンスをつくる。キッカーのレオから送られたボールがゴール前で混戦を生み、最後は伊藤がシュートする。だが、シュートは枠を捉えられなかった。


53分、アントラーズは二人目の選手交代を行う。名古に代えて山本を投入し、フォーメーションを4-4-2から3-4-2-1へ変更した。


布陣の変更からアントラーズが一気に流れを引き寄せる。57分、右サイドからセルジーニョが送ったクロスをファーサイドで相手GKがこぼし、こぼれ球を土居がシュートする。だが、これは相手選手のブロックに阻まれ、得点には至らなかった。
勢いづくアントラーズは、61分に再びチャンスをつくる。左からのクロスは相手選手にクリアされたが、クリアボールを拾ったレオがミドルシュートを放つ。だは、これは枠を捉えられず、得点には至らなかった。
立て続けにチャンスをつくっていたアントラーズだったが、その後はボールを握りながらも、神戸の素早いプレスを前に、決定機をつくれない展開が続く。
72分、アントラーズは最後の選手交代を行う。伊藤との交代で中村が投入された。しかし、80分にピンチを迎える。右サイドからのスルーパスでポドルスキに抜け出されると、最後は田中にシュートされる。決定的な場面だったが、シュートはGKスンテが好セーブで防ぎ、得点を許さなかった。


残り時間は10分を切った。ボールを動かしながら相手の隙を探るアントラーズだが、11人全員が自陣に戻る神戸の守備を前になかなかチャンスをつくれない。試合終盤まで諦めずにゴールを狙い続けたアントラーズだが、神戸の固い守備を破ることができなかった。このまま0-2のスコアで試合終了のホイッスルを聞いた。



新国立という晴れ舞台、眼前で神戸の優勝セレモニーを見届けた。この悔しさは絶対に忘れられない。タイトル奪還の決意を胸に刻み込み、来たる2020シーズンへ準備を進めていく。






スタッツ
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|
---|---|---|
10 | シュート | 10 |
11 | GK | 8 |
1 | CK | 4 |
13 | 直接FK | 14 |
0 | 間接FK | 2 |
0 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 57,597人
- 天候
- 晴、弱風
気温 10.0℃ / 湿度 28.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 佐藤 隆治
- 副審
-
山内 宏志
三原 純 - 第4の審判員
- 笠原 寛貴
- VAR/AVAR
-
木村 博之
八木 あかね