試合結果
2019JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第2戦

鹿島アントラーズ
- 66' 犬飼 智也
- 87' 伊藤 翔
試合終了
2-2
0前半1
2後半1

浦和レッズ
- 28' エヴェルトン
- 77' 関根 貴大
試合経過
28' | ![]() |
エヴェルトン | ||
50' | ![]() |
興梠 慎三 → ファブリシオ | ||
遠藤 康 → 土居 聖真 | ![]() |
59' | ||
62' | ![]() |
汰木 康也 → 荻原 拓也 | ||
犬飼 智也 | ![]() |
66' | ||
小泉 慶 | ![]() |
68' | ||
73' | ![]() |
エヴェルトン → 杉本 健勇 | ||
77' | ![]() |
関根 貴大 | ||
小池 裕太 → 永木 亮太 | ![]() |
80' | ||
伊藤 翔 | ![]() |
87' | ||
小泉 慶 → チョン スンヒョン | ![]() |
90'+1 | ||
チョン スンヒョン | ![]() |
90'+3 | ||
伊藤 翔 | ![]() |
90'+7 |
第2戦は2-2のドロー!トータルスコア5-4で準決勝進出!
YBCルヴァンカップ準々決勝第2戦、アントラーズはカシマスタジアムで浦和レッズと対戦した。前半は浦和に押し込まれる時間帯が続き、28分に先制点を奪われてしまう。後半に入っても、浦和のペースで試合は進んだが、66分にセットプレーから犬飼がゴールを奪う。その後、77分に勝ち越し点を許してしまったが、87分にカウンターから伊藤がゴールネットを揺らし、アントラーズが再び同点に追いつく。そして、このまま第2戦は2-2のドローで終了した。相手の波状攻撃を最後まで凌いだアントラーズが、2戦合計5-4で上回り、YBCルヴァンカップ準決勝進出を決めた。
4日前のYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦、埼玉スタジアム2002に乗り込んだアントラーズは3-2と勝利した。
第2戦の浦和は積極的にゴールを狙ってくることが予想される。指揮官は「自分たちがアウェイの第1戦で出来ていたことを、継続してやってこう」と選手たちに伝え、「リードはないものと考えて、アグレッシブにやっていく姿勢を見せていく。ホームなので、サポーターの皆さんとともに戦っていきたいと思う」と語った。
選手たちも勝利のみを目指して第2戦に臨む。遠藤康は、「自分たちは、引き分けを狙った試合はしない。自分たちは勝つだけ」と話し、小泉慶も「自分たちが有利な立場ではある。しかし、有利とか不利とか関係なく、アウェイゴールなどもあまり意識せずに、第2戦に勝つということだけを意識してやっていきたい」と語った。
第1戦の勝利やアウェイゴールを意識せずに、第2戦の勝利のみを目指す。チームは一つの目標に向かって結束した。
3日間の準備期間を経て、迎えた試合当日。指揮官は、第1戦から先発メンバー4人を入れ替える決断を下した。ゴールマウスは守護神クォンスンテに託す。最終ラインは、小泉、ブエノ、犬飼、小池が守る。ボランチは、三竿とレオシルバがコンビを組み、サイドハーフは右にセルジーニョ、左に白崎が入った。前線は遠藤と伊藤が務める。ベンチには、曽ケ端、内田、チョンスンヒョン、永木、名古、土居、山口が座った。
台風15号による影響が心配されるなか、カシマスタジアムには多くのアントラーズファミリーが訪れた。サポーターの期待に応えるためにも、“後半90分“で勝利を目指す。
18時33分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がりは、浦和がボールを回す展開となった。アントラーズは、最終ラインを下げないことを意識し、コンパクトさを維持しながら守る。
浦和の3バックは、高い位置を取ったウイングバックへ、対角線のボールを数多く送ってきた。サイドで起点をつくられて、クロスを入れられる場面も多かったが、アントラーズの選手たちはゴール前で身体を張り、得点を許さない。
しかし、押し込まれる時間が続くと、28分に守備を崩されてしまう。アントラーズの右サイド深い位置から入れられたクロスは、小池がクリアするも、このボールを青木に拾われる。青木からのパスが興梠に通ると、興梠はゴール前へクロスを入れる。ゴール前でエヴェルトンに合わせられ、ゴールを奪われてしまった。第2戦は、浦和が先制する展開となった。その後も反撃を仕掛けたいアントラーズだったが、浦和に攻め込まれる時間帯が続いた。
それでも、ホームの大歓声を力に変えて、なんとか浦和の攻撃を跳ね返していく。すると、前半終了間際にチャンスが訪れた。41分、犬飼からの縦パスを受けた遠藤が、左サイドへスルーパスを送る。これで裏に抜け出した白崎がゴール前にクロスを入れると、伊藤がシュートを放つ。しかし、これは相手GKのファインセーブに防がれてしまった。
前半はこのまま0-1のスコアで終了を迎えた。
後半に入っても、試合の主導権は浦和が握った。48分、アントラーズはコーナーキックを与えてしまうと、マウリシオに決定的なヘディングシュートを放たれてしまう。だが、これはゴールポストに救われて、失点には至らなかった。
決定的なピンチを凌いだアントラーズは、58分にカウンターからチャンスをつくる。左サイドに流れたセルジーニョからクロスが送られると、白崎がファーサイドで折り返し、レオがシュートを放つ。だが、これはゴールライン際で相手選手にクリアされる。こぼれ球を再びレオが狙ったが、今度は枠を捉えることが出来なかった。
59分、アントラーズは一人目の選手交代を行う。遠藤との交代で土居をピッチへ送った。
効果的な攻撃が出来なかったアントラーズだが、65分に右サイドでフリーキックを獲得する。キッカーの小池が左足で低いボールを入れると、ニアサイドで土居がフリックし、相手選手に当たる。このこぼれ球に反応した犬飼が右足でシュートすると、ゴールに入った。66分、アントラーズが1-1の同点に追いつく。
ところが、アントラーズは77分に再び失点を喫してしまう。途中出場の杉本にサイドで起点をつくられると、同じく途中出場の萩原にクロスを入れられ、ゴール前で関根に合わせられてしまった。2戦合計スコアで1点差に迫られる。
スコアが1-2となった後も、浦和の攻撃を耐え凌ぐ展開が続いた。80分、アントラーズは2人目の選手交代を行う。小池との交代で永木をピッチに送り、守りを固めた。
浦和の猛攻に晒されたアントラーズだが、声を掛け合いながら、チーム一丸となって守備を行った。ホームに詰めかけたサポーターも選手たちを声援で勇気づける。
すると、厳しい時間帯を凌いだアントラーズが、カウンターからチャンスをつくる。87分、マウリシオからの縦パスを永木が跳ね返すと、高く上がったボールを伊藤が収める。伊藤からパスを受けた土居はセルジーニョにパスし、セルジーニョから伊藤へラストパスが送られた。伊藤は左足インサイドでシュートを放つ。ボールは相手GKの股を抜けて、ゴールネットに吸い込まれる。アントラーズレッドに染まるゴール裏の目の前で、値千金の同点弾が決まった。
伊藤の同点弾が決まったあと、浦和はさらに攻勢を強めてきた。アントラーズは、2戦合計スコアのリードを守るべく、チーム一丸となって守備を行う。終了間際には、小泉との交代でスンヒョンを投入した。
そして、待望のホイッスルが鳴った。第2戦は2-2の引き分けで終了し、2戦合計スコア5-4でアントラーズが準決勝進出を決めた。
次戦は、中5日で明治安田J1第26節だ。リーグ戦で首位に立つFC東京とカシマスタジアムで対決する。リーグタイトル奪還に向けて勝利が必要な試合だ。チームは1日のオフを挟んで、火曜日から準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・2年連続YBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝進出
YBCルヴァンカップ準々決勝第2戦、アントラーズはカシマスタジアムで浦和レッズと対戦した。前半は浦和に押し込まれる時間帯が続き、28分に先制点を奪われてしまう。後半に入っても、浦和のペースで試合は進んだが、66分にセットプレーから犬飼がゴールを奪う。その後、77分に勝ち越し点を許してしまったが、87分にカウンターから伊藤がゴールネットを揺らし、アントラーズが再び同点に追いつく。そして、このまま第2戦は2-2のドローで終了した。相手の波状攻撃を最後まで凌いだアントラーズが、2戦合計5-4で上回り、YBCルヴァンカップ準決勝進出を決めた。
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
4日前のYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦、埼玉スタジアム2002に乗り込んだアントラーズは3-2と勝利した。
第2戦の浦和は積極的にゴールを狙ってくることが予想される。指揮官は「自分たちがアウェイの第1戦で出来ていたことを、継続してやってこう」と選手たちに伝え、「リードはないものと考えて、アグレッシブにやっていく姿勢を見せていく。ホームなので、サポーターの皆さんとともに戦っていきたいと思う」と語った。
選手たちも勝利のみを目指して第2戦に臨む。遠藤康は、「自分たちは、引き分けを狙った試合はしない。自分たちは勝つだけ」と話し、小泉慶も「自分たちが有利な立場ではある。しかし、有利とか不利とか関係なく、アウェイゴールなどもあまり意識せずに、第2戦に勝つということだけを意識してやっていきたい」と語った。
第1戦の勝利やアウェイゴールを意識せずに、第2戦の勝利のみを目指す。チームは一つの目標に向かって結束した。

3日間の準備期間を経て、迎えた試合当日。指揮官は、第1戦から先発メンバー4人を入れ替える決断を下した。ゴールマウスは守護神クォンスンテに託す。最終ラインは、小泉、ブエノ、犬飼、小池が守る。ボランチは、三竿とレオシルバがコンビを組み、サイドハーフは右にセルジーニョ、左に白崎が入った。前線は遠藤と伊藤が務める。ベンチには、曽ケ端、内田、チョンスンヒョン、永木、名古、土居、山口が座った。

台風15号による影響が心配されるなか、カシマスタジアムには多くのアントラーズファミリーが訪れた。サポーターの期待に応えるためにも、“後半90分“で勝利を目指す。

18時33分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がりは、浦和がボールを回す展開となった。アントラーズは、最終ラインを下げないことを意識し、コンパクトさを維持しながら守る。



浦和の3バックは、高い位置を取ったウイングバックへ、対角線のボールを数多く送ってきた。サイドで起点をつくられて、クロスを入れられる場面も多かったが、アントラーズの選手たちはゴール前で身体を張り、得点を許さない。



しかし、押し込まれる時間が続くと、28分に守備を崩されてしまう。アントラーズの右サイド深い位置から入れられたクロスは、小池がクリアするも、このボールを青木に拾われる。青木からのパスが興梠に通ると、興梠はゴール前へクロスを入れる。ゴール前でエヴェルトンに合わせられ、ゴールを奪われてしまった。第2戦は、浦和が先制する展開となった。その後も反撃を仕掛けたいアントラーズだったが、浦和に攻め込まれる時間帯が続いた。





それでも、ホームの大歓声を力に変えて、なんとか浦和の攻撃を跳ね返していく。すると、前半終了間際にチャンスが訪れた。41分、犬飼からの縦パスを受けた遠藤が、左サイドへスルーパスを送る。これで裏に抜け出した白崎がゴール前にクロスを入れると、伊藤がシュートを放つ。しかし、これは相手GKのファインセーブに防がれてしまった。


前半はこのまま0-1のスコアで終了を迎えた。

後半に入っても、試合の主導権は浦和が握った。48分、アントラーズはコーナーキックを与えてしまうと、マウリシオに決定的なヘディングシュートを放たれてしまう。だが、これはゴールポストに救われて、失点には至らなかった。


決定的なピンチを凌いだアントラーズは、58分にカウンターからチャンスをつくる。左サイドに流れたセルジーニョからクロスが送られると、白崎がファーサイドで折り返し、レオがシュートを放つ。だが、これはゴールライン際で相手選手にクリアされる。こぼれ球を再びレオが狙ったが、今度は枠を捉えることが出来なかった。

59分、アントラーズは一人目の選手交代を行う。遠藤との交代で土居をピッチへ送った。




効果的な攻撃が出来なかったアントラーズだが、65分に右サイドでフリーキックを獲得する。キッカーの小池が左足で低いボールを入れると、ニアサイドで土居がフリックし、相手選手に当たる。このこぼれ球に反応した犬飼が右足でシュートすると、ゴールに入った。66分、アントラーズが1-1の同点に追いつく。





ところが、アントラーズは77分に再び失点を喫してしまう。途中出場の杉本にサイドで起点をつくられると、同じく途中出場の萩原にクロスを入れられ、ゴール前で関根に合わせられてしまった。2戦合計スコアで1点差に迫られる。
スコアが1-2となった後も、浦和の攻撃を耐え凌ぐ展開が続いた。80分、アントラーズは2人目の選手交代を行う。小池との交代で永木をピッチに送り、守りを固めた。
浦和の猛攻に晒されたアントラーズだが、声を掛け合いながら、チーム一丸となって守備を行った。ホームに詰めかけたサポーターも選手たちを声援で勇気づける。


すると、厳しい時間帯を凌いだアントラーズが、カウンターからチャンスをつくる。87分、マウリシオからの縦パスを永木が跳ね返すと、高く上がったボールを伊藤が収める。伊藤からパスを受けた土居はセルジーニョにパスし、セルジーニョから伊藤へラストパスが送られた。伊藤は左足インサイドでシュートを放つ。ボールは相手GKの股を抜けて、ゴールネットに吸い込まれる。アントラーズレッドに染まるゴール裏の目の前で、値千金の同点弾が決まった。






伊藤の同点弾が決まったあと、浦和はさらに攻勢を強めてきた。アントラーズは、2戦合計スコアのリードを守るべく、チーム一丸となって守備を行う。終了間際には、小泉との交代でスンヒョンを投入した。


そして、待望のホイッスルが鳴った。第2戦は2-2の引き分けで終了し、2戦合計スコア5-4でアントラーズが準決勝進出を決めた。

次戦は、中5日で明治安田J1第26節だ。リーグ戦で首位に立つFC東京とカシマスタジアムで対決する。リーグタイトル奪還に向けて勝利が必要な試合だ。チームは1日のオフを挟んで、火曜日から準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・2年連続YBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝進出
スタッツ
![]() |
![]() |
|
---|---|---|
14 | シュート | 15 |
3 | GK | 8 |
3 | CK | 8 |
15 | 直接FK | 10 |
2 | 間接FK | 0 |
2 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 14,887人
- 天候
- 曇、弱風
気温 27.7℃ / 湿度 89.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 佐藤 隆治
- 副審
-
山内 宏志
五十嵐 泰之 - 第4の審判員
- 笠原 寛貴
- VAR/AVAR
-
飯田 淳平
荒木 友輔